エンチャントレス

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
(エンチャントレス(Enchantress)(デッキ))
 
(11人の利用者による、間の14版が非表示)
1行: 1行:
=エンチャントレス/Enchantress(クリーチャー・タイプ)=
+
{{Otheruses|[[廃止されたクリーチャー・タイプ]]|[[デッキ]]|エンチャントレス (デッキ)}}
  
かつて存在した[[クリーチャー・タイプ]]の1つ。女魔術師。現在は廃止された。
+
'''エンチャントレス'''/''Enchantress''は、かつて存在した[[クリーチャー・タイプ]]の1つ。女魔術師という意味。現在は[[ドルイド]]に統合され、廃止された。いずれもエンチャントに関する能力を持つことから、それらのカードに対する俗称としても用いられるが、特に『あなたがエンチャント呪文を唱えるたび、カードを1枚引く』能力を持ったカードの俗称となっている。
[[カード名:Enchantress|カード名に「Enchantress」を含むカード]]はいずれもエンチャントに関する能力を持つことから、それらのカードに対する俗称としても用いられる。
+
  
 
*[[新緑の女魔術師/Verduran Enchantress]]は当初エンチャントレスだったが[[第6版]]で変更されてしまった。
 
*[[新緑の女魔術師/Verduran Enchantress]]は当初エンチャントレスだったが[[第6版]]で変更されてしまった。
<!-- このことから考えると、今後このクリーチャー・タイプを持つクリーチャーが新たに登場する可能性は低い。 -->
+
**その[[新緑の女魔術師/Verduran Enchantress]]は、[[第5版]]まではエンチャントレスであり、[[第6版]]で[[ウィザード]]になり、[[第7版]]で[[ドルイド]]になり、[[第9版]]で[[人間]]・[[ドルイド]]になった。
**その[[新緑の女魔術師/Verduran Enchantress]]は、[[第5版]]までは[[エンチャントレス]]であり、[[第6版]]で[[ウィザード]]になり、[[第7版]]で[[ドルイド]]になり、[[第9版]]で[[人間]]・[[ドルイド]]になった。
+
**最後のエンチャントレスであった[[アルゴスの女魔術師/Argothian Enchantress]][[2007年9月サブタイプ変更]][[人間]]・[[ドルイド]]に変更され、エンチャントレスは絶滅した。
**最後のエンチャントレスであった[[アルゴスの女魔術師/Argothian Enchantress]]も2007年9月の[[Oracle]]改訂によって[[人間]]・[[ドルイド]]に変更され、エンチャントレスは絶滅した。
+
  
 
==関連カード==
 
==関連カード==
16行: 14行:
  
 
==参考==
 
==参考==
<!-- -[[サブタイプ:Enchantress|エンチャントレス(Enchantress)で検索]] -->
+
*{{WHISPER検索/カード名|Enchantress|カード名に「Enchantress」を含むカード}}
*[[クリーチャー・タイプ解説]]
+
*[[廃止されたクリーチャー・タイプ]]
  
****
+
[[Category:絶滅したクリーチャー・タイプ|えんちゃんとれす]]
=エンチャントレス/Enchantress(デッキ)=
+
 
+
[[アルゴスの女魔術師/Argothian Enchantress]]など、「[[エンチャント]][[呪文]]を[[プレイ]]するたびに[[カード]]が引ける」[[能力]]を持った「[[エンチャントレス]]」を中心に据え、[[ドロー]]をしまくる[[コンボ]]系[[デッキ]]。
+
 
+
元祖・エンチャントレスの[[新緑の女魔術師/Verduran Enchantress]]ははるか昔から存在していたが、これ1種類ではデッキの核を形成するには至らず、デッキとして登場したのは[[ウルザズ・サーガ]]で[[アルゴスの女魔術師/Argothian Enchantress]]が登場し、2種類8枚体制が可能になった時が初である。
+
その後[[オンスロート]]でよりデッキと相性の良いタイプの[[女魔術師の存在/Enchantress's Presence]]が登場した。
+
 
