利用者:京狐

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(ティーガン・ジョヴァンカ)
 
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京狐(みやこ)といいます。ドクターフーが好きです。多分、いろんなものが世の中に出てもドクターフーの更新をしている人です。
 
京狐(みやこ)といいます。ドクターフーが好きです。多分、いろんなものが世の中に出てもドクターフーの更新をしている人です。
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;Q、ストーリー解説でリンクにめっちゃ動画上がってるけど違法じゃないの?
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:A、BBCがDVDの販促やSNSの活性化の ためにアップしています。商用じゃない限り大丈夫です。
  
=メノプトラ=
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==どうやってもどこにも入らないけど、知ってると言いたくなる豆知識 うまくいったらどこかにねじ込む==
メノプトラ(Menoptra)は惑星ヴォルテス( planet Vortis)の昆虫が進化したエイリアンである。
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*10代目ドクターを演じたデビット・テナントはハリーポッターシリーズではバーテミウス・クラウチ・ジュニアを演じていた。なのでシェイクスピアが出てくる回ではJKローリングの名前と、ハリポタの呪文を詠唱する場面がある
惑星では先住民にあたり、蜘蛛のような姿の侵略的知性体・アニムスと戦っていた。
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*2代目ドクターを演じたパトリック・トラウトンの孫も俳優で、ハリポタでダドリー・ダーズリーを演じていた。
初代ドクターと、コンパニオン、イアン・チェスタトン、バーバラ・ライト、ヴィッキーはメノプトラと協力し、アニムスと戦うことになる。
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*Planet of Fireの撮影中、ペリ・ブラウンとヴィスラー・ターローの俳優は宿で飼ってた亀を勝手に海に放って通報された
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*でも撮影中は真冬のイギリスだったため、ニコラ・ブライアントは凍傷と肺炎になった
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*ペリはいわゆるセクシー要員で、プロデューサーが「彼女はよくレオタードやビキニを着ることになる。多くのお父さんが『ドクター・フー』を見ているし、きっとニコラを気に入ってくれるはずだ」と語った。今なら大炎上しそうだが、1984年はゆるかった。
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*チーターの星でチーター人間と共演したエース役のソフィー・アルドレットは猫アレルギー
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*The Abominable Snowmenというエピソードに登場する[https://tardis.fandom.com/wiki/The_Abominable_Snowmen_(TV_story)?file=Absnow3.jpg 雪男][https://tardis.fandom.com/wiki/Robot_Yeti?file=Robotic_Yeti.jpg ロボット]はとてもかわいい。しかしジェイミーやドクターはガチで怖がっているためとてもシュール。このエピソードはほとんど削除されているため、[https://tardis.fandom.com/wiki/The_Abominable_Snowmen_(TV_story)?file=An_Abominable_Confrontation%21_-_The_Abominable_Snowmen_-_Doctor_Who アニメーション]で再現されている。実はとんでもない誤植がある[[大知性体の策謀/Great Intelligence's Plan]]の「大知性体」(グレート・インテリジェンス)が初登場したエピソードのため、いずれこの節はねじ込まれる。
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*大知性体よりマシーンのほうが目立ってしまい、またそのエピソードも多々ある。特にこのマシーンの着ぐるみを着た人が谷底まで転がり落ちて、スタッフ一同「え?死んだ?」と思って捜索したらフカフカな着ぐるみのおかげで助かった逸話がある。また撮影期間中は雨が降り続けたため、ヴィクトリア・ウォーターフィールド役の俳優は撮影の合間はずっと着ぐるみに抱き着いていたという。
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*シルベスター・マッコイはSurvivalで伝説のNGシーンがある。正確にはNGではなくてマッコイのお茶目な一面で、ドクターの制止を聞かずにエースが去った後ものすごい剣幕でアドリブの台詞を喋る。"WILL YOU F***ING STAY STILL!"は草。
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==ラニ==
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タイムロードの女性科学者。
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"The Mark of the Rani"で初登場。"Time and the Rani"と30周年スペシャル"Dimensions in Time"の3話のみ登場する。
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科学に憑りつかれた科学者で、実験の目的達成のためにはすべての倫理観が捨て置かれるタイプ。不干渉主義のタイムロードの理念とは真反対の低いモラルを持ち、他者の未来や過去に平気で干渉するため、敵対的なタイムロードである「'''反逆のタイムロード'''」にあたる。反逆のタイムロード自体は初代ドクターの頃から登場していたが、女性はラニが初めて。
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キャラクターデザインとしては純然たる悪の科学者で、マスターとは違う「好奇心に狂った科学者」としての、ドクターとは反対の存在として描かれた。タイムロードであるため当然ターディスを所持しており、ドクターと違ってカメレオン回路が壊れていないため、周囲に偽装することが出来る。
  
旧シリーズのシーズン2"The Web Planet"に登場する。このシリーズでは最もコストがかけられた番組で、シーズン2では1350万人の視聴者数は当時の歴代最高数に到達した。
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19世紀初頭の鉱山都市キリングワースで、労働者が凶暴化して手あたり次第に人を襲っている。彼らの首にはいつつけられたのか分からない、赤い円形の印があった。
しかし放送60周年を数えた現代から見ると、明らかに[https://tardis.fandom.com/wiki/The_Web_Planet_(TV_story)?file=Optera_and_Menoptera.jpg 着ぐるみを着た中年男性]がぴょんぴょんと跳ね回る姿は、かなり痛々しい。かと思えばイラストにもなっているメノナプトラの羽化する幻想的なシーンはなかなかのクオリティで作られている。カメラにワセリンを塗ってわざとぼかして見えるような映像効果を狙ったりと、当時のVFXの技術力を垣間見ることが出来る。当時ではかなり人気があったストーリーで、その後コアな人気を得て、VHS、DVDで発売され、メノプトラのフィギュアも存在する。
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首謀者は銭湯を経営する老婆に化けたラニであり、麻酔を使って眠らせた労働者から脳液を抜き取り、自分の惑星で使うための睡眠安定薬を作っていた。結果的に労働者たちは不眠症になり、使用者に対して反乱を起こしていたのである。ちなみに自身の惑星が不眠に陥った原因は、'''ラニの別な実験のせいである'''。
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このエピソードを前提とすると、「ラニの印」というエンチャントは手術痕であるため、「ラニの痕跡」や「ラニによる傷跡」のような訳が適正だと思われる。(作中でも赤い丸のペイントでしか表現されていないため、イラストを見ただけで翻訳した可能性がある)
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この動きに気づいたマスターは早くにこの地域から産業革命を起こし、ラニと協力して地球を自身の産業基地にしようとたくらむ。しかし[[6代目ドクター/The Sixth Doctor]]とペリによる妨害で両者は破れ去る。
  
