Time Vault

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
 
(リンク修正+リスト内改行削徐+過去のカードテキスト部の整形済テキスト化。)
18行: 18行:
  
 
オリジナルのテキストは現代に直すと以下のようなもの。
 
オリジナルのテキストは現代に直すと以下のようなもの。
Time Vaultはタップ状態で場に出る。
+
Time Vaultはタップ状態で場に出る。
Time Vaultはあなたのアンタップ・ステップの間にアンタップしない。
+
Time Vaultはあなたのアンタップ・ステップの間にアンタップしない。
あなたの次のターンを飛ばす:Time Vaultをアンタップする。
+
あなたの次のターンを飛ばす:Time Vaultをアンタップする。
(T):この後に追加のターンを得る。
+
(T):この後に追加のターンを得る。
*[[最後の賭け/Final Fortune]]との相性がいい。
+
*[[最後の賭け/Final Fortune]]との相性がいい。最後の賭けで増えたターンをこれで「貯める」ことで、最後の賭けの効果による「追加ターン終了時に負け」という弱点がなくなってしまう。
最後の賭けで増えたターンをこれで「貯める」ことで、最後の賭けの効果による「追加ターン終了時に負け」という弱点がなくなってしまう。
+
 
*[[動く秘宝/Animate Artifact]]と[[賦活/Instill Energy]]の[[コンボ]]で簡単に[[無限ターン]]が可能だった。
 
*[[動く秘宝/Animate Artifact]]と[[賦活/Instill Energy]]の[[コンボ]]で簡単に[[無限ターン]]が可能だった。
 
<!-- そのためいったん[[制限カード]]、[[禁止カード]]になり、そのあと[[エラッタ]]の発表とともに禁止指定を解除された。 -->
 
<!-- そのためいったん[[制限カード]]、[[禁止カード]]になり、そのあと[[エラッタ]]の発表とともに禁止指定を解除された。 -->
  
 
上記の抜け道を塞ぐ為に出たエラッタのテキストは以下の通り。
 
上記の抜け道を塞ぐ為に出たエラッタのテキストは以下の通り。
Time Vaultはタップ状態で場に出る。
+
Time Vaultはタップ状態で場に出る。
Time Vaultはあなたのアンタップ・ステップの間にアンタップしない。
+
Time Vaultはあなたのアンタップ・ステップの間にアンタップしない。
あなたの次のターンを飛ばす:Time Vaultをアンタップし、時間カウンターをTime Vaultの上に1個置く。
+
あなたの次のターンを飛ばす:Time Vaultをアンタップし、時間カウンターをTime Vaultの上に1個置く。
(T),Time Vaultからすべての時間カウンターを取り除く:この後に追加のターンを得る。この能力は、
+
(T),Time Vaultからすべての時間カウンターを取り除く:この後に追加のターンを得る。この能力は、
Time Vaultの上に時間カウンターが置かれている場合にしかプレイできない。
+
Time Vaultの上に時間カウンターが置かれている場合にしかプレイできない。
 
<!-- 画面からはみ出すんですけど。なんでそんなに一行を長くする必要があるんですか? -->
 
<!-- 画面からはみ出すんですけど。なんでそんなに一行を長くする必要があるんですか? -->
*[[炎の一斉攻撃/Flame Fusillade]]と、無限ターンではない別の側面での無限コンボができる。
+
*[[炎の一斉攻撃/Flame Fusillade]]と、無限ターンではない別の側面での無限コンボができる。このテキストでは「ターンを飛ばしてこれをアンタップ」という能力に使用制限がないので、これのアンタップは何度でも行えるため、何度もアンタップさせてダメージを無限に与えることができた。もちろんその分ターンを失うが、飛ぶ前に勝負がついていれば問題ない。このため、[[エターナル]]環境で高確率で1〜2ターンキルが発生することも懸念されたのか、[[ディセンション]]発売に伴い再び[[エラッタ]]が出ることになり、このコンボは現在では成立しない。→[http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/askwizards/0406 Ask Wizards参照]
このテキストでは「ターンを飛ばしてこれをアンタップ」という能力に使用制限がないので、これのアンタップは何度でも行えるため、何度もアンタップさせてダメージを無限に与えることができた。もちろんその分ターンを失うが、飛ぶ前に勝負がついていれば問題ない。
+
このため、[[http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/askwizards/0406|エターナル]]環境で高確率で1〜2ターンキルが発生することも懸念されたのか、[[ディセンション]]発売に伴い再び[[エラッタ]]が出ることになり、このコンボは現在では成立しない。→[[Ask Wizards参照]]
+
 
