減圧/Depressurize
インスタント
クリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは-3/-0の修整を受ける。その後、そのクリーチャーのパワーが0以下なら、それを破壊する。
パワーのみのマイナス修整の後、そのクリーチャーのパワーが0以下なら破壊するインスタント。
一見すると見栄え損ない/Disfigureのようなマイナス修整を用いた除去だが、実際の機能は虫つぶし/Swat系の低パワー限定除去である。過去の虫つぶし系カードと比較すると、複数枚を重ね掛けすることで除去可能な範囲を伸ばせたり、除去できなかった場合も打ち寄せる水/Hydrosurge系のパワーだけ下げるコンバット・トリックとして機能する点で優れている。
構築フォーマットにおいては、黒の2マナ域は数多くのインスタント除去がひしめく激戦区。実際、2025年〜2026年期のスタンダードに限っても、確定除去である苦々しい勝利/Bitter Triumphやそれに近い働きの保安官を撃て/Shoot the Sheriff、セルフバウンスシナジーのある逃げ場なし/Nowhere to Runなどの影に隠れ、採用率は限りなく低い。
一方、アルケミーではローテーション範囲の違いで苦々しい勝利や保安官を撃てが存在しないこともあり、久遠の終端参入時点でおいて貴重な黒の2マナインスタント除去としてスゥルタイ・ドラゴン等の黒系デッキで採用を勝ち取っている。特にマルドゥの雷鳴凧/Mardu Thunderkiteや星原の歌手/Starfield Vocalistといった、逃げ場なしが当たらないが減圧が当たるカードが環境に一定数存在することは大きい。その後、アバター 伝説の少年アンで無情な行動/Heartless Actがリーガルになると、その姿を大きく減らした。
リミテッドでは配備のために盤面優位を取っておきたい環境柄、序盤から使えるインスタント除去という点が評価が高い。配備の起動に対応して唱えることで、例え除去できずとも蓄積カウンターの計算をズラせるという点も便利である。インスタントらしく相手ターンに構えても強力だが、場合によっては自分のターン中に唱え、ヴォイドを機能させるために使うのも手。