ドクター・フー統率者セットでは当時の映像を忠実に再現したイラストではなく、現代のクオリティで当時実現しようとした映像を再現するため、メノナプトラは本当に昆虫型のエイリアンに見える[https://gatherer.wizards.com/Pages/Card/Details.aspx?multiverseid=634691 イラスト]に仕上がっている。
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"The time and the Rani"では冒頭でいきなりターディスを追撃し、6代目ドクターを[[7代目ドクター/The Seventh Doctor]]に再生させるほどの致命傷を負わせる。ただし、どのような経緯で襲ったのかは不明である。(相次ぐ視聴者数低下のため、BBCが6代目ドクターを降板させたため、かなり強引な展開になった)
;登場エピソード
+
[[7代目ドクター/The Seventh Doctr]]とコンパニオンのメル・ブッシュは昏倒するなか、ラニはドクターを自分のラボに拉致し、過去から集めた人類の偉人たちの英知を使ってある計画を立てる。そして自身はメルに変装し、再生直後の錯乱で正確な判断ができないドクターを操ろうと企む。しかし機転を利かせたメルが現地のエイリアンと協力してドクターを正気に戻し、ラニのたくらみを挫く。ラニはターディスで逃げようとするが、現地のエイリアンたちにつかまり捕虜となった。その後の具体的な状況は明らかではない。
;"[[Wikipedia:The Web planet|The Web planet]]"
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30周年スペシャルではすべての時代のすべてのドクターを拘束して、時空に閉じ込めるようとする。初代ドクターと2代目ドクターはすでにとらえられ、危険を察知した4代目ドクターが過去未来における各コンパニオンとドクターを呼び集め、時空を股にかけた戦いを行った。30周年スペシャルは[[[Wikipedia:イーストエンダーズ|イーストエンダーズ]]と不自然なコラボをしたり、予算がない中チャリティ番組だったので俳優はやたら豪華で対するラニは不釣り合いだったりと、ファンの間では諸々不評ではあったものの、ラニの存在感や俳優の演技は一定数評価された。
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==エース==
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冒険家サバロムグリッツの宇宙船でウェイトレスをしていた少女。
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実は地球出身の不良生徒で母親に対して生まれつきの嫌悪感から反発し、学校で問題行動を繰り返していた。科学のテストは0LEVELでも合格しなかったが、自前の爆弾を作ろうとしたときに失敗し(注:見ている人もよくわからない)、時空のゆがみタイムストームに巻き込まれ(ほんまによくわからない)、宇宙のかなたに飛ばされた((´・ω・`))。
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喰いぶちを稼ぐために始めたウェイトレス業はドクターがメルと共に船を訪れた際、客からミルクセーキがまだ固まってるといわれて詰め寄られたため、あまたからぶっかけてクビになった((゚Д゚;))。
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エースは旧シリーズ最後のコンパニオンであり、従来路線の「知能担当のドクターと戦士」のコンセプトで設計されたコンパニオンで、上述の手製の爆弾、ニトロ-9を使って施設を破壊したり、バットでダーレクをぶん殴ったりするなど、80年代初頭の不良生徒のような表現が多い。バットは彼女の象徴d的なアイテム。
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後に彼女のこのどう考えても無茶苦茶な人生はフェンリックという宇宙の悪の根源が仕組んだものだったことが発覚する。
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ドクターと別れた経緯は不明だが、のちに何らかのフォールアウトが発生して別れたと語っている。少なくとも7代目ドクターが8代目ドクターに再生する映画版の冒頭にはターディスに乗っておらず、7代目ドクターは一人でマスターの遺骨を運んでいた。
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旧シリーズと新リーズの間の動向はサラのスピンオフで語られ、慈善事業団体のリーダーとなっていたようで、多額の寄付を集めているという。新シリーズ、Power of Doctorで再登場。Tales of Turdisでは7代目ドクターと再会し、ドクターから改めてフェンリックの呪いのエピソードの時に取った行動について謝罪を受けた。
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( ..)φメモメモ
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フェンリック、それはこの宇宙の悪の根源そのものであり、あまりに強大ゆえに封印されながらも様々な場所へ呪いをかけて自身の再生を狙っている。地球においてフェンリックは、北欧神話のフェンリルの由来であり、バイキングの血統の中に密かに影響を与えていた。
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バイキングの古代の遺物から封印が解かれると、フェンリックは科学者ジャドソンとソ連大尉のソリンを乗っ取り、ドクターへの復讐を画策する。
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しかし、この計画の中心はほかならぬコンパニオンのエースだった。
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そしてエースがこのフェンリックの子孫であることがこのエピソードで明らかとなる。
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エースは生来母親を本能的に嫌い、また水を嫌うなど謎が多いが、これらがすべてこの呪いを受けていたこと、そしてドクターはエースと会った時から彼女の出自を知っていた。つまりフェンリックに近づく手掛かりになるとわかっていながらエースにはそのことを告げずに旅をしていたのである。
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ソリン/フェンリックはエースを助けたければ私に屈しろと要求するが、ドクターは無慈悲にエースを殺せという。そればかりか社会不適合者で精神疾患のある女に、そもそも利用価値がないなら時間を無駄にしない、このためにエースはいるとまで言う。あまりのことにエースは絶望し、その場で泣き崩れる。
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しかしエンシェント・ワンはソリン/フェンリックをガス室に押し込めると、自らもろともソリンを殺害する。ガス室の爆発からドクターはエースを助け出す。
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ドクターは、本気で言ったわけではなく、エンシェント・ワンの行動を促すために、にエースの信頼を打ち砕かなければならなかったのだとエースに説明する。
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エースは会話を振り切るように湾口へと飛び込む。あれほど感じていた水への嫌悪感はなくなっていた。
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※エースはお手製の爆弾を作ろうとしたときうっかりタイムストームを起こして宇宙のかなたに飛ばされたので、仕方なくその惑星(のちにメルの旦那になるサバロム・グリッツの船)でウェイトレスをしていたよ!(情報過多)
  
 
=Rose Noble=
 
=Rose Noble=
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"Star Beast"で地球外生命体、[[The Meep|ミープ]]を拾い匿っていたが、母に見つかってしまう。
 
"Star Beast"で地球外生命体、[[The Meep|ミープ]]を拾い匿っていたが、母に見つかってしまう。
 
14代目ドクターと共にミープを追跡してきたラース・ウォーリーアーズからの逃亡を手伝う。しかしラース・ウォーリアーズが一切攻撃や武装をしていないことに気づいたドクターに問い詰められたミープが、その本性を現すとUNITの兵士を操り捕虜にされてしまう。さらにミープは宇宙船を起動しロンドンを破壊する意志を明確にする。
 
