タイム・ボルテックスの中へ/Into the Time Vortex
ソーサリー
続唱(あなたがこの呪文を唱えたとき、コストがこれより低く土地でないカード1枚が追放されるまで、あなたのライブラリーの一番上から1枚ずつ追放していく。それをそのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。それらの追放したカードを、無作為の順番で一番下に置く。)
反復(この呪文をあなたの手札から唱えていたなら、これの解決に際し、これを追放する。次のあなたのアップキープの開始時に、このカードを追放領域からそのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。)
呪文能力を1つも持っていないため、この呪文そのものは解決されても文字通りに何も起こらない。パラドックスや呪文を唱えること自体を参照するカードと組み合わせるのがよい。
- 呪文能力がなく続唱目的のソーサリーという点で、混沌の辛苦/Throes of Chaosの亜種と言える。パラドックスパワー/Paradox Powerでは合わせて収録されている。
ストーリー
[編集]タイム・ボルテックス/Time Vortexはドクター・フーを発祥とする、時間航行中に現れるエフェクトのことである。
初出はドクター・フー初回放送の第1話のオープニングの羽のようなエフェクトで、それ以降オープニングには当時の最新技術を投入して様々なタイム・ボルテックスを描いている(リンク先は公式動画)。初代の羽のようなものから、輝く砂、プリズム光を放つ万華鏡のようなエフェクトなど様々だが、イラストのような「渦」としてはっきり描かれたものはCG技術を駆使でした新シリーズからである。
タイムトラベルSFもの元祖として人気を博したドクター・フーは、当時の作家たちに大きな影響を与え、放送から数年後、他の作品でも「タイムマシンが時間航行中に元の時間軸と行き先の時間軸の間、謎めいた空間を走る」といった描写がなされるようになった。
ドクター・フー版のイラストは9代目~10代目ドクターのころのエフェクトに似ているが、特定のシーンやオープニングではなく、イラストレーターが様々なシークエンスや劇中の場面を参考に、イメージを膨らませて描いたものと思われる。
初代ドクター/The First Doctor時代のオープニングシークエンスのタイム・ボルテックスのエフェクトは、初代ドクターのショーケーススタイルのイラストの背景になっている。初代ドクター役のウィリアム・ハートネルはオープニングの構想を聞いたとき、「そこに私は入れないかな?」と聞いたが、当時はコストと技術的な問題で初代ドクターをオープニングシークエンスに合成することができなかった。このコラボレーションにより念願がかなったものとなった。デザイン上も初代ドクターが続唱に関連づけた能力になっており、このカードとゆるく関連付けがなされている。
- マーベル作品では1990年頃から似たような描写がコミックで現れる。実写映画でもタイムトラベルを扱うアントマンやアベンジャーズにも同様の描写がある。タイム・ボルテックスという呼称でこそないものの、こうした背景からファンタスティック・フォー/The Fantastic Four (構築済みデッキ)での再録が実現したものと思われる。
- カードデザイン
上述した通りこのカードはドクター・フーのオープニングシークエンスを表現したものある。
- 2語しか存在しないテキスト:40~50秒程度の短いシークエンス
- 続唱:このシークエンスから物語が始まる
- 反復:そして来週も放送される
- "Cascade""Rebound"の7文字で繰り返されるキーワード能力:ドクター・フーのオープニング曲の最初の音の繰り返しを再現
という、高度なフレーバー再現をたった2つのキーワード能力だけでやってのけた、天才的なデザインである。