+
{{#card:Argothian Enchantress}}
+
 
+
{{#card:Verduran Enchantress}}
+
 
+
{{#card:Enchantress's Presence}}
+
 
+
基本的な動きとしては、これらを[[コントロール]]している状態で低[[コスト]]の[[エンチャント]]を多数[[プレイ]]し、[[コンボパーツ]]をそろえる。
+
 
+
また若干[[ドロー]]の仕方が異なるが[[フェメレフのエンチャントレス/Femeref Enchantress]]も存在する。
+
 
+
{{#card:Femeref Enchantress}}
+
 
+
それ以外の部分は構成カードによってさまざまであり、代表的なものとして以下のようなタイプが存在する。
+
 
+
==[[ウルザ・ブロック]]+[[マスクス・ブロック]]期==
+
[[祖先の仮面/Ancestral Mask]]などを使って[[殴る]]タイプ。
+
[[アデプトグリーン]]とも呼ばれ、[[ドロー]][[能力]]を持つエンチャントレスの他、[[ヤヴィマヤの女魔術師/Yavimaya Enchantress]]も[[キーカード]]の1つ。
+
 
+
{{#card:Yavimaya Enchantress}}
+
 
+
{{#card:Ancestral Mask}}
+
 
+
詳しくは[[アデプトグリーン]]の項目を参照。
+
 
+
 
+
==[[テンペスト・ブロック]]+[[ウルザ・ブロック]]期==
+
この時期は2種類のタイプが存在する。
+
 
+
1つは[[カニクラフト]]に[[エンチャントレス]]の要素を入れたタイプで、基本的に[[コンボ]][[[デッキ]]である。
+
しかしこちらの場合、エンチャントレスはデッキの軸と言うより[[ドロー]]補助の意味合いが強い。
+
 
+
{{#card:Earthcraft}}
+
 
+
{{#card:Horseshoe Crab}}
+
 
+
カニクラフトは[[繁茂/Wild Growth]]を中心に[[軽い|軽量]]エンチャントが多く入るデッキであるため、エンチャントレスとの相性は非常に良い。
+
カニクラフトの中ではこのタイプが主流であり、[[大地の知識/Earthcraft]]が[[スタンダード]]で[[禁止カード|禁止]]される原因の1つにもなった。
+
 
+
もう一方は[[オーラトグ/Auratog]]と[[怨恨/Rancor]]のコンボで殴るタイプ。
+
このタイプは[[オーランカー]]と呼ばれることの方が多い。
+
 
+
{{#card:Auratog}}
+
 
+
{{#card:Rancor}}
+
 
+
詳しくは[[オーランカー]]の項目を参照。
+
 
+
===サンプルレシピ===
+
 
+
*備考
+
**[[アメリカ選手権99]] ベスト8([http://www.wizards.com/sideboard/article.asp?x=USNAT99/welcome 参考])
+
**使用者:[[John Hunka]]
+
*[[フォーマット]]
+
**[[スタンダード]]([[第6版]]+[[テンペスト・ブロック]]+[[ウルザ・ブロック]])
+
 
