天才のひらめき/Stroke of Genius
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ウルザズ・サーガで多く作られたアルファ・ベータ版の強力カードのリメイクの1つで、Braingeyserをリメイクして作られたXドローカード。
シングルシンボルとなって多色デッキに入れやすくなり、インスタントに変化されたことによる青使いの望む対応撃ちができるようになった。その分1マナ重くすることでバランスを取っている。パーミッションで対戦相手のターン終了時にプレイしたり、後半戦においての大量ドローに変換したりと幅広い用途がある。
しかも、収録されているウルザ・ブロックには多数のマナ・アーティファクトやトレイリアのアカデミー/Tolarian Academy、ガイアの揺籃の地/Gaea's Cradleなど、強力なマナ加速カードが数多く存在したため、重くなったデメリットが消え、メリットばかりが目立つ結果になった。
パーミッション(青茶単)での大量ドロー手段や、マナ・クリーチャー+ガイアの揺籃の地で加速するリス対立、マナ・アーティファクトでブーストするティンカー系茶単デッキなど、青系デッキ全般で中核的ドローカードとして活躍した。
さらに、状況によっては相手に大量に引かせることで対戦相手をライブラリーアウトに持ち込むこともできる。青茶単でミラーマッチの決め手となった他、ティンカーやスーサイドブラウンでも崩れゆく聖域/Crumbling Sanctuary後の勝ち手段となった。
そして、これらの特性を最大限に悪用したのがかの極悪コンボデッキ、MoMaである。精神力/Mind Over Matterで手札をマナに変え、これでマナを手札に変換することで一気にマナを増幅し、そのマナをこのカードで相手に撃ち込むことで相手をライブラリーアウトさせることができた。つまり、コンボパーツとエンドカードの役割を一枚で兼用していたのだ。MoMaの別名、「ターボ・ジーニアス(Turbo Genius)」の由来でもある。
総合的にオリジナルの強さを超えた好例と言えよう。
- MoMaに限らず、ハイタイドやターボ・サイクリングなどの大量マナ系コンボデッキとの相性は抜群。コンボ完成前はパーツを集めるドロー手段となり、完成後はフィニッシャーの役割を果たす。そのため「青のX火力」などと呼ばれることもある(しかもこれは「軽減できない」のと同義である)。通常のX火力と異なり、いつ引いても無駄にならないのが大きい。
- 環境が合うならMana Drainやウルザランドと組み合わせるのもよい。
- イラストはウルザ/Urzaが時間旅行をできるゴーレムの素材として銀を思いついた時。つまり設計図に描かれているのはカーン/Karnである。
1999年1月1日より、ヴィンテージで制限カード、Type1.5では禁止カードに指定される。2004年9月20日よりType1.5から移行したレガシーでは禁止されていない。2004年12/20よりヴィンテージでの制限を解除、全てのエターナル環境で4枚使えるようになる。