14代目ドクターと共にミープを追跡してきたラース・ウォーリーアーズからの逃亡を手伝う。しかしラース・ウォーリアーズが一切攻撃や武装をしていないことに気づいたドクターに問い詰められたミープが、その本性を現すとUNITの兵士を操り捕虜にされてしまう。さらにミープは宇宙船を起動しロンドンを破壊する意志を明確にする。
状況を打破するためにドクターは[https://gatherer.wizards.com/Pages/Card/Details.aspx?printed=true&multiverseid=634714 ドナの記憶を戻す]ことを余儀なくされ、記憶を解放するが、それを受け継いでいたローズのタイムロードメタクライシスも解放され、UNIT兵士の洗脳を解除した。
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状況を打破するためにドクターはドナをドクター・ドナの状態に戻すことを余儀なくされ、記憶を解放するが、ローズのタイムロードメタクライシスも解放され、UNIT兵士の洗脳を解除した。結果的にローズが負担を分散していたことでドナの命は助かった。
  
 
"The Giggle"の終盤では、ノーブル家に家族として迎えられた14代目ドクターに、他の家族に内緒で火星に連れて行って貰った。ドクターのことは叔父として慕っている。
 
"The Giggle"の終盤では、ノーブル家に家族として迎えられた14代目ドクターに、他の家族に内緒で火星に連れて行って貰った。ドクターのことは叔父として慕っている。
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その続きで2006年クリスマススペシャル「[[ja.wikipedia:消えた花嫁|消えた花嫁]]」に出演。
 
その続きで2006年クリスマススペシャル「[[ja.wikipedia:消えた花嫁|消えた花嫁]]」に出演。
 
10代目ドクターと共にラクノスの陰謀を阻止し、ラストシーンで旅の同行者に誘われるが断った。その後はしばらくは就職先を探していたが、徐々にドクターの誘いを断ったことを後悔しはじめ、彼について調べるうちにアディポーズ社の事件に行き当たり、同じく潜入捜査をしていたドクターと再会。新シリーズでは[[ローズ・タイラー/Rose Tyler]]と[[マーサ・ジョーンズ/Martha Jones]]に次いで3人目のコンパニオンとなる。
 
10代目ドクターと共にラクノスの陰謀を阻止し、ラストシーンで旅の同行者に誘われるが断った。その後はしばらくは就職先を探していたが、徐々にドクターの誘いを断ったことを後悔しはじめ、彼について調べるうちにアディポーズ社の事件に行き当たり、同じく潜入捜査をしていたドクターと再会。新シリーズでは[[ローズ・タイラー/Rose Tyler]]と[[マーサ・ジョーンズ/Martha Jones]]に次いで3人目のコンパニオンとなる。
ローズやドナはドクターに対して恋心を抱いてたが、ドナは対等な友人関係と呼ぶのが適切である。演じていた俳優の[[キャサリン・テイト]]が当時40歳であり、年齢設定もそれに準じたものであったため、行く先で夫婦扱いされてはお互い否定する場面が何度かあった。
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ローズやマーサはドクターに対して恋心を抱いてたが、ドナは対等な友人関係と呼ぶのが適切である。演じていた俳優の[[キャサリン・テイト]]が当時40歳であり、年齢設定もそれに準じたものであったため、行く先で夫婦扱いされてはお互い否定する場面が何度かあった。
  
 
気性はやや激しやすくドクターと言い合いになりがちだが、基本的には互いに信頼を置いている。理不尽な状況や罵倒などには、3倍以上の勢いでまくしたてる。
 
気性はやや激しやすくドクターと言い合いになりがちだが、基本的には互いに信頼を置いている。理不尽な状況や罵倒などには、3倍以上の勢いでまくしたてる。
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つまり、リヴァーソングの物語は逆行しており、彼女の主観時間と視聴者の主観時間の時系列順は大きく異なる。
 
つまり、リヴァーソングの物語は逆行しており、彼女の主観時間と視聴者の主観時間の時系列順は大きく異なる。
 
ドクターにとっては基本的にすべて未来の出来事で、彼女の日記にはこれから起こることが書かれてるため、未来について聞かれると「ネタバレよ」と返す。
 
ドクターにとっては基本的にすべて未来の出来事で、彼女の日記にはこれから起こることが書かれてるため、未来について聞かれると「ネタバレよ」と返す。
 
 
==ジェイミー・マククリンモン==
 
ジェームズ・マククリンモンは18世紀初頭、スコットランドのマクレオド族の笛吹きの一族で、ジャコバイト(反イングランド王国軍)の戦士。スコットランドの伝統的な笛吹きの衣装を着ているため、スカートを履いているが男性である。明確な年齢表記はないが、おそらく20代前半と思われる。
 
表記ゆれが存在し、マクリモン(Macrimmon)、マククリモンド(McCrimmond)という表記が存在する。
 
フレイバーテキストになっている彼の雄たけび、「Creag an tuire!」はスコットランドのゲール語で、スコットランドの氏族の象徴的な合流地、「イノシシの岩(the "Boar's Rock")」を意味する。
 
 
ドクターとの出会いのエピソード"Highlanders"はすべての映像が消去され、音声のみが残っている状態であるため、コンパニオンになった詳細な経緯は不明である。当時の視聴者の記憶や資料から再現されたあらすじによれば、カロデンの戦いはスコットランドの反乱軍ジャコバイトに対して王国側が大規模な虐殺を行ったことで知られ、ジェイミーと仲間たちはその中で捕虜となり奴隷として売り飛ばされそうになったところを、同じく捕虜になっていたドクターたちの機転で助けられた。物語最後にポリーからジェイミーをコンパニオンに誘われたという。
 
 
18世紀の青年だけあり未知の技術や生物に遭遇しても機敏に適応する反面、ヴィクトリア・ウォーターフィールドがヴィクトリア朝の末裔であることを知ると、彼女に対して敬愛を示し、彼女を助けることを最優先事項とするようになる。そのため、彼女と別れることになったときにはかなりショックを受けて落ち込み、ドクターに対して怒りだすほどだった。一方で直情的で単純な部分は、後から入ったコンパニオンのゾーイ・ヘリオッドから(よくわからない未来の理論で)言い負かされることが度々起きた。
 
 
知能派のドクターと戦士という組み合わせはドクター・フーによくマッチし後のシリーズにも、[[3代目ドクター/The Third Doctor]]と[[ジョー・グラント/Jo Grant]]、[[4代目ドクター/The Fourth Doctor]]と[[Leela, Sevateem Warrior/サバティームの戦士、リーラ|リーラ]]、[[7代目ドクター/The Seventh Doctor]]と[[恐れなき反逆者、エース/Ace, Fearless Rebel|エース]]といった組み合わせで見られるようになる。
 
 
※ちなみにwikipedia日本語版の「女王と狼男」の項目では笛吹(piper)を誤訳して長らく彼を「配管工」と訳したまま放置していたが、これは誤りである。
 
 
==アンドロザーニの洞窟==
 
==アンドロザーニの洞窟==
 
"The Caves of Androzani"
 
"The Caves of Androzani"
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※8代目ドクターに再生したときは既にエースと別れた後であるが、どのように分かれたたのかは不明である。(エースは後にドクタ―と何かのFalloutがあったと語っている)
 
