スリーブ

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'''スリーブ'''/''Sleeve''は、傷から保護するために[[カード]]を入れるビニール状の外装。商品によってはカードプロテクターなどの呼称が用いられている。
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'''スリーブ'''/''Sleeve''は、傷から保護するために[[カード]]を入れるビニール状の外装。商品によってはカードプロテクターなどの呼称が用いられている。<br>
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また、特定なカード([[アルファ]]版カードや[[両面カード]])と通常カードが区別できない状態として保持する為、スリーブを使用する場合もある。
  
*[[プレミアイベント]]などの大きな[[トーナメント]]では、不正行為を防止するために難癖に近いチェックをされることが往々にしてある。スリーブに関するWeb上の記事などを読み、十分注意すること。
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*[[総合ルール]]及び[[マジック・イベント規定]]では、下記の2種類のカードを含む場合、完全に不透明のスリーブの使用が義務づけられる。
*[[両面カード]]にスリーブをかける場合、スリーブは完全に不透明でなければならない。
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**[[アルファ]]版カード
*[[マジック大会規定]]により、競技またはプロ[[ルール適用度|REL]]のイベントでは、スリーブにさらなる条件が追加される。
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**[[両面カード]](ただし[[チェックリストカード]]を使用する場合は例外)
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*マジック・イベント規定により、競技またはプロ[[ルール適用度|REL]]のイベントでは、スリーブにさらなる条件が追加される。
 
**裏面の反射率の高いものは使用できない。
 
**裏面の反射率の高いものは使用できない。
**表面裏面を問わず、一面に渡ってホログラムが入っているものも使用できない。
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**表面裏面を問わず、一面に渡ってホログラムが入っているものも使用できない。(一部のスリーブには色柄が完全に一致しない'''ホログラム加工'''をしたものがある為。)
***一部のスリーブには色柄が完全に一致しない'''ホログラム加工'''をしたものがある為。
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**スリーブの裏面に絵が描かれている場合、周囲に単一の色の縁取りがものも使用できない。
**スリーブの裏面に絵が描かれている場合、特に周囲に単一の色の縁取りがない場合には、さらなる精査の対象となり得る。
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*大会環境(特に[[プレミアイベント]])では、不正行為を防止するために難癖に近いチェックをされることが往々にしてある。スリーブに関するマジック・イベント規定や大会主催者の規定などを読み、十分注意すること。また、'''イベントではスリーブ使用の必要か否と、特定にスリーブの使用可否に関する最終権限者は、そのイベントのヘッドジャッジである。'''
 
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**参考:[[グランプリ岡山08]]ジャッジマニュアル([http://www.copmtg.net/diary/diary.php?year=2008&month=11&day=17 リンク])、[[The Limits09]]・[[The Finals09]]ジャッジマニュアル([http://www.copmtg.net/diary/diary.php?year=2009&month=12&day=24 リンク])
なおイラストスリーブの使用可否に関する、DCI公式の見解から、イラストスリーブ(ウルトラプロ社以外製含み)の使用は原則上禁止されない。ただし、'''該当スリーブの使用可否に関する最終権限者は、そのイベントのヘッドジャッジである。'''
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*例として2009年では、他社製イラストスリーブは[[グランプリ神戸09]]で使用可能([http://mtg-jp.com/reading/wpn/001349/ 参考])が、[[The Limits09]]・[[The Finals09]]で使用不可のケースもある。([http://www.copmtg.net/diary/diary.php?year=2009&month=12&day=24 参考])
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*つまり、主催者からスリーブに関するルールが確認できないの場合、無地のスリーブを使うのが無難だろう。
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*ウルトラプロ製のイラストスリーブは公式サプライとして登場(約2006年~2007年頃)以前環境では、イベントではイラストスリーブの使用が認められなかったが、近年には[[プロツアー]]戦含みイラストスリーブの使用するケースが多く存在する([http://www.youtube.com/watch?v=ZYcACxgvIMs 参考])為、公式大会ではイラストスリーブの使用はある程度容認される。
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ちなみに日本国内では[[マジック]]以外のカードゲームから出されたイラストスリーブが多く存在するが、サイズが微妙に違ったりするので注意すること。
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*マジックのサイズは「63mm×89mm」なので、より小柄のコナミ製及び一部カードダス製のスリーブ(通称[[遊戯王OCG]]サイズ)には入らない。
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==エピソード==
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*日本国内では[[マジック]]以外のカードゲームから出されたスリーブが多く存在するが、サイズが微妙に違ったりするので注意すること。
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**マジックのサイズは「63mm×89mm」なので、より小柄のコナミ製及び一部他社製のスリーブ(通称[[遊戯王OCG]]サイズ)には入らない。
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*日米間の文化差異により([[絵]]項目参照)、カードゲームそのもの同様国産イラストスリーブには美少女キャラが多く。特に近年には日本のアニメ・ゲームを構成するカードゲームが数多く存在した為、該当する作品のキャラのイラストが描かれているスリーブ(通称キャラスリーブ)は該当ゲームの公式サプライ品としてリリースも珍しくない。
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**ただし、日本のマジック大会環境では諸事情により、無地スリーブかマジック公式サプライ品しか認めない場合がある。
 
