胸躍る可能性/Thrill of Possibility

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Thrill of Possibility / 胸躍る可能性 (1)(赤)
インスタント

この呪文を唱えるための追加コストとして、カード1枚を捨てる。
カード2枚を引く。


インスタントになった苦しめる声/Tormenting Voiceであり、その上位互換。

定番ソーサリーのインスタント化ということで純粋に良質な呪文である。対戦相手がマナを残していないタイミングを狙って唱えることで、苦しめる声の最大の弱点であった打ち消されると1:2交換になってしまうリスクを避けやすくなっているのは大きい。

エルドレインの王権登場時のスタンダードではイゼット・ダブルドローの回転を支えるのはもちろん、苦しめる声や航路の作成/Chart a Courseと入れ替わりでの登場であるため、これらが必要不可欠であったイゼット・フェニックスにおいては単純な代替として価値が高い。ただし、弧光のフェニックス/Arclight Phoenixとの兼ね合いからインスタントである利点は活きにくく、さらに約束の終焉/Finale of Promise採用型の場合、ソーサリーの定番指定先であったこれらの完全な代替にならない問題もある。

テーロス還魂記にも続けて再録。

ファウンデーションズでも再録し、スタンダードに常駐することになる。ただ、同時に航路の作成も再録されており同期間使えるため、青を含むデッキでは優先度が低くなる。団結のドミナリア〜FINAL FANTASY期においては、条件を達成すれば強力なアドバンテージ源となる赤系アグロ向きの真紅の鼓動の事件/Case of the Crimson Pulseが存在しているのも逆風。

続く2025年〜2026年期のスタンダードでも、アバター 伝説の少年アンにて愛着を捨てる/Abandon Attachmentsが登場しているため肩身が狭い。スタック上でコピーする場合のアドバンテージは勝るものの、それ以外は上位互換と言える性能であるため。

リミテッドでは可もなく不可もなくといった立ち位置のカード。状況に応じて不要カードを有効カードに変換できる点は悪くないが、単体ではマナフラッドが生じるゲーム終盤以外ほぼアドバンテージを生み出せないので、デッキのスロット1つや2マナを割くに足るリターンを期待するなら他のカードとのシナジーを意識したうえで採用したい。基本セット2021の青赤では果敢戦略軸のデッキでもテフェリーの後見/Teferi's Tutelage軸のデッキでも一定の活躍を期待できる。エルドレインの王権では青赤に割り当てられたセカンドドローのアーキタイプに合致する。テーロス還魂記では墓地が増えることに意味がある他、青赤のテーマである「あなたのターン以外に呪文を唱える」ことを手札を減らさず達成できる。団結のドミナリアではトレイリアの恐怖/Tolarian Terrorや戦闘魔道士の隊長、バルモア/Balmor, Battlemage Captainなど強く運用する下地に恵まれる。ファイレクシア:完全なる統一では一見青赤の「クリーチャーでない呪文」のアーキタイプに合致するが、血清核のキマイラ/Serum-Core Chimeraなどの下地としては装備品・機体や増殖つき呪文で事足りるため、あえてこのカードを優先する意義は乏しい。ファウンデーションズでもトレイリアの恐怖/Tolarian Terrorおよび戦闘魔道士の隊長、バルモア/Balmor, Battlemage Captainと同居するが、こちらはアーキタイプの完成度が低い上に赤が弱い環境なので、博学の魔術師/Erudite Wizardや悪戯な神秘家/Mischievous Mysticなど青のセカンドドロー参照カードをできるだけ組み合わせたい。

[編集] 参考

  1. ↑ 『テーロス還魂記』のプロモ(Daily MTG 2020年1月9日)
  2. ↑ Mファイル『基本セット2019』編・赤緑・多色・アーティファクト(Play Design 2018年7月20日)
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