相手に選択権のあるカード

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相手に選択権のあるカードとは効果解決の際に対戦相手に行動を選択させるカードのこと。


Painful Quandary / 痛ましい苦境 (3)(黒)(黒)
エンチャント

対戦相手1人が呪文を唱えるたび、そのプレイヤーはカード1枚を捨てないかぎり5点のライフを失う。



Vexing Devil / 苛立たしい小悪魔 (赤)
クリーチャー — デビル(Devil)

苛立たしい小悪魔が戦場に出たとき、いずれの対戦相手も「苛立たしい小悪魔は自分に4点のダメージを与える」ことを選んでもよい。プレイヤー1人がそうした場合、苛立たしい小悪魔を生け贄に捧げる。

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目次

[編集] 概要

効果にブレ幅がある代わりに、どの選択が選ばれてもマナ・コストに対して高めのコスト・パフォーマンスを有するが、肝心な時に効果が薄い方を選ばれてしまう不安定さもある。

額面上の効果はコスト・パフォーマンスに優れた設定になっていることもあり、一見「どちらを選ばれても強い」と勘違いしがちである。しかし、実際に運用してみると、カードの効果が実際に使う場面でどれほどの成果をあげられるかは、導入するデッキ、相手のデッキ、ゲームの状況によって大きく左右されるため、「どちらでも強い」という状況は意外なほど少ない。多くの場合で「どちらかはあまり有効ではない」という状況になってしまい、「有効ではないほうを選ばれて逃げられる」という結果に終わってしまうのである。

後述する例のように極端ではないにしろ、一般的に、相手に選択権のあるカードは同じ欠陥を抱えている。

それでも、いくつかのカードがトーナメント・レベルで使用されている。具体的には以下のような理由が挙げられる。

  1. どちらの選択肢が選ばれてもよい状況が作りやすい。
    1. 単純に効果の大きさや汎用性が高水準にあり、いつ使っても強力である。(例:怒鳴りつけ/Browbeat溶岩のあぶく/Lava Blister
    2. どちらも近い方向性の効果であり、同じ戦略上で運用できる。(例:苛立たしい小悪魔/Vexing Devil
  2. 事実上「選択権がこちらにある」ような運用ができる。(例:直観/Intuitionけちな贈り物/Gifts Ungiven
  3. 使い方次第で欠点を埋められ、独自の強みもある。(例:布告系除去)
  4. 効果が何度も実行されることで相手の選択肢が狭まる。(例:滅殺責め苦手札破壊など)

[編集] 相手に選択権のあるカードは弱い理由

カードカードパワーを論じる際、「最大値」よりも「期待値」、言い換えれば「安定感」「常に一定の効果を発揮できるか」に重点が置かれるのが通例である。

しかし、相手に選択権のあるカードはそもそもその性質上、選択肢の中で「その状況に応じて最も有利でない効果」が選ばれやすい。つまり、安定感の面で欠陥があるケースが多いのである。これが、相手に選択権のあるカードが弱いとされる端的な理由である。

この理屈は、懲罰者カード恐喝カード布告貢納、広義に見ればリスティック不確定カウンターなどにも当てはまる。あるいは、コイン投げサイコロなどランダム要素に左右されるカードも(運任せで選択権が自分にない、という意味で)延長上にあると考えられるが、以下の原則には当てはまらない。

[編集] 原則

端的に言って、「A」か「B」の効果のうちどちらかを相手が選ぶ、というのは、「A」の効果だけ、「B」の効果だけのカードそれぞれの下位互換である。

例を挙げると、例えば3マナソーサリーで、「対象土地1つを破壊する」か「対象の対戦相手1人に10点のダメージ与える」のどちらかを対戦相手が選ぶ、というカードがあったとする。これは一見すると、同じマナ・コスト土地破壊しかできない石の雨/Stone Rainよりお得に見えるが、実際は石の雨の下位互換である。「3マナで10点ダメージの可能性がある」のではなく、「石の雨」が相手にとって都合が悪い時に、「10点ダメージ」という逃げ道を与えてしまう、が正解である。

例えこれが、「土地破壊」か「30点ダメージ」であったとしても、「土地破壊」か「あなたは勝利する」であったとしても、理屈は同様である。もう片方がどれだけ強力でどれだけ選びにくいものであったとしても、「逃げ道がある」というぶんだけ劣っている。簡単には納得できないかもしれないが、このとき対戦相手赤の防御円/Circle of Protection: Red白金の天使/Platinum Angelコントロールしていたらどうなるか考えてみれば少し分かりやすいだろう。

  • 蛇足だが、「自分に効果の選択権がある」カードの場合、それぞれの効果の上位互換になる。上記の「石の雨」の例ならば、もうひとつの効果が「対戦相手は20点のライフ得る」のような明らかに使いそうにないものだったとしても、それは石の雨の上位互換である。

[編集] 相手に選択権のあるメカニズム

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[編集] 固有の俗称のあるカード

[編集] 参考

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