==参照==
 
==参照==
 
*[http://logicwolf.sakura.ne.jp/magic/sleeves.html マークト・カードでとっつかまらないために:スリーブのTips]([[進藤欣也|みらこー]]著)
 
*[http://logicwolf.sakura.ne.jp/magic/sleeves.html マークト・カードでとっつかまらないために:スリーブのTips]([[進藤欣也|みらこー]]著)
 
*[https://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=judge/article/20070416a Sleeves: When to Disallow](DCI公式著・英語)
 
*[https://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=judge/article/20070416a Sleeves: When to Disallow](DCI公式著・英語)
 
*[[用語集]]
 
*[[用語集]]

2013年6月18日 (火) 22:47時点における版

スリーブ/Sleeveは、傷から保護するためにカードを入れるビニール状の外装。商品によってはカードプロテクターなどの呼称が用いられている。
また、特定なカード(アルファ版カードや両面カード)と通常カードが区別できない状態として保持する為、スリーブを使用する場合もある。

  • 総合ルール及びマジック・イベント規定では、下記の2種類のカードを含む場合、完全に不透明のスリーブの使用が義務づけられる。
  • マジック・イベント規定により、競技またはプロRELのイベントでは、スリーブにさらなる条件が追加される。
    • 裏面の反射率の高いものは使用できない。
    • 表面裏面を問わず、一面に渡ってホログラムが入っているものも使用できない。(一部のスリーブには色柄が完全に一致しないホログラム加工をしたものがある為。)
    • スリーブの裏面に絵が描かれている場合、周囲に単一の色の縁取りがものも使用できない。
  • 大会環境(特にプレミアイベント)では、不正行為を防止するために難癖に近いチェックをされることが往々にしてある。スリーブに関するマジック・イベント規定や大会主催者の規定などを読み、十分注意すること。また、イベントではスリーブ使用の必要か否と、特定にスリーブの使用可否に関する最終権限者は、そのイベントのヘッドジャッジである。

エピソード

  • 日本国内ではマジック以外のカードゲームから出されたスリーブが多く存在するが、サイズが微妙に違ったりするので注意すること。
    • マジックのサイズは「63mm×89mm」なので、より小柄のコナミ製及び一部他社製のスリーブ(通称遊戯王OCGサイズ)には入らない。
  • 日米間の文化差異により(項目参照)、カードゲームそのもの同様国産イラストスリーブには美少女キャラが多く。特に近年には日本のアニメ・ゲームを構成するカードゲームが数多く存在した為、該当する作品のキャラのイラストが描かれているスリーブ(通称キャラスリーブ)は該当ゲームの公式サプライ品としてリリースも珍しくない。
    • ただし、日本のマジック大会環境では諸事情により、無地スリーブかマジック公式サプライ品しか認めない場合がある。

参照

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