セレスタス/The Celestus
提供:MTG Wiki
伝説のアーティファクト
セレスタスが戦場に出るに際し、昼でも夜でもないなら、昼になる。
(T):好きな色1色のマナ1点を加える。
(3),(T):夜であるなら、昼になる。そうでないなら、夜になる。起動はソーサリーとしてのみ行う。
昼が夜になるか夜が昼になるたび、あなたは1点のライフを得る。あなたはカード1枚を引いてもよい。そうしたなら、カード1枚を捨てる。
昼と夜を操る伝説のアーティファクト。
ソーサリー・タイミング限定とはいえ、時間を自由に操作できるのは嬉しい。自分が狼男などの昼夜に関わるギミックを使っている場合はもちろん、強制的に昼にして対戦相手の狼男を弱体化させる用途にも使える。暇な時もマナ加速が可能で腐ることが少ないのもありがたい。
時間が切り替わると、わずかなライフ獲得とルーター能力が誘発する。自然に発動する場合は少しずつだが確実にアドバンテージを獲得できるし、能動的に発動する場合も3マナで1回復と1ルーティングは相場なり。総じてアドバンテージ源として優秀なアーティファクトである。昼夜を利用するデッキでの利用の他、全く昼夜を利用しないデッキであっても、単純なアドバンテージ源として採用する例が散見される。
リミテッドではレアなのもあって揃えづらいが、狼男を中心にピックしている場合や、逆に狼男に不利なピックになってしまった場合の対策にもなる。
構築でも概ね用途は同様。ただしマナの価値がリミテッドよりも高いので、意識しすぎてテンポ・アドバンテージを失わないように注意が必要。伝説ではあるが自身の手札交換能力で捨ててしまえばいいので、2枚目以降が腐るデメリットはそれほど気にならない。登場時のスタンダードではライフを稼ぎつつ捨てたカードを溺神の信奉者、リーア/Lier, Disciple of the Drownedで再利用できるグリクシス天啓に採用される。
- 多色マナ・アーティファクトとしての関連カードはマナリス/Manalithを参照。
ストーリー
セレスタス/The Celestusは、イニストラード/Innistradに存在する巨大な天文学的機構(イラスト)。何百年も前に垣魔女/Hedgewitchが建造したとされる。
詳細はセレスタス/The Celestus (ストーリー)を参照。
またこのカードは、イニストラード:真夜中の狩りの注目のストーリーの1枚でもある。イニストラード/Innistradの昼夜の平衡が崩れた原因を調査していたアーリン/Arlinnは、ウルヴェンワルド/The Ulvenwaldの森の奥深く、セレスタスの下で垣魔女のカティルダ/Katildaと出会った。カティルダは言った。収穫祭/The Harvesttide festivalの儀式と、セレスタスの起動をもって、昼夜の平衡を取り戻すことができると[1]。
脚注
- ↑ Episode 1: The Witch of the Woods/メインストーリー第1話:森の魔女(Magic Story 2021年9月2日 K. Arsenault Rivera著)