+
{| class="wikitable" style="margin:0 auto; text-align:left;"
+
|-
+
!colspan="2" style="background:#dddddd"|''メインデッキ (60)''
+
|-
+
!colspan="2" style="background:#ffddee"|''クリーチャー (13)''
+
|-
+
|4||[[フェアリーの大群/Cloud of Faeries]]
+
|-
+
|2||[[花の壁/Wall of Blossoms]]
+
|-
+
|4||[[アルゴスの女魔術師/Argothian Enchantress]]
+
|-
+
|2||[[新緑の女魔術師/Verduran Enchantress]]
+
|-
+
|1||[[パリンクロン/Palinchron]]
+
|-
+
!colspan="2" style="background:#ffeedd"|''インスタント・ソーサリー (8)''
+
|-
+
|2||[[俗世の教示者/Worldly Tutor]]
+
|-
+
|4||[[大あわての捜索/Frantic Search]]
+
|-
+
|1||[[天才のひらめき/Stroke of Genius]]
+
|-
+
|1||[[ヨーグモスの意志/Yawgmoth's Will]]
+
|-
+
!colspan="2" style="background:#eeeeee"|''エンチャント・アーティファクト (20)''
+
|-
+
|1||[[ちらつき護法印/Flickering Ward]]
+
|-
+
|4||[[繁茂/Wild Growth]]
+
|-
+
|4||[[肥沃な大地/Fertile Ground]]
+
|-
+
|4||[[エラダムリーのぶどう園/Eladamri's Vineyard]]
+
|-
+
|4||[[踏査/Exploration]]
+
|-
+
|1||[[聖なる場/Sacred Ground]]
+
|-
+
|2||[[適者生存/Survival of the Fittest]]
+
|-
+
!colspan="2" style="background:#ddffee"|''土地 (19)''
+
|-
+
|2||[[島/Island]]
+
|-
+
|10||[[森/Forest]]
+
|-
+
|4||[[真鍮の都/City of Brass]]
+
|-
+
|2||[[セラの聖域/Serra's Sanctum]]
+
|-
+
|1||[[スランの採石場/Thran Quarry]]
+
|-
+
!colspan="2" style="background:#ddeeff"|''サイドボード''
+
|-
+
|1||[[現実主義の修道士/Monk Realist]]
+
|-
+
|2||[[解呪/Disenchant]]
+
|-
+
|1||[[沈静/Allay]]
+
|-
+
|1||[[溶岩噴火/Volcanic Geyser]]
+
|-
+
|1||[[ヨーグモスの意志/Yawgmoth's Will]]
+
|-
+
|3||[[聖なる場/Sacred Ground]]
+
|-
+
|3||[[崇拝/Worship]]
+
|-
+
|3||[[防御の光網/Defense Grid]]
+
|}
+
 
+
----
+
==[[エクステンデッド]]([[オンスロート]]参入時)==
+
[[気流の言葉/Words of Wind]]を使った、どちらかと言えば[[ロック]]に近いタイプ。
+
[[エターナルウインド]]やエンドレスウインドと呼ばれることもある。
+
このタイプではエンチャントレスは[[ドロー]]エンジンであると同時に[[コンボパーツ]]でもある。
+
 
+
{{#card:Words of Wind}}
+
 
+
詳しくは[[エターナルウインド]]の項目参照。
+
 
+
 
+
==[[レガシー]]==
+
 
+
レガシーでも少数存在している。
+
 
+
{{#card:Argothian Enchantress}}
+
 
+
{{#card:Solitary Confinement}}
+
 
+
{{#card:Replenish}}
+
 
+
主に防御的な[[コントロール]]の構成を取るのが主流。
+
 
+
[[踏査/Exploration]]や[[楽園の拡散/Utopia Sprawl]]による[[マナ加速]]から、[[アルゴスの女魔術師/Argothian Enchantress]]や[[女魔術師の存在/Enchantress's Presence]]による高速ドローを背景に、[[エレファント・グラス/Elephant Grass]]や[[独房監禁/Solitary Confinement]]で身を守る。
+
 
+
[[真の木立ち/Sterling Grove]]によってそれらのエンチャントを守りつつ、状況に応じて一枚差しされた様々なエンチャントをサーチし展開していく。
+
 
+
フィニッシャーは、[[聖なるメサ/Sacred Mesa]]や[[戦争の言葉/Words of War]]が好んで使用され、[[セラの聖域/Serra's Sanctum]]から出る膨大なマナにより一気に勝負をかける。
+
 
