氷魔法の秘宝/Cryogen Relic
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アーティファクト
このアーティファクトが戦場に出たか戦場を離れたとき、カード1枚を引く。
(1)(青),このアーティファクトを生け贄に捧げる:タップ状態のクリーチャー最大1体を対象とする。それの上に麻痺(stun)カウンター1個を置く。(麻痺カウンターが置かれているパーマネントがアンタップ状態になるなら、代わりにそれの上から麻痺カウンター1個を取り除く。)
有色アーティファクトになった代わりに全体的に強化された胆液の水源/Ichor Wellspringといった格好。あちらと同様、生け贄などを駆使して2ドローを狙うのが基本運用となる。墓地以外の領域に移動しても誘発するようになったため、同セットに存在するヴォイドとシナジーするだけでなく、孤立への恐怖/Fear of Isolationのようなセルフバウンス系カードや明滅との相性もより良くなっている。
また、起動コストで自力で生け贄に捧げられるうえ、麻痺カウンターにより引いたカードを活用するための時間も稼いでくれる。ただし、既にタップ状態のクリーチャーにしか麻痺カウンターを置けない点は注意。
2025年〜2026年期のスタンダードではエスパー・ピクシーで採用される。養育するピクシー/Nurturing Pixieなどのバウンス手段と組み合わせ繰り返しドローを狙う。
パウパーでは胆液の水源/Ichor Wellspring以上にトーナメントレベルの利用方法が存在し、幽霊のゆらめき/Ghostly Flickerの対象にして手札を増やしたり拒絶/Abjureのコストに充てたりといった活用がなされている。
リミテッドでも優秀で、青だけでも自己建造のメカン/Selfcraft Mechanとのシナジーが強力なほか、黒では各種生け贄手段、白では外殻装の救済者/Exosuit Saviorでドローを狙いやすい。他の色でも赤ならアーティファクト・シナジーに貢献でき、緑なら遺伝子送粉機/Gene Pollinatorのタップコストに利用したりと、どの色でも腐ることはない便利なコモン。
- 起動型能力の対象は「最大」1体であるため、タップ状態のクリーチャーがいなくても対象を取らずに起動することも適正である。
- 急使の薬包/Courier's Capsuleと比較してもほぼ上位互換である。
- 悪意ある氷魔法学者/Sinister Cryologistと同じく、Cryogenを氷魔法と訳している。終端/The Edgeにおいては魔法は発達していないのだが、フレイバーテキストによれば魔法が存在していた時代の産物である可能性もある。
- なおフレイバーテキストにおいてエヴェンド/Evendoがエヴェントと誤植されている。
エヴェント中にあるユーミディアンのシードシップより古い。