*[[煙突/Smokestack]]に2つ以上のカウンターが乗った状態で延々と自分のターンを飛ばしていくことにより、相手のパーマネントを消すコンボが可能であった。現在は下記の2006年7月のエラッタによりターンを飛ばし続けることができなくなったため、そのままでは成立しない。
 
*[[煙突/Smokestack]]に2つ以上のカウンターが乗った状態で延々と自分のターンを飛ばしていくことにより、相手のパーマネントを消すコンボが可能であった。現在は下記の2006年7月のエラッタによりターンを飛ばし続けることができなくなったため、そのままでは成立しない。
  
44行: 41行:
  
 
==参考==
 
==参考==
*[[http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/feature/253|The Top 50 Artifacts of All Time]]第50位([[WotC]]、文:[[Zvi Mowshowitz]]、英語)
+
*[http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/feature/253 The Top 50 Artifacts of All Time]第50位([[WotC]]、文:[[Zvi Mowshowitz]]、英語)
 
*[[カード個別評価:アンリミテッド(2nd)]]
 
*[[カード個別評価:アンリミテッド(2nd)]]

2008年3月11日 (火) 00:00時点における版


Time Vault (2)
アーティファクト

Time Vaultはタップ状態で戦場に出る。
Time Vaultはあなたのアンタップ・ステップの間にアンタップしない。
Time Vaultがタップ状態である間にあなたがあなたのターンを始める場合、代わりにあなたはそのターンを飛ばしてもよい。そうした場合、Time Vaultをアンタップする。
(T):このターンに続いて追加の1ターンを行う。


マジック最初の「ターンを増減させる」カードで、要はターン貯蔵機。 能力起動することで次のターンを失う(貯める)代わりに、後にそのターンを呼び戻せる、という感じ。

「自分だけが2ターン連続で行動」できる効果は強いが、それを行うためにまず「対戦相手だけが2ターン連続で行動」を先に実施させてしまうので、単純には使いづらい。

Type1(現在のヴィンテージ)では1994/01/25より制限カードに指定され、1995/03/23より禁止カードに格上げされた。 その後1996/04/01に後述のエラッタが出され、同時に禁止カード指定を解除された。

エラッタが複数回出たカードであるが、その度に悪用する方法が考えられた。 以下では、それぞれのエラッタと悪用方法を述べる。

オリジナルのテキストは現代に直すと以下のようなもの。

Time Vaultはタップ状態で場に出る。
Time Vaultはあなたのアンタップ・ステップの間にアンタップしない。
あなたの次のターンを飛ばす:Time Vaultをアンタップする。
(T):この後に追加のターンを得る。

上記の抜け道を塞ぐ為に出たエラッタのテキストは以下の通り。

Time Vaultはタップ状態で場に出る。
Time Vaultはあなたのアンタップ・ステップの間にアンタップしない。
あなたの次のターンを飛ばす:Time Vaultをアンタップし、時間カウンターをTime Vaultの上に1個置く。
(T),Time Vaultからすべての時間カウンターを取り除く:この後に追加のターンを得る。この能力は、
Time Vaultの上に時間カウンターが置かれている場合にしかプレイできない。
  • 炎の一斉攻撃/Flame Fusilladeと、無限ターンではない別の側面での無限コンボができる。このテキストでは「ターンを飛ばしてこれをアンタップ」という能力に使用制限がないので、これのアンタップは何度でも行えるため、何度もアンタップさせてダメージを無限に与えることができた。もちろんその分ターンを失うが、飛ぶ前に勝負がついていれば問題ない。このため、エターナル環境で高確率で1〜2ターンキルが発生することも懸念されたのか、ディセンション発売に伴い再びエラッタが出ることになり、このコンボは現在では成立しない。→Ask Wizards参照
  • 煙突/Smokestackに2つ以上のカウンターが乗った状態で延々と自分のターンを飛ばしていくことにより、相手のパーマネントを消すコンボが可能であった。現在は下記の2006年7月のエラッタによりターンを飛ばし続けることができなくなったため、そのままでは成立しない。

2006年7月にエラッタがまた出された。アンタップ状態になるときに、タップ状態にしたままにするかアンタップして次の自分のターンを飛ばすかを選ぶ置換効果になり、さらにタップするだけで追加のターンを得られるようになった。そして、カウンターも必要なくなった。

参考

QR Code.gif