※8代目ドクターに再生したときは既にエースと別れた後であるが、どのように分かれたたのかは不明である。(エースは後にドクタ―と何かのFalloutがあったと語っている)
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==ティーガン・ジョヴァンカ==
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ティーガン・ジョバンカ/Tegan Jovankaは1981年のオーストラリア・エア航空会社に勤務するスチュワーデス(現在でいうところのフライトアテンダンド)。
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小説によれば出生が1980年であるため、初登場の"Logopolice"では21歳。
  
==6代目ドクター==
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新しい勤務先であるヒースロー空港に向かう途中、叔母の車のタイヤがパンクし、助けを求めるために入った交番がターディスで、[[数学の天才、アドリック/Adric, Mathematical Genius|アドリック]]と[[4代目ドクター/The Fourth Doctor]]に[https://www.youtube.com/watch?v=TotMWCvE37A 鉢合わせする]。
5代目ドクターがアンドロザーニの洞窟で、コンパニオンのペリ・ブラウンを助けるために死亡し、再生した姿。
+
その後交番の外で叔母がマスターによって縮小されて殺害された状態で見つかる。[[トラケンのニッサ/Nyssa of Traken|ニッサ]]と合流し共に真相を追う中で、ドクターはマスターとの戦いでアンテナから落下し死亡、ニッサ・アドリックと共に[[5代目ドクター/The Fifth Doctor]]への再生を見届ける。
この"アンドロザーニの洞窟"のストーリーは史上最高のドクターフーのストーリーとして読者投票で一位を獲得したが、6代目ドクターの最初のストーリー、"The Twin Dillenma"は同じ投票で最下位を獲得し、史上最低のストーリーと批判されるほど評価の低い、波乱の幕開けから始まったドクターである。(ドクター・フーマガジンの400号記念企画)
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再生直後のドクターは錯乱からペリの首を絞めようとするというショッキングな行動に出る。正気に戻ったドクターは、このままでは自分がもっと多くに人数を傷つけてしまうと思い、なぜか傷つけたペリともども人けのない惑星で隠棲しようとする。さらにペリも何故かターディスを降りるという選択肢を取らないという、すべてが支離滅裂なストーリーから開始する。<ref>のちに新シリーズの脚本家はこのストーリーを引用して、ドクターフーの「終わりの始まり」と評した。また当時は一つのエピソードが4話前後の構成で放送されていたたため、この脚本が1か月続いた。</ref>
+
ティーガンは年長者としてドクターを手当てするため、なんとかターディスまで連れていく。再生サイクルに入ったドクターは昏倒して動けないが、マスターの策略により人造世界カストロヴァルアヴァにターディスは飛ばされてしまう。これ以降、ドクターが再覚醒したのちも「ヒースロー空港に戻りたいが戻れない」状態が続く。前半のティーガンは史上初の「ターディスを降りたくて仕方がないコンパニオン」である。ドクターに空港に戻ることを忘れられないよう、最初はスチュワーデスの制服を着たまま旅をしていたほどである。しかしターディス自体もあまりドクターの言うことを聞かない他、マスターの介入などの様々な事件のせいでなかなか空港に戻ることが出来なかった。
その後のペリとドクターの関係は基本的に険悪で、「言葉のスパーリング」とまで比喩されるようなやり取りが多くあるが、ペリも一応は命の恩人であるので完全に突き放したりはしなかった。しかし、この暴力的で傲慢なドクターと仲の悪いコンパニオンというコンセプトは視聴者に受け入れられず、視聴者数は下降線を辿る。もともと5代目ドクターの末期には人件費削減のためコンパニオンを一人に減らすなど、予算削減が進んでいた。コストをかけずに新しいことをしようとした結果、珍妙なカラーリングの服装とメンヘラチックな性格のドクターが完成してしまったのである。
+
  
結果的に視聴者数は打ち切り寸前まで落ち込んだため、BBC上層部は18か月間の中断期間とプロデューサーの入れ替えという大鉈をふるい、シリーズを強制的にシーズン23に移行する。「タイムロードの試練」という新シリーズの間で、ペリはイルカノス王に助けられて恋に落ち結婚、ドクターと別れていた。さらにドクターは新しいコンパニオン、メル・ブッシュ(本名、メラニー・ブッシュ/Melanie Bush)
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しかし旅の中でコンパニオンたちとの交流を通して心変わりをしていく。ニッサとは親友となったほか、若く生意気な面があるアドリックに対して最初はきつく当たる場面もあったが、徐々に打ち解けていく。
と旅に出ていたことが発覚する。ただしメルとはどのような経緯でコンパニオンになったのかは描かれていない。しかし人気は復帰せず、むしろ視聴者数は中断前を下回る。上層部はコリン・ベイカーを降板させて新しいドクターにすることを決定する。そのためシーズン24の一話唐突に[[ラニ/The Rani]]にターディスを追撃されて[[7代目ドクター/The Seventh Doctor]]に再生するシーンから始まる。
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しかし"Earthshock"でアドリックが犠牲となった際には今すぐターディスで戻りアドリックを救うべきだと主張しするがドクターに退けられ、一時ドクターとの関係に溝が生まれる。その後別の事件を追うなかでターディスがヒースロー空港に到着したため、そのエピソードの最後にドクターたちはティーガンを置き去りにしていく。残されたティーガンは1年間スチュワーデスとして勤務したが、過激なクレームを立てた乗客を殴り飛ばしてしまい、解雇されてしまう。その後従兄に会いに行くも行方不明になっており、タイムロードの創始者オメガがかかわっており、事件を追っていたドクターと再会、再び旅に同行する。
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その後は活発かつ胆力の強さから「ブレイブ・ハート、ティーガン」と呼ばれ、とくに惑星テヴァ・ロカ/Teva Lokaでは[マーラによる誘惑/Ensnared by the Mara|マーラ]に寄生される憂き目に遭うなど困難に直面するが、仲間との絆で乗り越えていく。後半では[[ヴィスラー・ターロー/Vislor Turlough]]とアンドロイド型のコンパニオン、カメリオンが仲間に加わる。
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しかし"Resurrection of the Daleks"で起きた虐殺にショックを受け、これ以上旅を続けることにストレスを感じてターディスを降りた。
  
演じていたコリン・ベイカーは思うところもあったのか、精力的にオーディオドラマに出演した。
+
その後の足跡は新シリーズでも断片的に語られており、DVDコレクションのテイザー映像では航空会社の社長になっていたことが判明する。
珍妙なカラーリングの服装は青を基調とした落ち着いたカラーリングのものに修正され、強引な性格も新しいコンパニオンとの出会いを経て精神的な成長を遂げ、ほぼ別人のようなキャラクターになった。思慮深く思いやりに満ちたキャラクターは好感度が高く、コリン・ベイカーは最も人気のあるオーディオ・ドラマ俳優に選出された。
+
コンパニオン同士だったニッサとは情熱的な感情を互いに持っており、"Sarah Jane Adventure"のサラの葬儀に二人で現れ、オーストラリアで共に生活していることが明かされる。このことからニッサが地球に来ていたこともここで初めて明かされた。
 +
(奇しくもマジックのニッサも同性のパートナー持ちである)
 +
そのためティーガンの能力はニッサと共に攻撃をすると、互いが死なないように補い合うようにデザインされている。そのためドクターよりもニッサと相性が良いというかなりレアな統率者でもある。
  
