Susan Van Camp

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
 
 
(5人の利用者による、間の8版が非表示)
1行: 1行:
=Susan Van Camp=
+
'''スーザン・ヴァン・カンプ'''(''Susan Van Camp'')は、[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]の女流イラストレーターの1人。[[アーティスト]]であり、漫画家でもあり、ゲームデザインも手がけるマルチ・クリエイター。
<!--  テンプレ統一のためページタイトルに仮名は振らないでください -->
+
  
Susan Van Camp(スーザン・ヴァン・カンプ)は、マジックのカードの女流イラストレーターの1人。
+
ミシガン州フリントで生まれる。彼女は7人兄弟のうちの1人で、両親はスーザンらを育てるために働きづめだった。彼女がアーティストとしての仕事につくのを推してくれたのは母親だった。
アーティストであり、漫画家でもあり、ゲームデザインも手がけるマルチ・クリエイター。
+
 
+
ミシガン州フリントで生まれる。彼女は7人兄弟のうちの一人で、両親はスーザンらを育てるために働きづめだった。
+
彼女がアーティストとしての仕事につくのを推してくれたのは母親だった。
+
  
 
学校ではつまらない勉強よりもとにかく落書きに勤しんでおり、逆にそれが絵の仕事や企画の土台になったのだと彼女は語る。
 
学校ではつまらない勉強よりもとにかく落書きに勤しんでおり、逆にそれが絵の仕事や企画の土台になったのだと彼女は語る。
  
フライング・バッファロー社で、スティーヴ・ジャクソンの「カー・ウォーズ」や「トンネルズ&トロールズ」の広告や挿絵の仕事が、彼女の初仕事だった。
+
フライング・バッファロー社で受けた、スティーヴ・ジャクソンの「カー・ウォーズ」や「トンネルズ&トロールズ」の広告や挿絵の仕事が、彼女の初仕事だった。次に彼女はコミックをいくつかてがける。「Tales from the Anniverse」や「Varcel's Vixens」を描くが、「Varcel's Vixens」のシリーズは好きではあるものの、十分に生活していくことが出来なかったようである。
次に彼女はコミックをいくつかてがける。「Tales from the Anniverse」や「Varcel's Vixens」を描くが、「Varcel's Vixens」のシリーズは好きではあるものの、十分に生活していくことが出来なかったようである。
+
  
 
やがて彼女はSFとファンタジーのゲームコンベンションに顔を出すようになる。そこで絵を発表しているうち、たくさんの人と交流を持つようになり、やがてはディーラーとして自分の絵をコンベンションで販売するようになっていった。
 
やがて彼女はSFとファンタジーのゲームコンベンションに顔を出すようになる。そこで絵を発表しているうち、たくさんの人と交流を持つようになり、やがてはディーラーとして自分の絵をコンベンションで販売するようになっていった。
  
マジックとの関わりは、1994年の夏、やはりGenCon(アメリカでは有名な大規模コンベンション)で、[[Jesper Myfors]]からスカウトを受けたことがきっかけだった。
+
マジックとの関わりは、1994年の夏、やはりGenCon(アメリカでは有名な大規模コンベンション)で、[[Jesper Myfors]]からスカウトを受けたことがきっかけだった。彼女の[[絵|イラスト]]は[[アラビアンナイト]]から収録され、[[テンペスト]]で最後となっている。
彼女のイラストは[[アラビアンナイト]]から収録され、[[テンペスト]]で最後となっている。
+
 
+
また彼女はRed Empire、Nuclear War、Colonial Zulu's、ウォーハンマー、Diablo II、リネージュと、ゲーム好きでもあるが、やはりTRPGが一番好きなようだ。
+
しかし、忙しいなかでT&TやD&Dを遊ぶのは一回のゲームに時間がかかりすぎるため、彼女は「Dragon Storm」という新しいゲームシステムのゲームを開発する。それは、忙しいなかでもTRPGを遊べるようなものだそうだ。
+
  
幼い頃からホビーショップでミニチュア・フィギュアを買うのが趣味だったが、Markという男の子にルーンクエストに誘われたことをきっかけにTRPGの世界を体験する。
+
また彼女はRed Empire、Nuclear War、Colonial Zulu's、ウォーハンマー、Diablo II、リネージュと、ゲーム好きでもあるが、やはりTRPGが一番好きなようだ。しかし、忙しいなかでT&TやD&Dを遊ぶのは1回のゲームに時間がかかりすぎるため、彼女は「Dragon Storm」という新しいゲームシステムのゲームを開発する。それは、忙しいなかでもTRPGを遊べるようなものだそうだ。
それを縁にMark氏と結婚、現在は1匹の猫と2匹の犬とともに暮らす。当時のTRPG仲間とは毎週末に家に集まって、TRPGを楽しんでいるそうである。
+
  
 +
幼い頃からホビーショップでミニチュア・フィギュアを買うのが趣味だったが、Markという男の子にルーンクエストに誘われたことをきっかけにTRPGの世界を体験する。それを縁にMark氏と結婚、現在は1匹の猫と2匹の犬とともに暮らす。当時のTRPG仲間とは毎週末に家に集まって、TRPGを楽しんでいるそうである。
  
