魔力の櫃/Mana Vault

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2010年2月24日 (水) 08:21時点におけるACB (トーク | 投稿記録)による版
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Mana Vault / 魔力の櫃 (1)
アーティファクト

魔力の櫃はあなたのアンタップ・ステップにアンタップしない。
あなたのアップキープの開始時に、あなたは(4)を支払ってもよい。そうしたなら、魔力の櫃をアンタップする。
あなたのドロー・ステップの開始時に、魔力の櫃がタップ状態である場合、それはあなたに1点のダメージを与える。
(T):(◇)(◇)(◇)を加える。


マジック創世期から存在した、凄まじい爆発力を持つマナ・アーティファクト

一見3点の無色マナを生み出す、実質的な無色の暗黒の儀式/Dark Ritualな為に強そうに思えるが、連続タップ状態の1点のダメージは決して小さくない。再起動には更なるマナが必要なため、ほとんど出した1回しか使えない。Mox等の、他の強力なアーティファクトの存在もあって、当時は扱われることは少なかった。

だが他のカードの登場によってコンボデッキが造り上げられてゆくにつれ、次第に頭角を現していく。まず注目が集まったのはMoMaにおいてである。通電式キー/Voltaic Keyとの相性のよさから投入されたが、単体でのマナ加速能力もこの時多くのプレイヤーに見出されたといえる。

それが如実に現れたのは、ネクロ・ドネイトである。当時は使い捨てのマナ加速として、暗黒の儀式/Dark Ritualと共に使われていたが、それが凄まじい爆発力を引き起こし、最速3ターンで勝負が決まるほどに強化される。その強さゆえに皆が使用するほどになり、エクステンデッドの大会において半分以上の使用者で埋め尽くされることに。無論そんな状態が容認されるわけもなく、暗黒の儀式/Dark Ritual共々禁止されることになる。

時間をかけてゆっくりとその真価を発揮した、大器晩成のようなカードである。

  • 調整すると厳かなモノリス/Grim Monolith
  • 難しい漢字を使っているが、これは「まりょくのひつ」と読む。「櫃」とは大型の(木の)箱を指し、主に現在の金庫の様に大切な物を収納する為に用いられた。この字が難しかったからか、日本でも「マナボルト」と呼ばれることが多かった。「まりょくのひつぎ」だの「まりょくのはこ」だの誤読する人間もちらほらいた。

1999年10月1日より、ヴィンテージ制限カードType1.5禁止カードに指定される。2000年4月1日より、エクステンデッドでも禁止。2004年9月20日より、Type1.5から移行したレガシーでも続けて禁止カードに指定されている。

参考

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