このオーディオドラマと短編小説の中で、ペリとの仲は完全に修復される。ペリはイルカノス王の結婚後、女王となるが夫に先立たれた後、[[ターディス/TARDIS|原因不明]]の失踪をし、王家最大の謎と嘯かれていた。このストーリーラインは史実に反映されたらしく、DVDのトレイラーで
+
新シリーズではBBC100周年記念番組で、13代目ドクターの最後の物語、"Power of Doctor"に7代目ドクターのコンパニオン、エースと共に再登場しドクターと再会する。作中でサイバーマンに囲まれた際にドクターに「こんなとき、何を思い出す?」と問いかけ、ドクターは「アドリック」と答えた。
[https://www.youtube.com/watch?v=dspgDvP7pA8 映像化される]。そこでは晩年のペリがソルス・アルファ星に帰還し、イルカノス王墓に祈りを捧げていた――そしてーディスから6代目ドクターの声が響く……
+
  
;コンパニオン
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;同行したドクター
:[[ペリ・ブラウン/Peri Brown]]
+
:[[4代目ドクター/The Fourth Doctor]]
:メル・ブッシュ/Mel Bush
+
:[[5代目ドクター/The Fifth Doctor]]
 
+
==脚注==
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<references/>
+
 
+
==4代目ドクター==
+
3代目ドクターが「雲の惑星」で致死量の放射線を浴びて再生した姿。
+
初めてドクターの再生を見たサラ・ジェーンは涙を流し、「泣くな…サラ・ジェーン……」と言い遺した余韻もつかの間、突如チベットの僧侶風のタイムロード、チョー・ジェ(cho-je)がテレポートしてきて、([https://www.youtube.com/watch?v=q6gRZ7iq4W4&t=18s 再生についてあれこれ説明してくれた])。(元はカンポというタイムロードが前の話で再生したもの。後に4代目の再生にかかわるウォッチャーのような存在)
+
 
+
旧シリーズを代表するドクターであり、また1970年代のイギリスを代表する最も有名なSFドラマの主人公である。
+
その人気は1974年のシリーズで平均視聴者数1000万人を記録したが(この時のイギリスの人口が5600万人前後で、視聴率換算すると常に17%以上)、この3年後にSFの金字塔といわれるスターウォーズが、翌年には未知との遭遇が公開。SFブームの到来で粗造濫造のSF作品が生まれた結果、ドクター・フーは時代遅れとなってゆき、ここをピークに視聴者数は右肩下がりになっていく。ドクターフーの絶頂と凋落の影の兆しを知るドクターでもある。
+
ちなみに出演期間は7年で、新リーズを通してもこの年数を上回るドクターは存在しない。
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アメリカでも人気のドクターで、シリーズ化に結実しなかったものの、8代目ドクターのテレビ映画を作るきっかけとなる。
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3代目ドクターの時代に行われていたアクションは、親世代から子供番組にしては暴力的すぎるとの苦情があったため、徹底的にそうした描写を排除する方針を採った。4代目以降のドクターは基本的に知的だが戦う力はなく、アクションを行うのはコンパニオンの役割となっていく。
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4代目ドクターは何をするにしても奇想天外、しかし平和主義かつ正義漢な部分は変わらず持っており、それを侵害するものには容赦ない敵意を表すこともある。
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ストーリーでは「かつての伝説的な怪物が実はエイリアン」というような、ゴシックホラーとSFを融合させる試みがなされ、これは後のシリーズに継承されていく。
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ちなみに人気下降の原因としては脚本家が降板したことも原因である。渾身の集大成になるはずだった「シャダ」というストーリーは、まさに撮影中にBBCのストライキで中断の憂き目を見てしまい、そのままお蔵入りとなる。死の都をピークとし燃え尽き症候群になっていた脚本家はこれを不服とし、降板したのである。
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7年のシリーズだけあってそのコンパニオンの変遷も激しい。シーズンごとの変遷を簡潔に表すと以下の通り。
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**サラ・ジェーン・スミスとUNITの外科大尉、ハリー・サリバン
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**リーラとK-9
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**ロマーナとK-9
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**(密航してきた)アドリック、ニッサ、ティーガン
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最終的にLogopoliceのマスターとの闘いにおいて、アンテナから落下して死亡する。ウォッチャーと呼ばれるドクターを見守る存在から再生エネルギーを受けて5代目ドクターに再生した。
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2024年5月22日 (水) 14:03時点における最新版

京狐(みやこ)といいます。ドクターフーが好きです。多分、いろんなものが世の中に出てもドクターフーの更新をしている人です。

Q、ストーリー解説でリンクにめっちゃ動画上がってるけど違法じゃないの?
A、BBCがDVDの販促やSNSの活性化の ためにアップしています。商用じゃない限り大丈夫です。

目次

[編集] どうやってもどこにも入らないけど、知ってると言いたくなる豆知識 うまくいったらどこかにねじ込む

  • 10代目ドクターを演じたデビット・テナントはハリーポッターシリーズではバーテミウス・クラウチ・ジュニアを演じていた。なのでシェイクスピアが出てくる回ではJKローリングの名前と、ハリポタの呪文を詠唱する場面がある
  • 2代目ドクターを演じたパトリック・トラウトンの孫も俳優で、ハリポタでダドリー・ダーズリーを演じていた。
  • Planet of Fireの撮影中、ペリ・ブラウンとヴィスラー・ターローの俳優は宿で飼ってた亀を勝手に海に放って通報された
  • でも撮影中は真冬のイギリスだったため、ニコラ・ブライアントは凍傷と肺炎になった
  • ペリはいわゆるセクシー要員で、プロデューサーが「彼女はよくレオタードやビキニを着ることになる。多くのお父さんが『ドクター・フー』を見ているし、きっとニコラを気に入ってくれるはずだ」と語った。今なら大炎上しそうだが、1984年はゆるかった。
  • チーターの星でチーター人間と共演したエース役のソフィー・アルドレットは猫アレルギー
  • The Abominable Snowmenというエピソードに登場する雪男ロボットはとてもかわいい。しかしジェイミーやドクターはガチで怖がっているためとてもシュール。このエピソードはほとんど削除されているため、アニメーションで再現されている。実はとんでもない誤植がある大知性体の策謀/Great Intelligence's Planの「大知性体」(グレート・インテリジェンス)が初登場したエピソードのため、いずれこの節はねじ込まれる。
  • 大知性体よりマシーンのほうが目立ってしまい、またそのエピソードも多々ある。特にこのマシーンの着ぐるみを着た人が谷底まで転がり落ちて、スタッフ一同「え?死んだ?」と思って捜索したらフカフカな着ぐるみのおかげで助かった逸話がある。また撮影期間中は雨が降り続けたため、ヴィクトリア・ウォーターフィールド役の俳優は撮影の合間はずっと着ぐるみに抱き着いていたという。
  • シルベスター・マッコイはSurvivalで伝説のNGシーンがある。正確にはNGではなくてマッコイのお茶目な一面で、ドクターの制止を聞かずにエースが去った後ものすごい剣幕でアドリブの台詞を喋る。"WILL YOU F***ING STAY STILL!"は草。

