デッキ
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デッキ/Deckは、プレイヤーがゲームを始めるにあたって用意するカードの集合のこと。
ここではデッキという概念そのものと、その構築にあたっての制約の概要に関して解説する。個々のデッキの分類に関してはアーキタイプやデッキ集などを参照。
目次 |
[編集] 解説
ゲームが始まったとき、それぞれのプレイヤーのデッキはそれぞれのプレイヤーのライブラリーになる。また、各プレイヤーはゲーム開始時に自分のデッキに含まれている各カードのオーナーである。
一部のカードは、開始時のデッキ/starting deckの内容や枚数を参照するものがある(→相棒)。開始時のデッキとは、サイドボードのカードをすべて脇に置いた後のデッキを指す。統率者戦では、統率者を脇に置くよりも前のデッキを指す。
[編集] デッキの構築制限
フォーマットは、デッキに使用できるカードに制約を与える。またフォーマットごとに定義された禁止カードはデッキとサイドボードに1枚も使用できず、制限カードはデッキとサイドボードに合わせて1枚しか使用できない。
構築およびエターナルにおいて、特殊タイプとして基本を持っている(基本土地カード)か、あるいは文章にそう特に書いてあるカードを除いては、1人のプレイヤーのデッキとサイドボードを合わせて、英語版のカード名に直して同名のカードは4枚までしか入れることができない。このルールを俗に4枚制限ルールと呼ぶ。リミテッド(シールド戦やドラフト戦)にはこの制限は存在しない。
統率者戦およびその選択ルールでの構築においては、基本土地カードか、あるいは文章にそう特に書いてあるカードを除いては、同名のカードはデッキに1枚までしか入れることができない(シングルトン、俗にハイランダーとも呼ばれる)。
詳細は各々の項目を参照のこと。
[編集] デッキの枚数の制約
デッキを作るにあたり、フォーマットごとに最小枚数・最大枚数が定められている。以下は総合ルールやマジック・イベント規定に記載のある制約であるが、カジュアル変種ルールや非公式なフォーマットでは、独特の最小枚数あるいは最大枚数が定められているものもある。
[編集] デッキの最小枚数
構築およびエターナルにおいては、デッキの最小枚数は60枚である。
統率者戦およびその選択ルールでの構築において、デッキの最小枚数は(統率者を含めて)100枚である。
リミテッドにおいては、デッキの最小枚数は40枚である。
統率者ドラフトおよびその選択ルールにおいて、デッキの最小枚数は(統率者を含めて)60枚である。
[編集] デッキの最大枚数
統率者戦およびその選択ルールでの構築において、デッキの最大枚数は100枚である。それ以外の構築ルールおよびリミテッドでは、デッキの最大枚数は存在しない。
- かつてのフロア・ルールでは「適当な時間内にシャッフルできなければならない」という規定があったが、現在のマジック・イベント規定には明記されていない。
- ドリームキャスト版(80枚)やMTGアリーナ(250枚)のように、一部のデジタルゲームではなんらかの理由(おそらくメモリなど内部的利便性の事情)で最大枚数が定められていることもある。
[編集] サイドボード
トーナメントにおいて、ゲームとゲームの間にデッキを調整するための追加のカードをサイドボードと呼ぶ。4枚制限ルールはデッキとサイドボードをあわせた状態で適用される。また、トーナメントでは(第1ゲームにおいて用いる)デッキのことを明確化のため「メインデッキ」と呼ぶことが多い。
[編集] その他
- 最初期のマジックでは構築でも最小枚数は40枚であり、また同名カードは何枚でも入れることができた(疫病ネズミ/Plague Ratsのようにそのルールを前提に作られたカードも存在する)。当初、開発部は大金をはたいてカードを揃えるプレイヤーが現れるとは想定していなかった。そのためこのルールで大会を開いた結果、壊れたバランスのデッキが跳梁跋扈する環境になってしまったという。かくして構築ルールでは以降デッキの最小枚数を増やし、新たに4枚制限ルールを設けたという[1]。
- 例えば、大量のブラック・ロータス/Black LotusとAncestral Recallに数枚の火の玉/Fireballを入れたデッキを作れば、デッキを使い切るくらいカードを引き続ける事でほぼ確実に1ターンキルが可能となる。当時は意志の力/Force of Willもない為、先攻を取れば対抗手段は全く無い。上手く枚数を調整するとX=20の火力が二発打てるため、相手は先攻で打ち消しを用意していても厳しいものとなる。
- アン・カードのOld Fogeyのフレイバー・テキストは、この時代のマジックをネタにしたものである。
- 意図的にデッキの最小枚数を大幅に超過した枚数で構築されたデッキが存在する。(→タワーデッキ、バベル)
- デッキの最小枚数を減少させるカードが存在する。(→好都合な宣言/Advantageous Proclamation)
- デッキの最小枚数を参照するカードが存在する。(→空を放浪するもの、ヨーリオン/Yorion, Sky Nomad)
- 「デック」と呼ばれることもあるが、ルール用語は「デッキ」で統一されている。
[編集] 脚注
[編集] 参考
引用:総合ルール 20231117.0
- 1 ゲームの考え方
- 103 ゲームの始め方
- 103.2 開始プレイヤーを決めた後で必要な手順があるゲームが存在する。その場合、rule 103.2a-e で記された処理を順に行う。
- 103.2a プレイヤーがサイドボード(rule 100.4 参照)または差し替えカードで示されているカード(rule 713 参照)を使っている場合、切り直す前にそれらを脇に置く。この後で、プレイヤーのデッキは開始時のデッキとなる。
- 103.2b プレイヤーが、自分が所有していて相棒 能力を持つカードをゲームの外部から公開したい場合、公開することができる。こうして公開できるのは1枚だけであり、デッキがそのカードの相棒 能力の条件を満たしている場合だけである。その公開されたカードはゲーム外に残る。(rule 702.139〔相棒〕参照)。
- 103.2c 統率者戦では、各プレイヤーは自分のデッキから自分の統率者をオモテ向きで統率領域に置く。rule 903.6 参照。
- 103.2d 構築戦では、ステッカー・シートを使ってプレイする各プレイヤーは自分のステッカー・シートをすべて公開し、そのなかの3枚を無作為に選ぶ。リミテッド戦では、各プレイヤーは最大3枚のステッカー・シートを自分が開封した製品の中から選び、それを公開する。いずれの場合にも、そのプレイヤーはゲームの間、それらの選ばれたシートしか使用できず、それらのステッカー・シートは公開されたままになる(rule 123〔ステッカー〕参照)。
- 103.2e コンスピラシー・ドラフトにおいては、プレイヤーはそれぞれ自分のサイドボードから好きな枚数の策略・カードを統率領域に置く。rule 905.4 参照。
- 103.2 開始プレイヤーを決めた後で必要な手順があるゲームが存在する。その場合、rule 103.2a-e で記された処理を順に行う。
- 103 ゲームの始め方
引用:総合ルール 20231117.0
- 1 ゲームの考え方

