かさ上げ/Bulk Up
インスタント
クリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それのパワーを2倍にする。
フラッシュバック(4)(赤)(赤)(あなたの墓地にあるこのカードを、そのフラッシュバック・コストで唱えてもよい。その後、これを追放する。)
クリーチャーのパワーを一時的に2倍にする赤のインスタント。憤激解放/Unleash Furyにフラッシュバックが付いた上位互換。
フラッシュバックがあるお陰で、パワーを一時的に倍化するカードの中では比較的気軽に使用できる。たとえば一度目は大型クリーチャーと相打ちさせるのに用いて、後に対戦相手に攻撃が通るタイミングでフラッシュバックしてゲームを決める、といった柔軟な運用が可能。素のマナ・コストが同系統のカードに劣るということもないため、フラッシュバックに期待せず1ショットキルデッキで用いるのにも適する。
また、合計8マナという膨大なマナがかかるが、通常の使用+フラッシュバックによって1ターン中にパワーを4倍できるのは独自性がある挙動。一般的なデッキでは現実的でないものの、たとえば火の技の学び手/Firebending Studentと組み合わせた3ターンキルで活用し得る(詳細は火の技の学び手/Firebending Studentの項目を参照)。
ファウンデーションズで登場後のスタンダードでは、パワー倍化と相性の良い合同火葬/Burn Together(無感情の売剣/Callous Sell-Sword)や精鋭射手団の目立ちたがり/Slickshot Show-Offといったカードが複数存在するため、それらを使用する赤系のアグロデッキにてこのカードも採用されることがある。
ファウンデーションズのリミテッドでは、相手の計算を崩す性能は高いものの、パワー偏重クリーチャーが多い環境であるためコンバットトリックとして唱えるとカード・アドバンテージを失いやすいのが難点。「青の諜報やルーターで墓地に落としておける」「果敢でタフネスを上げることでディスアドバンテージを防げる」「高打点フィニッシャーに乏しいためキルターンを縮めるカードの価値が高い」といった点は青赤向き。
- パワーを一時的に倍化する効果の基本的な評価や活用法は、それらのカードの祖である狂暴化/Berserkも参照のこと。
- "bulk up"は「大きくする、増大する」という意味だが、多くの場合「トレーニング・食事管理によって筋肉を肥大させること」を指す。
- イラストでは上半身と両腕だけ極端に筋肉モリモリになった、バルクアップ失敗例のようなバランスの悪い姿のゴブリンが描かれている。腕相撲(アームレスリング)で勝つには上半身と両腕を鍛えることは特に重要だが、実際には踏ん張るための体幹や下半身の筋肉も必要であり、ある程度全身をバランスよく鍛えることが求められる。
ノーフは今年、なにがなんでも腕相撲大会で優勝するつもりだ。