[編集] ラニ

タイムロードの女性科学者。 "The Mark of the Rani"で初登場。"Time and the Rani"と30周年スペシャル"Dimensions in Time"の3話のみ登場する。 科学に憑りつかれた科学者で、実験の目的達成のためにはすべての倫理観が捨て置かれるタイプ。不干渉主義のタイムロードの理念とは真反対の低いモラルを持ち、他者の未来や過去に平気で干渉するため、敵対的なタイムロードである「反逆のタイムロード」にあたる。反逆のタイムロード自体は初代ドクターの頃から登場していたが、女性はラニが初めて。 キャラクターデザインとしては純然たる悪の科学者で、マスターとは違う「好奇心に狂った科学者」としての、ドクターとは反対の存在として描かれた。タイムロードであるため当然ターディスを所持しており、ドクターと違ってカメレオン回路が壊れていないため、周囲に偽装することが出来る。

19世紀初頭の鉱山都市キリングワースで、労働者が凶暴化して手あたり次第に人を襲っている。彼らの首にはいつつけられたのか分からない、赤い円形の印があった。 首謀者は銭湯を経営する老婆に化けたラニであり、麻酔を使って眠らせた労働者から脳液を抜き取り、自分の惑星で使うための睡眠安定薬を作っていた。結果的に労働者たちは不眠症になり、使用者に対して反乱を起こしていたのである。ちなみに自身の惑星が不眠に陥った原因は、ラニの別な実験のせいである。 このエピソードを前提とすると、「ラニの印」というエンチャントは手術痕であるため、「ラニの痕跡」や「ラニによる傷跡」のような訳が適正だと思われる。(作中でも赤い丸のペイントでしか表現されていないため、イラストを見ただけで翻訳した可能性がある) この動きに気づいたマスターは早くにこの地域から産業革命を起こし、ラニと協力して地球を自身の産業基地にしようとたくらむ。しかし6代目ドクター/The Sixth Doctorとペリによる妨害で両者は破れ去る。

"The time and the Rani"では冒頭でいきなりターディスを追撃し、6代目ドクターを7代目ドクター/The Seventh Doctorに再生させるほどの致命傷を負わせる。ただし、どのような経緯で襲ったのかは不明である。(相次ぐ視聴者数低下のため、BBCが6代目ドクターを降板させたため、かなり強引な展開になった) 7代目ドクター/The Seventh Doctrとコンパニオンのメル・ブッシュは昏倒するなか、ラニはドクターを自分のラボに拉致し、過去から集めた人類の偉人たちの英知を使ってある計画を立てる。そして自身はメルに変装し、再生直後の錯乱で正確な判断ができないドクターを操ろうと企む。しかし機転を利かせたメルが現地のエイリアンと協力してドクターを正気に戻し、ラニのたくらみを挫く。ラニはターディスで逃げようとするが、現地のエイリアンたちにつかまり捕虜となった。その後の具体的な状況は明らかではない。

30周年スペシャルではすべての時代のすべてのドクターを拘束して、時空に閉じ込めるようとする。初代ドクターと2代目ドクターはすでにとらえられ、危険を察知した4代目ドクターが過去未来における各コンパニオンとドクターを呼び集め、時空を股にかけた戦いを行った。30周年スペシャルは[[[Wikipedia:イーストエンダーズ|イーストエンダーズ]]と不自然なコラボをしたり、予算がない中チャリティ番組だったので俳優はやたら豪華で対するラニは不釣り合いだったりと、ファンの間では諸々不評ではあったものの、ラニの存在感や俳優の演技は一定数評価された。

[編集] エース

冒険家サバロムグリッツの宇宙船でウェイトレスをしていた少女。 実は地球出身の不良生徒で母親に対して生まれつきの嫌悪感から反発し、学校で問題行動を繰り返していた。科学のテストは0LEVELでも合格しなかったが、自前の爆弾を作ろうとしたときに失敗し(注:見ている人もよくわからない)、時空のゆがみタイムストームに巻き込まれ(ほんまによくわからない)、宇宙のかなたに飛ばされた((´・ω・`))。 喰いぶちを稼ぐために始めたウェイトレス業はドクターがメルと共に船を訪れた際、客からミルクセーキがまだ固まってるといわれて詰め寄られたため、あまたからぶっかけてクビになった((゚Д゚;))。

エースは旧シリーズ最後のコンパニオンであり、従来路線の「知能担当のドクターと戦士」のコンセプトで設計されたコンパニオンで、上述の手製の爆弾、ニトロ-9を使って施設を破壊したり、バットでダーレクをぶん殴ったりするなど、80年代初頭の不良生徒のような表現が多い。バットは彼女の象徴d的なアイテム。 後に彼女のこのどう考えても無茶苦茶な人生はフェンリックという宇宙の悪の根源が仕組んだものだったことが発覚する。

ドクターと別れた経緯は不明だが、のちに何らかのフォールアウトが発生して別れたと語っている。少なくとも7代目ドクターが8代目ドクターに再生する映画版の冒頭にはターディスに乗っておらず、7代目ドクターは一人でマスターの遺骨を運んでいた。

旧シリーズと新リーズの間の動向はサラのスピンオフで語られ、慈善事業団体のリーダーとなっていたようで、多額の寄付を集めているという。新シリーズ、Power of Doctorで再登場。Tales of Turdisでは7代目ドクターと再会し、ドクターから改めてフェンリックの呪いのエピソードの時に取った行動について謝罪を受けた。


( ..)φメモメモ フェンリック、それはこの宇宙の悪の根源そのものであり、あまりに強大ゆえに封印されながらも様々な場所へ呪いをかけて自身の再生を狙っている。地球においてフェンリックは、北欧神話のフェンリルの由来であり、バイキングの血統の中に密かに影響を与えていた。

バイキングの古代の遺物から封印が解かれると、フェンリックは科学者ジャドソンとソ連大尉のソリンを乗っ取り、ドクターへの復讐を画策する。 しかし、この計画の中心はほかならぬコンパニオンのエースだった。

