エルドラージ/Eldrazi

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[[多元宇宙/Multiverse]]の[[次元/Plane]]と次元の狭間である[[久遠の闇/Blind Eternities]]から生まれた存在。[[プレインズウォーカー/Planeswalker]]では無いが次元と次元の間を渡る事ができ、姿を現した次元のありとあらゆる生命と[[マナ]]を食い尽くす、恐るべき捕食者である。さまざまな概念を超越した存在であり、一部のエルドラージが[[色]]を持たないという特殊な性質もその設定に由来する。現在、[[エムラクール/Emrakul]]、[[コジレック/Kozilek]]、[[ウラモグ/Ulamog]]の3体のエルドラージが確認されているが、エルドラージがこの3体しか存在しないのかはわかっていない。
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[[多元宇宙/Multiverse]]の[[次元/Plane]]と次元の狭間である[[久遠の闇/Blind Eternities]]から生まれた存在。[[プレインズウォーカー/Planeswalker]]ではないが次元と次元の間を渡る事ができ、姿を現した次元のありとあらゆる生命と[[マナ]]を食い尽くす、恐るべき捕食者である。さまざまな概念を超越した存在であり、一部のエルドラージが[[色]]を持たないという特殊な性質もその設定に由来する。現在、[[エムラクール/Emrakul]]、[[コジレック/Kozilek]]、[[ウラモグ/Ulamog]]の3体のエルドラージが確認されているが、エルドラージがこの3体しか存在しないのかはわかっていない。
  
次元に出現するエルドラージは、その霊気の影が3次元空間に投影されたものである。そのため物理的に破壊しても、久遠の闇にいるエルドラージ本体を破壊した事にはならない。また物理的なエルドラージは3体いずれかのエルドラージの肉の延長に過ぎず、本体が不在になれば身体を失った手足のように萎びて死ぬ。これらエルドラージの物理的延長を全て合わせて血族/Blood Lineageと呼ぶ。
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次元に出現するエルドラージは、その[[霊気/Æther]]の影が三次元空間に投影されたものである。そのため物理的に破壊しても、久遠の闇にいるエルドラージ本体を破壊した事にはならない。また物理的なエルドラージは3体いずれかのエルドラージの肉の延長に過ぎず、本体が不在になれば身体を失った手足のように萎びて死ぬ。これらエルドラージの物理的延長を全て合わせて血族/Blood Lineageと呼ぶ。
  
 
三次元におけるエルドラージは常識を冒涜するような似姿をしており、それぞれの血族は全てその奇抜な特徴を受け継いでいる。
 
三次元におけるエルドラージは常識を冒涜するような似姿をしており、それぞれの血族は全てその奇抜な特徴を受け継いでいる。
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かつて六千年以上の昔、数え切れないほどの次元の危機を目の当たりにしてきた三人の古き[[プレインズウォーカー/Planeswalker]]により、マナに満ちた世界[[ゼンディカー/Zendikar]]へと引き寄せられ、強力な魔法により幽閉された。
 
かつて六千年以上の昔、数え切れないほどの次元の危機を目の当たりにしてきた三人の古き[[プレインズウォーカー/Planeswalker]]により、マナに満ちた世界[[ゼンディカー/Zendikar]]へと引き寄せられ、強力な魔法により幽閉された。
  
しかし彼らは、たった数世紀のあいだに自由になる寸前にまで至り、ゼンディカーのマナと生命を吸い上げてほとんど荒野にしてしまった。彼らの醜悪な小型の手下(血族)が現実世界に登場しだしたが、エルドラージとその血族は再び封印される。
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しかし彼らは、たった数世紀のあいだに自由になる寸前にまで至り、ゼンディカーのマナと生命を吸い上げてほとんど荒野にしてしまった。彼らの醜悪な小型の手下(血族)が現実世界に登場しだしたが、エルドラージとその血族は再び封印される。
  
3体の伝説のエルドラージの遠い昔の記憶は、三神として信仰の対象となり、ゼンディカーの[[マーフォーク]]や[[コー]]の種族に崇められてきた。[[引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn|風の女神エム(エメリア)]]、[[真実の解体者、コジレック/Kozilek, Butcher of Truth|ペテン師の神コーシ]]、[[無限に廻るもの、ウラモグ/Ulamog, the Infinite Gyre|海の女神ウーラ]]である。
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3体の伝説のエルドラージの遠い昔の記憶は、三神として信仰の対象となり、ゼンディカーの[[マーフォーク]]や[[コー]]の[[種族]]に崇められてきた。[[引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn|風の女神エム(エメリア)]]、[[真実の解体者、コジレック/Kozilek, Butcher of Truth|ペテン師の神コーシ]]、[[無限に廻るもの、ウラモグ/Ulamog, the Infinite Gyre|海の女神ウーラ]]である。
  