どんどんリアル志向の続くマジックのイラストで、彼女のイラストはやはり素朴すぎたのだろうか。
+
どんどんリアル志向の続くマジックのイラストで、彼女のイラストはやはり素朴すぎたのだろうか。彼女の描く動物たちはどれも愛らしく、[[草陰の待ち伏せ/Waiting in the Weeds]]({{Gatherer|id=3421}})や[[Willow Priestess]]({{Gatherer|id=2984}})では猫好きがよく現れているものだろう。特筆すべきは[[レジェンド (エキスパンション)|レジェンド]]の[[Glyph of Life|Glyph]]シリーズをすべて描いていることだろう({{Gatherer|id=1613|Glyph of Life}}/{{Gatherer|id=1486|Delusion}}/{{Gatherer|id=1440|Doom}}/{{Gatherer|id=1576|Destruction}}/{{Gatherer|id=1529|Reincarnation}})。
彼女の描く動物たちはどれも愛らしく、[[草陰の待ち伏せ/Waiting in the Weeds]][[Willow Priestess]]では猫好きがよく現れているものだろう。
+
特筆すべきは[[レジェンド#set|レジェンド]]のGlyphシリーズをすべて描いていることだろう。
+
  
*[[Glyph of Delusion]]
+
その他には、[[トーナメント]]シーンではおなじみの[[ジャッカルの仔/Jackal Pup]]({{Gatherer|id=4825}})や[[トーラックへの賛歌/Hymn to Tourach]]({{Gatherer|id=1850}})あたりが有名なカードである。いわくつきの[[ワイルーリーの狼/Wyluli Wolf]]({{Gatherer|id=954}})を描いたのも彼女である。
*[[Glyph of Destruction]]
+
*[[Glyph of Doom]]
+
*[[Glyph of Life]]
+
*[[Glyph of Reincarnation]]
+
  
またトーナメントシーンではおなじみの[[ジャッカルの仔/Jackal Pup]][[Hymn to Tourach]]あたりが有名なカードである。
+
==手がけたその他のカード==
いわくつきの[[ワイルーリーの狼/Wyluli Wolf]]を描いたのも彼女である。
+
*[[Old Man of the Sea]]({{Gatherer|id=937}})
 +
*[[砂漠の竜巻/Desert Twister]]({{Gatherer|id=943}})
 +
*[[疾風のデルヴィッシュ/Whirling Dervish]]({{Gatherer|id=109683}})
 +
*[[Elvish Hunter]]({{Gatherer|id=1909}})
 +
*[[Veldrane of Sengir]]({{Gatherer|id=2934}})
  
 
==参考==
 
==参考==
*[[絵師:Susan Van Camp|絵師「Susan Van Camp」で検索]]
+
*[http://www.artbysvc.com/ 本人のサイト]
 +
*{{WHISPER検索/絵師|Susan+Van+Camp|Susan Van Camp}}
 
*[[実在の人物]]
 
*[[実在の人物]]
*[[本人のサイト:http://www.artbysvc.com/]]
+
[[Category:イラストレーター|Susan Van Camp]]

2016年5月28日 (土) 23:57時点における最新版

スーザン・ヴァン・カンプ(Susan Van Camp)は、マジックの女流イラストレーターの1人。アーティストであり、漫画家でもあり、ゲームデザインも手がけるマルチ・クリエイター。

ミシガン州フリントで生まれる。彼女は7人兄弟のうちの1人で、両親はスーザンらを育てるために働きづめだった。彼女がアーティストとしての仕事につくのを推してくれたのは母親だった。

学校ではつまらない勉強よりもとにかく落書きに勤しんでおり、逆にそれが絵の仕事や企画の土台になったのだと彼女は語る。

フライング・バッファロー社で受けた、スティーヴ・ジャクソンの「カー・ウォーズ」や「トンネルズ&トロールズ」の広告や挿絵の仕事が、彼女の初仕事だった。次に彼女はコミックをいくつかてがける。「Tales from the Anniverse」や「Varcel's Vixens」を描くが、「Varcel's Vixens」のシリーズは好きではあるものの、十分に生活していくことが出来なかったようである。

やがて彼女はSFとファンタジーのゲームコンベンションに顔を出すようになる。そこで絵を発表しているうち、たくさんの人と交流を持つようになり、やがてはディーラーとして自分の絵をコンベンションで販売するようになっていった。

マジックとの関わりは、1994年の夏、やはりGenCon(アメリカでは有名な大規模コンベンション)で、Jesper Myforsからスカウトを受けたことがきっかけだった。彼女のイラストアラビアンナイトから収録され、テンペストで最後となっている。

また彼女はRed Empire、Nuclear War、Colonial Zulu's、ウォーハンマー、Diablo II、リネージュと、ゲーム好きでもあるが、やはりTRPGが一番好きなようだ。しかし、忙しいなかでT&TやD&Dを遊ぶのは1回のゲームに時間がかかりすぎるため、彼女は「Dragon Storm」という新しいゲームシステムのゲームを開発する。それは、忙しいなかでもTRPGを遊べるようなものだそうだ。

幼い頃からホビーショップでミニチュア・フィギュアを買うのが趣味だったが、Markという男の子にルーンクエストに誘われたことをきっかけにTRPGの世界を体験する。それを縁にMark氏と結婚、現在は1匹の猫と2匹の犬とともに暮らす。当時のTRPG仲間とは毎週末に家に集まって、TRPGを楽しんでいるそうである。

どんどんリアル志向の続くマジックのイラストで、彼女のイラストはやはり素朴すぎたのだろうか。彼女の描く動物たちはどれも愛らしく、草陰の待ち伏せ/Waiting in the Weedsイラスト)やWillow Priestessイラスト)では猫好きがよく現れているものだろう。特筆すべきはレジェンドGlyphシリーズをすべて描いていることだろう(Glyph of Life/Delusion/Doom/Destruction/Reincarnation)。

その他には、トーナメントシーンではおなじみのジャッカルの仔/Jackal Pupイラスト)やトーラックへの賛歌/Hymn to Tourachイラスト)あたりが有名なカードである。いわくつきのワイルーリーの狼/Wyluli Wolfイラスト)を描いたのも彼女である。

[編集] 手がけたその他のカード

[編集] 参考

QR Code.gif