そしてエースがこのフェンリックの子孫であることがこのエピソードで明らかとなる。 エースは生来母親を本能的に嫌い、また水を嫌うなど謎が多いが、これらがすべてこの呪いを受けていたこと、そしてドクターはエースと会った時から彼女の出自を知っていた。つまりフェンリックに近づく手掛かりになるとわかっていながらエースにはそのことを告げずに旅をしていたのである。 ソリン/フェンリックはエースを助けたければ私に屈しろと要求するが、ドクターは無慈悲にエースを殺せという。そればかりか社会不適合者で精神疾患のある女に、そもそも利用価値がないなら時間を無駄にしない、このためにエースはいるとまで言う。あまりのことにエースは絶望し、その場で泣き崩れる。

しかしエンシェント・ワンはソリン/フェンリックをガス室に押し込めると、自らもろともソリンを殺害する。ガス室の爆発からドクターはエースを助け出す。 ドクターは、本気で言ったわけではなく、エンシェント・ワンの行動を促すために、にエースの信頼を打ち砕かなければならなかったのだとエースに説明する。 エースは会話を振り切るように湾口へと飛び込む。あれほど感じていた水への嫌悪感はなくなっていた。

※エースはお手製の爆弾を作ろうとしたときうっかりタイムストームを起こして宇宙のかなたに飛ばされたので、仕方なくその惑星(のちにメルの旦那になるサバロム・グリッツの船)でウェイトレスをしていたよ!(情報過多)

[編集] Rose Noble

ローズ・ノーブル

ドナ・ノーブル/Donna Nobleの娘。60周年スペシャル3話にわたって登場する。 トランスジェンダーでノンバイナリー(生物学的性と社会性が一致しないことを自覚しているが、性自認を男性女性どちらでもないものとする人のこと)。 ローズの名前はローズ・タイラー/Rose Tylerから来ているが、ドナは10代目ドクターとの旅の最後で記憶を失っているため、無意識にローズの名前を選んだことになる。

"Star Beast"で地球外生命体、ミープを拾い匿っていたが、母に見つかってしまう。 14代目ドクターと共にミープを追跡してきたラース・ウォーリーアーズからの逃亡を手伝う。しかしラース・ウォーリアーズが一切攻撃や武装をしていないことに気づいたドクターに問い詰められたミープが、その本性を現すとUNITの兵士を操り捕虜にされてしまう。さらにミープは宇宙船を起動しロンドンを破壊する意志を明確にする。 状況を打破するためにドクターはドナをドクター・ドナの状態に戻すことを余儀なくされ、記憶を解放するが、ローズのタイムロードメタクライシスも解放され、UNIT兵士の洗脳を解除した。結果的にローズが負担を分散していたことでドナの命は助かった。

"The Giggle"の終盤では、ノーブル家に家族として迎えられた14代目ドクターに、他の家族に内緒で火星に連れて行って貰った。ドクターのことは叔父として慕っている。

同行したドクター
The Fourteenth Doctor


[編集] ドナ・ノーブル

10代目ドクター/The Tenth Doctorのコンパニオン。女性。職業は会社員→フリージャーナリスト→無職 新シリーズシーズン2の最終話「永遠の別れ」のラストカットに初登場。ローズと別れて感傷に浸っていたドクターが操縦ターディスに、訳の分からないまま花嫁姿のまま乗り込んできたドナが、ドクターの口癖である「What?!(何?)」「What!(何よ!)」と言い返すシーンがシーズン2のラストだった。

その続きで2006年クリスマススペシャル「消えた花嫁」に出演。 10代目ドクターと共にラクノスの陰謀を阻止し、ラストシーンで旅の同行者に誘われるが断った。その後はしばらくは就職先を探していたが、徐々にドクターの誘いを断ったことを後悔しはじめ、彼について調べるうちにアディポーズ社の事件に行き当たり、同じく潜入捜査をしていたドクターと再会。新シリーズではローズ・タイラー/Rose Tylerマーサ・ジョーンズ/Martha Jonesに次いで3人目のコンパニオンとなる。 ローズやマーサはドクターに対して恋心を抱いてたが、ドナは対等な友人関係と呼ぶのが適切である。演じていた俳優のキャサリン・テイトが当時40歳であり、年齢設定もそれに準じたものであったため、行く先で夫婦扱いされてはお互い否定する場面が何度かあった。

気性はやや激しやすくドクターと言い合いになりがちだが、基本的には互いに信頼を置いている。理不尽な状況や罵倒などには、3倍以上の勢いでまくしたてる。 ポンペイでは炎の教団に囚われて殺される寸前でも「後頭部に目を開けるわよ! さっさと放せ!」と怒鳴り散らすほど。 イラストは私掠してきたソンターランの宇宙船でドクターと携帯電話で連絡を取りながら、ソンターランの弱点であるエネルギー吸収口をハンマーで殴って倒したところ。この時の行動がペアを組んで反撃する=結魂と反響能力で表現されていると思われる。

旅の終盤でダーレクと戦い絶体絶命の窮地を脱するため、ターディスの力を用いたタイムロード・メタクライシスの力を用いてダーレクの軍隊を分解する。しかしタイムロードの知識は人類には耐えることが出来ず、このままではドナの命が危険であると判断したドクターによって記憶を消去される。このことは10代目ドクターにとって深い後悔となった。よき友人を失ったため、しばらくドクターは孤独な旅をすることになる。 ウィルフレッド・モット/Wilfred Mottは祖父にあたり、ドナのよき理解者である。

60周年スペシャルに再登場。ドクターと別れたのち娘を出産、登場時点で19歳の娘ローズがいる。

同行したドクター
10代目ドクター/The Tenth Doctor


[編集] リヴァー・ソング

リヴァー・ソング、本名メロディー・ポンドは、11代目ドクターのコンパニオン、エイミー・ポンドとローリー・ウィリアムズの娘で、ドクターの妻である。 エイミー・ポンドがターディス内で懐妊してコヴァリン修道会に胎児の状態で拉致され、サイレンスに育てられる。この時の影響でタイムロードのDNAが彼女に入った。 さらにドクターを暗殺するためにコヴァリン修道会とサイレンスによってさまざまな時空を行き来したため、エイミーより実年齢が上になる。

また、初登場は11代目ドクターより前の10代目ドクターのストーリー、「静寂の図書館」(次元カード)であり、リヴァーはここで死亡する。 つまり、リヴァーソングの物語は逆行しており、彼女の主観時間と視聴者の主観時間の時系列順は大きく異なる。 ドクターにとっては基本的にすべて未来の出来事で、彼女の日記にはこれから起こることが書かれてるため、未来について聞かれると「ネタバレよ」と返す。

[編集] アンドロザーニの洞窟

"The Caves of Androzani" ペリとドクターはシリウス系の双子惑星、アンドロザーニを訪れた5代目ドクターとコンパニオン、ペリ・ブラウンは惑星の主要な産業であるスペクトロックスを生産する鉱山、スペクトロックス坑(次元カード)を訪れる。スペクトロックスでは砂漠が広がるアンドロザーの住人たちが、みな使用しているというコウモリが産出する延命薬である。