+
また、このデッキが成立する理由として、[[補充/Replenish]]の禁止解除がある。
+
主に[[コンボ]]要員として用いられたカードであるが、このカードによってエンチャントデッキの天敵である[[破滅的な行為/Pernicious Deed]]や[[地に平穏/Tranquil Domain]]による大量破壊から、一気にリカバリーする事が可能となった。
+
 
+
===サンプルレシピ===
+
 
+
*備考
+
**[[世界選手権07]]([http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/worlds07/legacydecks 参考])
+
**使用者:[[Luis Scott-Vargas]]
+
*[[フォーマット]]
+
**[[レガシー]](〜[[ローウィン]])
+
 
+
{| class="wikitable" style="margin:0 auto; text-align:left;"
+
|-
+
!colspan="2" style="background:#dddddd"|''[[メインデッキ]] (60)''
+
|-
+
!colspan="2" style="background:#ffddee"|''[[クリーチャー]] (4)''
+
|-
+
|4||[[アルゴスの女魔術師/Argothian Enchantress]]
+
|-
+
!colspan="2" style="background:#ffeedd"|''[[インスタント]]・[[ソーサリー]] (2)''
+
|-
+
|2||[[補充/Replenish]]
+
|-
+
!colspan="2" style="background:#eeeeee"|''[[エンチャント]]・[[アーティファクト]] (32)''
+
|-
+
|1||[[沈黙のオーラ/Aura of Silence]]
+
|-
+
|3||[[孤独の都/City of Solitude]]
+
|-
+
|4||[[エレファント・グラス/Elephant Grass]]
+
|-
+
|4||[[女魔術師の存在/Enchantress's Presence]]
+
|-
+
|2||[[踏査/Exploration]]
+
|-
+
|2||[[地の封印/Ground Seal]]
+
|-
+
|2||[[Moat]]
+
|-
+
|2||[[忘却の輪/Oblivion Ring]]
+
|-
+
|1||[[聖なる場/Sacred Ground]]
+
|-
+
|1||[[聖なるメサ/Sacred Mesa]]
+
|-
+
|2||[[独房監禁/Solitary Confinement]]
+
|-
+
|3||[[真の木立ち/Sterling Grove]]
+
|-
+
|4||[[楽園の拡散/Utopia Sprawl]]
+
|-
+
|1||[[戦争の言葉/Words of War]]
+
|-
+
!colspan="2" style="background:#ddffee"|''[[土地]] (22)''
+
|-
+
|1||[[Bayou]]
+
|-
+
|7||[[森/Forest]]
+
|-
+
|3||[[平地/Plains]]
+
|-
+
|3||[[Savannah]]
+
|-
+
|1||[[Scrubland]]
+
|-
+
|2||[[セラの聖域/Serra's Sanctum]]
+
|-
+
|1||[[Taiga]]
+
|-
+
|4||[[吹きさらしの荒野/Windswept Heath]]
+
|-
+
!colspan="2" style="background:#ddeeff"|''[[サイドボード]]''
+
|-
+
|2||[[クローサの掌握/Krosan Grip]]
+
|-
+
|1||[[補充/Replenish]]
+
|-
+
|3||[[思考囲い/Thoughtseize]]
+
|-
+
|3||[[窒息/Choke]]
+
|-
+
|2||[[霊体の正義/Karmic Justice]]
+
|-
+
|4||[[虚空の力線/Leyline of the Void]]
+
|}
+
 
+
==参考==
+
*[[デッキ集]]
+

2013年1月2日 (水) 00:52時点における最新版

エンチャントレス/Enchantressは、かつて存在したクリーチャー・タイプの1つ。女魔術師という意味。現在はドルイドに統合され、廃止された。いずれもエンチャントに関する能力を持つことから、それらのカードに対する俗称としても用いられるが、特に『あなたがエンチャント呪文を唱えるたび、カードを1枚引く』能力を持ったカードの俗称となっている。

[編集] 関連カード

かつてクリーチャー・タイプがエンチャントレスであったカード

[編集] 参考

QR Code.gif