プレインズウォーカーの灯/Planeswalker's Spark

提供:MTG Wiki

2022年9月1日 (木) 22:53時点におけるYoidome (トーク | 投稿記録)による版
移動: 案内, 検索

プレインズウォーカーの灯/The Planeswalker Sparkとは、プレインズウォーカー/Planeswalkerになるために必要なもの。単に「灯/The Spark」と略して呼ばれることもある。

この名は、プレインズウォーカーたち自身が呼んでいる呼称である。天性のものであり、これがない者はいくら努力しても魔術の才能があっても、プレインズウォーカーにはなれない。

目次

灯の点灯

プレインズウォーカーの灯は、あらゆる知的生命体の中でも非常に限られたごく少数の者のみが持って生まれてくる[1]。ただし、天使/Angelデーモン/Demonといったマナが具象化した存在や、次元/Planeを体現する存在[2]、魂の無い存在[3]は灯を持つことはない。

灯を持っていたとしても、必ずしもプレインズウォーカーの力に目覚めるというわけではない。力に目覚めるには何かの大きな「きっかけ」が必要であり、グレイシャン/Glacianや、歴史改変前ナーセット/Narsetのように目覚めないまま一生を終える者もいる。最も多いきっかけは生命の危機、死への直面であるが、他にも強いショックや精神的重圧、あるいは瞑想の境地から覚醒する場合もある。例えばウルザ/Urza兄弟戦争/Brothers' Warの最後、人間ではなくなってしまったミシュラ/Mishraを見、テリシア/Terisiare大陸ごと吹き飛ばした際に、その衝撃で力に目覚めた(The Devastation)。「灯の点灯」「灯がともる」と呼ばれるこの事象も、生まれた境遇や運命にも左右されるが、やはり非常に稀な現象である。

  • 灯がともったとき次元を渡る能力に加え、別の力を会得した例もある。例えばアショク/Ashiok悪夢を現実に具現化する力を行使できるようになった。

灯の移植

灯は他人へ移植、保管することが可能である。

灯の利用

一度点灯したプレインズウォーカーの灯はそれ自体が非常に強力な魔力の塊である。

灯を犠牲にすることで次元規模の魔法を行使したり、非常に強力なアーティファクトを創造したりすることが可能である。

ただしこれはプレインズウォーカーにとって生命の次に究極的な自己犠牲であり、そうそう行われることはない。利己的、独善的なプレインズウォーカーの中には他のプレインズウォーカーを無力化してその灯を強制的に使用した者もいる。(→ニコル・ボーラス/Nicol Bolasウルザ/Urza

未来予知における大修復/The Mendingにより、プレインズウォーカーの灯は変質してしまい、以前ほど万能の力ではなくなった。上述の灯を犠牲にした大魔法が変質後も行えるかは不明である。

トリビア

  • 移植という手段を用いず、ジアドロン・ディハーダ/Geyadrone Dihadaダッコン/Dakkonを後天的にプレインズウォーカーにする描写がある。当時は単に設定が固まっていなかったのか、ダッコンが灯を持っていたもののプレインズウォーカーとして目覚めていなかったのかは定かではないが、設定が概ね固まってからはそういった描写はされなくなっている。
  • 以前は「プレインズウォーカーの火花」と訳されていたが、時のらせんの辺りから「プレインズウォーカーの灯」と訳されるようになった。だが、『燃え尽きぬ炎』では「火花」と表現されている。訳者のミスと言えばそれまでだが、「灯というか火花というか」といった感じの比喩表現の可能性も。
  • 灯なしでも強力な魔法使いになれる一方、強力な魔法使いでなくても灯を持てる。「強力な魔法や能力を扱えるか」とプレインズウォーカーであるかは別問題であるが、少なくとも物語に登場している大半のプレインズウォーカーは強力な魔法か能力を扱える傾向にある。一方、テヨ・ベラダ/Teyo Veradaのように落ちこぼれと評される程の人物がプレインズウォーカーになった例もある。[4]

脚注

  1. You are a Planeswalker(Feature 2008年7月25日)原文は"one in a million"。
  2. A Voice for VorthosDoug Beyerのブログ 2013年4月26日)
  3. Will there be an explanation about how Phyrexians…Blogatog 2022年1月27日 Mark Rosewater著)
  4. A Voice for Vorthos(Doug Beyerのブログ 2013年10月13日)

参考

QR Code.gif