思考囲い/Thoughtseize

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Thoughtseize / 思考囲い (黒)
ソーサリー

プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは手札を公開する。あなたはその中から土地でないカードを1枚選ぶ。そのプレイヤーはそのカードを捨てる。あなたは2点のライフを失う。


強力な代わりにスーサイドなペナルティがついている手札破壊呪文。過去のカードで表現すれば、クリーチャーカードも落とせるようになった強迫/Duress、あるいは1マナになった困窮/Distress

目次

[編集] 概要

基本的な性質・役割・運用方法は強迫と同じで、「わずか1マナ対戦相手の有力カードと確実に1:1交換を行い、質的なアドバンテージを取れる」「早いターンから妨害を行い、対戦相手の戦略を積極的に挫くことができる」という強みがある。強迫と比較して、クリーチャー・カードを落とせることから効果だけならばより強力。序盤ではビートダウンに対してより選択肢が広くなりやすく、中盤以降でも不発に終わることが少ない。

代わりについたライフの損失のデメリットは決して小さくはない。ダメージレースが押し迫った状況では文字通り生死を分けうる数字であり、まして連発すれば損失が積もってかなりのライフ差になってしまう。また「火力1枚分」「キルターンが1ターン早まる」と換算して考えれば、実質的にはカード1枚分・テンポ1ターン分の損という見方もできる。牽制として気軽に使える強迫と違い、「ライフと引き換えにする価値があるか」「ライフ損失をしている余裕があるか」と言った視点を持って、状況や捨てさせる対象をより厳選して使う必要がある。

とはいえカード面テンポ面の負担を最低限にしつつ対戦相手の動きを大きく制限できることは間違いなく、2点のライフは妥当なリスクとして割り切れる範疇。こういった「ライフロスを代償にテンポ得しているカード」は数多く、特に広いフォーマットでは多用されるため、例えば「フェッチランドショックランドからこのカードを唱えライフ5点損失」と言うように重複してしまう例も多々あるが、それすらも許容されることが多い。死の影デッキのようにライフロスをメリットに変換できるデッキではむしろ歓迎される。

[編集] 利用

[編集] スタンダード

[編集] コールドスナップ+時のらせんブロック+ローウィン=シャドウムーア・ブロック期

ローウィンでの初出時はスポイラーリスト公開時からかなりの注目を集め、マネキンコントロール青黒フェアリーをはじめとする黒を含むデッキで採用された。

[編集] ラヴニカへの回帰ブロック+テーロス・ブロック期

テーロス本流のセット初の再録アスフォデルの灰色商人/Gray Merchant of Asphodelという優秀なドレイン手段と同居しておりライフロスのデメリットは比較的小さい。

ローテーション後のテーロス・ブロック+タルキール覇王譚ブロック期でも青黒コントロールなどで採用された。包囲サイ/Siege Rhinoという強力なドレイン手段とも同居しており、こちらもよく併用されていた。

[編集] エクステンデッド

登場直後より利用された。

[編集] パイオニア

やはりクリーチャーに対処できる点が強迫/Duressより高く評価され、黒の基本的手札破壊カードとして活躍している。大牙勢団の総長、脂牙/Greasefang, Okiba Bossのための黒を含むパルヘリオンシュートではコンボの際の前方確認だけでなく、手札に来たパルヘリオンⅡ/Parhelion IIを無理矢理捨てる手段としても優秀。

[編集] モダン

制定直後よりの基本的手札破壊カードとして活躍し続けている。のちにコジレックの審問/Inquisition of Kozilekという対抗馬が登場したが、血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf探査つきカードを落とせるこちらの方が基本的に優先される。

[編集] レガシー

数多くの黒いデッキに採用される。陰謀団式療法/Cabal Therapyと競合する。8デュレス体制にする場合の優先度は高い。リアニメイトデッキでは自分のリアニメイト先を落とす手段としても応用が利く点が評価される。

[編集] ヴィンテージ

誤った指図/Misdirectionがプレイされやすい環境はやや逆境だが、性能の高さは依然評価できる。

[編集] その他

  • 日本語版のルビがローウィンでは「しこうこい」、テーロスおよびアイコニックマスターズでは「しこうこい」になっている。
  • 日本語名は誤訳。seizeは「つかむ」「捕まえる」「奪う」であり、囲うという意味はない。「包囲」を意味するsiegeと取り違えた可能性がある。他国語版では概ね「思考奪取」の意味合いに訳されている。
  • プレイテスト中は「Braincut」という名前だった[1]

[編集] 脚注

  1. Braincat(Internet Archive)(Arcana 2008年3月4日)

[編集] 参考

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