さらなる速さ/Need for Speed

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[[赤]]の長年のテーマの一つである「[[速攻]]」を[[オデッセイ]]のテーマである「[[墓地]]」と融合させたカード。
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[[赤]]の長年のテーマの一つである「[[速攻]]」を[[オデッセイ]]のテーマである「[[墓地]]」と融合させた[[カード]]。任意の[[クリーチャー]]に[[速攻]]を与えつつ[[墓地]]を肥やし、速やかに[[スレッショルド]]を達成させることができる。
任意の[[クリーチャー]]に[[速攻]]を与えつつ[[墓地]]を肥やし、速やかに[[スレッショルド]]を達成させることが出来る。
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しかし土地1枚でクリーチャー1体に[[速攻]]は…はっきり言って効率が悪い。
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[[スレッショルド]]達成以外に用は無い。いやむしろ[[スレッショルド]]達成においても用は無い。
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しかし[[土地]]1枚でクリーチャー1体に速攻は効率が悪く、これ自体でカード1枚を使っているため、[[アドバンテージ]]の損失があまりにも大きい。赤の速攻デッキにとって、序盤のカード1枚1枚は貴重であり、元々速攻を持っているクリーチャーも多い。そういった意味では、どちらかというと[[コンボ]]向けだろう。
そのイラストから、通称「エイトマン」。(デッキの[[8Man]]とは無関係)
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[[熱情/Fervor]]など、他に[[追加コスト]]なしで全てのクリーチャーに速攻を持たせるカードもいくつか存在するため、これはお呼びが掛からなかった。
  
<!-- 同コンセプトのカードは以下の通り。 -->
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*[[リミテッド]]向けに思えるが、[[構築]]以上にアドバンテージが重要であり、なおかつ構築よりも遥かに遅い[[環境]]であるため、むしろ絶対に[[ピック]]したくないカード。土地を[[生け贄に捧げる]]事よりも、速攻を持たせる為だけに[[スロット]]を割きたくない、というのが実情である。
次のリストのように、追加コストなしですべてのクリーチャーに速攻を持たせることができるカードが普通は環境に1枚は存在するので、その意味でも「複数に速攻を持たせられないこともないが、そのコストは相当に辛い」このエンチャントにお呼びがかからないのは仕方がない所。土地1枚ですべてのクリーチャーに速攻、ならまだ投入の目はあったと思うのだが。
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*{{Gatherer|id=29971}}からしても[[フレイバー・テキスト]]からしても、もの凄い速さである。そのイラストから「エイトマン」という通称がある。SF漫画「[[Wikipedia:ja:8マン|8マン]]」に由来するもので、デッキの[[8Man]]とは無関係。
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{{フレイバーテキスト|彼の足は地面をひん曲げた。彼の腕は風をリボンのように裂いた。そして彼は行ってしまった。}}
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*上記のようにイラストが特徴的なカードだが、実はこのイラストは本来[[光明の守護者/Luminous Guardian]]のために用意されたものであった。素早く動くことでより多くのクリーチャーをブロックする、というコンセプトだったようだが、できあがったイラストがあまりに防御的には見えなかったため、さらなる速さに使われることになったのだ<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/arcana/what-if-odyssey-art-ii-2002-02-11 "What If?" with Odyssey art II]([[Daily MTG]] Arcana 2002年2月11日)</ref>
  
*[[調和の中心/Concordant Crossroads]]
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==参考==
*[[熱情/Fervor]]
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<references />
*[[ヤヴィマヤの火/Fires of Yavimaya]]
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*[[カード個別評価:オデッセイ]] - [[レア]]
*[[憤怒/Anger]]
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*[[集団恐慌/Mass Hysteria]]
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*[[戦の只中/In the Web of War]]
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[[ヤヴィマヤの火/Fires of Yavimaya]]は一時代を築き上げ、残りも全く使われない事は無かった。
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[[Category:俗称のあるカード|さらなるはやさ]]
やはりアドバンテージ面での負担が大きすぎるということだろう。
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*[[リミテッド]]向けに思えるが、[[構築]]以上に[[アドバンテージ]]が重要であり、尚且つ[[構築]]よりも遥かに遅い環境であるため、むしろ絶対に[[ピック]]したくないカード。
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土地を生け贄に捧げる事よりも、速攻を持たせる為だけに[[スロット]]を割きたくない、というのが実情である。
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*上記のようにイラストが特徴的なカードだが、実はこのイラストは本来[[光明の守護者/Luminous Guardian]]のために用意されたものであった。
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素早く動くことでより多くのクリーチャーをブロックする、というコンセプトだったようだが、できあがったイラストがあまりに防御的には見えなかったため、さらなる速さに使われることになったのだ。→[[http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/arcana/28|参考]]
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==参考==
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*[[カード個別評価:オデッセイブロック]]
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2019年1月5日 (土) 22:10時点における最新版


Need for Speed / さらなる速さ (赤)
エンチャント

土地を1つ生け贄に捧げる:クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで速攻を得る。


の長年のテーマの一つである「速攻」をオデッセイのテーマである「墓地」と融合させたカード。任意のクリーチャー速攻を与えつつ墓地を肥やし、速やかにスレッショルドを達成させることができる。

しかし土地1枚でクリーチャー1体に速攻は効率が悪く、これ自体でカード1枚を使っているため、アドバンテージの損失があまりにも大きい。赤の速攻デッキにとって、序盤のカード1枚1枚は貴重であり、元々速攻を持っているクリーチャーも多い。そういった意味では、どちらかというとコンボ向けだろう。

熱情/Fervorなど、他に追加コストなしで全てのクリーチャーに速攻を持たせるカードもいくつか存在するため、これはお呼びが掛からなかった。

  • リミテッド向けに思えるが、構築以上にアドバンテージが重要であり、なおかつ構築よりも遥かに遅い環境であるため、むしろ絶対にピックしたくないカード。土地を生け贄に捧げる事よりも、速攻を持たせる為だけにスロットを割きたくない、というのが実情である。
  • イラストからしてもフレイバー・テキストからしても、もの凄い速さである。そのイラストから「エイトマン」という通称がある。SF漫画「8マン」に由来するもので、デッキの8Manとは無関係。
彼の足は地面をひん曲げた。彼の腕は風をリボンのように裂いた。そして彼は行ってしまった。
  • 上記のようにイラストが特徴的なカードだが、実はこのイラストは本来光明の守護者/Luminous Guardianのために用意されたものであった。素早く動くことでより多くのクリーチャーをブロックする、というコンセプトだったようだが、できあがったイラストがあまりに防御的には見えなかったため、さらなる速さに使われることになったのだ[1]

[編集] 参考

  1. "What If?" with Odyssey art IIDaily MTG Arcana 2002年2月11日)
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