 
そして、かつて次元を食らっていた時代から数千年が経った今。[[ニコル・ボーラス/Nicol Bolas (ストーリー)|ニコル・ボーラス/Nicol Bolas]]の命令を受けた[[狂乱のサルカン/Sarkhan the Mad|狂乱の]]プレインズウォーカー[[サルカン・ヴォル/Sarkhan Vol (ストーリー)|サルカン・ヴォル/Sarkhan Vol]]は、[[ウギン/Ugin#ウギンの目|ウギンの目/Eye of Ugin]]の部屋で封印を見張っていたが、敵対するプレインズウォーカーの行動がきっかけとなり、エルドラージが解き放たれてしまった。再びエルドラージは目覚め、虐殺が始まるのだった。
 
そして、かつて次元を食らっていた時代から数千年が経った今。[[ニコル・ボーラス/Nicol Bolas (ストーリー)|ニコル・ボーラス/Nicol Bolas]]の命令を受けた[[狂乱のサルカン/Sarkhan the Mad|狂乱の]]プレインズウォーカー[[サルカン・ヴォル/Sarkhan Vol (ストーリー)|サルカン・ヴォル/Sarkhan Vol]]は、[[ウギン/Ugin#ウギンの目|ウギンの目/Eye of Ugin]]の部屋で封印を見張っていたが、敵対するプレインズウォーカーの行動がきっかけとなり、エルドラージが解き放たれてしまった。再びエルドラージは目覚め、虐殺が始まるのだった。

2015年4月12日 (日) 20:18時点における版

エルドラージ/Eldraziゼンディカー・ブロックで初登場したクリーチャー

解説

多元宇宙/Multiverse次元/Planeと次元の狭間である久遠の闇/Blind Eternitiesから生まれた存在。プレインズウォーカー/Planeswalkerではないが次元と次元の間を渡る事ができ、姿を現した次元のありとあらゆる生命とマナを食い尽くす、恐るべき捕食者である。さまざまな概念を超越した存在であり、一部のエルドラージがを持たないという特殊な性質もその設定に由来する。現在、エムラクール/Emrakulコジレック/Kozilekウラモグ/Ulamogの3体のエルドラージが確認されているが、エルドラージがこの3体しか存在しないのかはわかっていない。

次元に出現するエルドラージは、その霊気/Ætherの影が三次元空間に投影されたものである。そのため物理的に破壊しても、久遠の闇にいるエルドラージ本体を破壊した事にはならない。また物理的なエルドラージは3体いずれかのエルドラージの肉の延長に過ぎず、本体が不在になれば身体を失った手足のように萎びて死ぬ。これらエルドラージの物理的延長を全て合わせて血族/Blood Lineageと呼ぶ。

三次元におけるエルドラージは常識を冒涜するような似姿をしており、それぞれの血族は全てその奇抜な特徴を受け継いでいる。

ストーリー

かつて六千年以上の昔、数え切れないほどの次元の危機を目の当たりにしてきた三人の古きプレインズウォーカー/Planeswalkerにより、マナに満ちた世界ゼンディカー/Zendikarへと引き寄せられ、強力な魔法により幽閉された。

しかし彼らは、たった数世紀のあいだに自由になる寸前にまで至り、ゼンディカーのマナと生命を吸い上げてほとんど荒野にしてしまった。彼らの醜悪な小型の手下(血族)が現実世界に登場しだしたが、エルドラージとその血族は再び封印される。

3体の伝説のエルドラージの遠い昔の記憶は、三神として信仰の対象となり、ゼンディカーのマーフォークコー種族に崇められてきた。風の女神エム(エメリア)ペテン師の神コーシ海の女神ウーラである。

そして、かつて次元を食らっていた時代から数千年が経った今。ニコル・ボーラス/Nicol Bolasの命令を受けた狂乱のプレインズウォーカーサルカン・ヴォル/Sarkhan Volは、ウギンの目/Eye of Uginの部屋で封印を見張っていたが、敵対するプレインズウォーカーの行動がきっかけとなり、エルドラージが解き放たれてしまった。再びエルドラージは目覚め、虐殺が始まるのだった。

テーロス・ブロックの時代では、すでにエルドラージがゼンディカー全域を制圧してしまった。その恐るべき支配は、プレインズウォーカー・キオーラ/Kioraさえも故郷/Homeを滅ぼされていることから想像していただきたい。

参考

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