萎縮

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萎縮/Wither
種別 常在型能力
登場セット シャドウムーア・ブロック
カルロフ邸殺人事件
ローウィンの昏明
ローウィンの昏明統率者デッキ
CR CR:702.80

萎縮(いしゅく)/Witherは、シャドウムーアで制定されたキーワード能力クリーチャーに与えられるダメージの性質を変える常在型能力である。


Sickle Ripper / 鎌の切り裂き魔 (1)(黒)
クリーチャー — エレメンタル(Elemental) 戦士(Warrior)

萎縮(これはクリーチャーに-1/-1カウンターの形でダメージを与える。)

2/1


Puncture Blast / 穿刺破 (2)(赤)
インスタント

萎縮(これはクリーチャーに-1/-1カウンターの形でダメージを与える。)
クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。穿刺破はそれに3点のダメージを与える。


[編集] 定義

萎縮を持った発生源からクリーチャーが受けたダメージを、そのクリーチャーは負わない。そうではなく、その発生源のコントローラーは、そのダメージの点数に等しい数の-1/-1カウンターをそのクリーチャーの上に置く。

[編集] 解説

萎縮を持つ発生源がクリーチャーに与えるダメージは、ダメージではなくその分の-1/-1カウンターの形で残り、そのダメージを与えられたクリーチャーを恒久的に弱体化させる。その性質から、頑強およびに再生破壊不能クリーチャーへの対策になる。

主にのカードが持つ。単色でこの能力を持つカードはないが、それらのを含む混成カードが存在するので、一応は単色でも運用可能である。

シャドウムーア・ブロックではブロックのいちテーマである、「-1/-1カウンター」を用いる要素として大々的に扱われた。カルロフ邸殺人事件ではカメオ・カードである名うての殺人鬼、虐殺少女/Massacre Girl, Known Killer1枚でのみ扱われている。ローウィン/シャドウムーア/Lorwyn-Shadowmoorへの再訪となったローウィンの昏明では逆刺の瀉血器/Barbed Bloodletter背骨岩の暴君/Spinerock Tyrantの2枚でのみ扱われている。

[編集] ルール

  • プレイヤーなど、クリーチャーでないものにダメージを与える場合は通常通り処理される。
  • これはダメージを受けたあとの処理を変更する。ダメージを置換するわけではなく、ダメージで誘発する誘発型能力でもない。
    • 萎縮を持つ発生源からクリーチャーにダメージが与えられる場合、通常通り軽減することができる。
    • 萎縮と同時に絆魂接死を持つクリーチャーがダメージを与えた場合、絆魂や接死は通常通り機能する。
    • スタックに置かれないため、もみ消し/Stifleなどで萎縮を打ち消すことはできない。
  • 「発生源が萎縮を持つかどうか」を決定するに際し、最後の情報を参照することができる。例えば、萎縮を持つパーマネントが何らかの効果によってダメージを与える前にそれが戦場を離れても、戦場を離れた時点で萎縮を持っていたのならばこの処理が適用される。
  • 萎縮を持つ発生源からのダメージで-1/-1カウンターを置くのは、その発生源のコントローラーである。

[編集] その他

  • 「発生源」が持つという、少し変わった能力である。
  • 後に、プレイヤーへのダメージの与え方も変更する能力である感染が登場している。
    • 一つの発生源が萎縮と感染の両方をもっても、クリーチャーに置かれる-1/-1カウンターは倍にはならない。
  • 萎縮のようにダメージの性質に言及するメカニズムの一覧は、キーワード能力#常在型能力の「ダメージ関連」を参照。

[編集] 開発秘話

元々はローウィン=シャドウムーア・ブロックにて、ローウィン・ブロックの明るく優しい雰囲気を表すため、「殺すのではなく弱体化させる」方法として考えられたメカニズム。しかし実際は「意図的に拷問にかけられている」ように感じられたため、暗く残酷なシャドウムーア・ブロックに移されることとなった[1]

シャドウムーアでの開発当初は呪いN/Curse Nという名称で、ブロックした・された際に本来の戦闘ダメージの代わりにN個の-1/-1カウンターを相手クリーチャーに置くという効果であった。しかしパワー<呪いの値のクリーチャーが複数ブロックされた場合に1体しかクリーチャーを倒せないことがある、パワーと呪いの値が異なると直感的でないなど、奇妙で覚えにくいものだったので現在の形に修正された[1][2]

アモンケット・ブロックではデザイン当初、ニコル・ボーラス/Nicol Bolasの残酷さを表すために再録メカニズムとして検討されていたが、ゲームが膠着しやすいことなどが問題視され、最終的にデベロップの段階で不採用となった[3][4][5]

[編集] 脚注

  1. 1.0 1.1 Shadowmoor than Meets The Eye, Part III/シャドウムーアの影の端 第3部(Internet Archive)Making Magic 2008年4月14日 Mark Rosewater著)
  2. A Tasty Buffet of -1/-1 Counters(Internet Archive)Daily MTG 2008年5月14日 Doug Beyer著)
  3. 『アモンケット』のデベロップ(Card Preview 2017年4月4日)
  4. 『アモンケット』でのデベロップの疑問(Latest Developments 2017年4月14日)
  5. 『アモンケット』に入ろう その3(Making Magic 2017年4月17日)

[編集] 参考

引用:総合ルール 20231117.0

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