それ掘削する複合企業モーガスと、それを阻む軍隊とで争いが起きていた。その争いに巻き込まれる形で

アンドロザーニの鉱山で重篤な風土病にかかる

[編集] 7代目ドクター

6代目ドクターがラニによって襲撃され死亡し、再生した姿。 従来の子供向け番組の路線としてわかりやすさを求め、クエスチョンマークのステッキにシルクハットを被った人懐こそうな笑顔が似合うドクターとなった。スプーンをリズムよくたたいたり、手品やイリュージョンなどをコミュニケーションツールとして使い、好奇心旺盛かつ知識人という従来のドクターの路線に戻った。結果的にこの路線は功を奏し、5年振りに視聴率は安定期に戻った。
しかし安定期に入ったためか、演者が前から望んだ表裏一体の人物像の影の部分が出るようになり、服装もグレーやベージュを基調とした暗いものになっていく。 この時期のコンパニオンだったエースも後に「ドクターはとても腹黒い男だった」と語るほどで、この二面性から「悲しき道化師」とも言われた。

6代目ドクターから引き続き、メル・ブッシュと旅をする。"Dragonfire"でメルはターディスを降り、冒険家のサバロム・グリッツと共に旅に出る。入れ替わりで惑星スヴァルトスでウェイトレスとして働く少女、エースをコンパニオンとする。

しかしこのころからエースの出自について知っていながらも黙っていたり、モンスターやエイリアンが問題を起こすと自死する様に密かに誘導するなど、徐々に影の部分をのぞかせていく。特にダーレク族に対して初めて直接行動に出たドクターで、ダーレクの本拠地、惑星スカロを爆破し、跡形も残さず粉砕した

7代目ドクターは6代目ドクターのシリーズがBBC上層部によって打ち切られ、最後のチャンスとして与えられたシーズンである。 上述した通りある程度視聴者数は安定したため、ドクターのダークな部分を出した結果、視聴率が右肩下がりに下がっていってしまい、クラシックシリーズは打ち切りが決定する。 ドクターフーのラストシーンは、7代目ドクターとエースの後ろ姿にドクターのナレーションをかぶせたもの。マジックでは探検/Exploreイラストのシーンである。 原文が長いためフレイバーテキストは省略されている。

"There are worlds out there where the sky is burning, the sea's asleep, and the rivers dream. People made of smoke, and cities made of song. Somewhere there's danger, somewhere there’s injustice, and somewhere else the tea's getting cold. Come on, Ace – we've got work to do!" (意訳)「空は燃え、海は眠り、川は夢を見る世界がある。人々は煙でできており、街は歌でできている。どこかに危険が潜み、不正が蔓延り、どこかで紅茶が冷めている。さあエース!私たちにはやるべきことがある!」

※8代目ドクターに再生したときは既にエースと別れた後であるが、どのように分かれたたのかは不明である。(エースは後にドクタ―と何かのFalloutがあったと語っている)

[編集] ティーガン・ジョヴァンカ

ティーガン・ジョバンカ/Tegan Jovankaは1981年のオーストラリア・エア航空会社に勤務するスチュワーデス(現在でいうところのフライトアテンダンド)。 小説によれば出生が1980年であるため、初登場の"Logopolice"では21歳。

新しい勤務先であるヒースロー空港に向かう途中、叔母の車のタイヤがパンクし、助けを求めるために入った交番がターディスで、アドリック4代目ドクター/The Fourth Doctor鉢合わせする。 その後交番の外で叔母がマスターによって縮小されて殺害された状態で見つかる。ニッサと合流し共に真相を追う中で、ドクターはマスターとの戦いでアンテナから落下し死亡、ニッサ・アドリックと共に5代目ドクター/The Fifth Doctorへの再生を見届ける。

ティーガンは年長者としてドクターを手当てするため、なんとかターディスまで連れていく。再生サイクルに入ったドクターは昏倒して動けないが、マスターの策略により人造世界カストロヴァルアヴァにターディスは飛ばされてしまう。これ以降、ドクターが再覚醒したのちも「ヒースロー空港に戻りたいが戻れない」状態が続く。前半のティーガンは史上初の「ターディスを降りたくて仕方がないコンパニオン」である。ドクターに空港に戻ることを忘れられないよう、最初はスチュワーデスの制服を着たまま旅をしていたほどである。しかしターディス自体もあまりドクターの言うことを聞かない他、マスターの介入などの様々な事件のせいでなかなか空港に戻ることが出来なかった。

しかし旅の中でコンパニオンたちとの交流を通して心変わりをしていく。ニッサとは親友となったほか、若く生意気な面があるアドリックに対して最初はきつく当たる場面もあったが、徐々に打ち解けていく。 しかし"Earthshock"でアドリックが犠牲となった際には今すぐターディスで戻りアドリックを救うべきだと主張しするがドクターに退けられ、一時ドクターとの関係に溝が生まれる。その後別の事件を追うなかでターディスがヒースロー空港に到着したため、そのエピソードの最後にドクターたちはティーガンを置き去りにしていく。残されたティーガンは1年間スチュワーデスとして勤務したが、過激なクレームを立てた乗客を殴り飛ばしてしまい、解雇されてしまう。その後従兄に会いに行くも行方不明になっており、タイムロードの創始者オメガがかかわっており、事件を追っていたドクターと再会、再び旅に同行する。 その後は活発かつ胆力の強さから「ブレイブ・ハート、ティーガン」と呼ばれ、とくに惑星テヴァ・ロカ/Teva Lokaでは[マーラによる誘惑/Ensnared by the Mara|マーラ]に寄生される憂き目に遭うなど困難に直面するが、仲間との絆で乗り越えていく。後半ではヴィスラー・ターロー/Vislor Turloughとアンドロイド型のコンパニオン、カメリオンが仲間に加わる。 しかし"Resurrection of the Daleks"で起きた虐殺にショックを受け、これ以上旅を続けることにストレスを感じてターディスを降りた。

その後の足跡は新シリーズでも断片的に語られており、DVDコレクションのテイザー映像では航空会社の社長になっていたことが判明する。 コンパニオン同士だったニッサとは情熱的な感情を互いに持っており、"Sarah Jane Adventure"のサラの葬儀に二人で現れ、オーストラリアで共に生活していることが明かされる。このことからニッサが地球に来ていたこともここで初めて明かされた。 (奇しくもマジックのニッサも同性のパートナー持ちである) そのためティーガンの能力はニッサと共に攻撃をすると、互いが死なないように補い合うようにデザインされている。そのためドクターよりもニッサと相性が良いというかなりレアな統率者でもある。

新シリーズではBBC100周年記念番組で、13代目ドクターの最後の物語、"Power of Doctor"に7代目ドクターのコンパニオン、エースと共に再登場しドクターと再会する。作中でサイバーマンに囲まれた際にドクターに「こんなとき、何を思い出す?」と問いかけ、ドクターは「アドリック」と答えた。

同行したドクター
4代目ドクター/The Fourth Doctor
5代目ドクター/The Fifth Doctor
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