剣を鍬に/Swords to Plowshares

提供:MTG Wiki

1970年1月1日 (木) 09:00時点における (トーク)による版
(差分) ←前の版 | 最新版 (差分) | 次の版→ (差分)
移動: 案内, 検索

Swords to Plowshares / 剣を鍬に (白)
インスタント

クリーチャー1体を対象とし、それを追放する。それのコントローラーは、そのパワーに等しい点数のライフを得る。


マジック最強クラスのクリーチャー除去呪文。 たった1マナで無条件にクリーチャーをゲームから取り除くのに、その反動が相手に幾らかのライフを与えるだけ。 黎明期にはライフゲインが不当に重視されていたことをよく示しているカードである。

使用可能なフォーマットではコントロールデッキに確実に採用されるだけでなく、このカードを入れるために白をタッチすることもあるほど。 特にエターナルではその傾向が強く、単体除去の代名詞的存在となっている。

  • 除去のイメージとしては、「殺す」のではなく「戦いをやめさせる」という感じである。

従って、墓地には行かず、ゲームから取り除かれるのである。

何がしたいのかと言えば、絶体絶命の状況におけるライフの回復である。 実際、プロツアーシカゴ99の決勝戦では、このプレイによって即死級の生命吸収/Drain Lifeからギリギリで生き残り、勝利を得たマッチがあった。

マジック日本語版発売開始直後だったこともあり、日本では初心者が多かったのも一因。

訳語・読み方

  • 俗称は「ソープロ」、または「けんすき」。

また、英語の頭文字からStP,StoPなどとも呼ばれる。→カードの俗称 「けんすき」の略称から「けんすきに」と読みそうだが、公式訳は「つるぎすきに」。 「鍬」は普通「くわ」と読むことが多いが「すき」とも読む。

    • イラストに描かれた農具は、持ち手の特徴から除草機能があることが知れる。「鍬(hoe)」はその機能はなく、本来は「鋤」を充てるのが妥当。意味上は『剣を鍬に』ではなく、『剣を鋤に』が正しい。
  • 「剣を鋤に」は聖書「イザヤ書」の一節(2章4節)が出典。また、ミカ書4章3節にもある。

>「剣を鋤に、槍を刈り取り鎌に」 >"their swords into plowshares and their spears into pruning hooks"

  • 本来はplowだけで「鋤」を表し、 plowshareは「鋤の刃」の意。語呂の良さもあり引用元の聖書の多くの和訳と同様、カード名でも「刃」は省略。慣例に従った意訳といえる。

因みに何故鋤の”刃”かというと、一般的に鋤の柄は木製なので金属製の剣を鋳直しても刃の部分にしかならないから。

主な亜種

さすがに強すぎたということで、以後作られた亜種はそれなりに弱められている。

参考

QR Code.gif