Shahrazad

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[[アラビアンナイト]]の語り部。
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[[アラビアンナイト]]の語り部である女性のカード化。アラビアンナイトの「作中作」というスタイルに倣い、「ゲーム中ゲーム('''[[サブゲーム]]''')」を作る効果となっている。
アラビアンナイトのすべての物語は、この人物によって語られる「作中作」の形式をとっている。
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そのためこのカードも、作中作ならぬ「ゲーム中ゲーム」を作る効果となっている。
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これを使うと時間切れが続出するとか。
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これを[[唱える|唱えた]]場合、1[[ゲーム]]あたりの必要時間が最大で倍に伸張される。さらにサブゲーム中に再びこれを唱えた場合、「サブ-サブゲーム」が開始されることになる。公式大会等、時間制限のあるゲームでは時間切れが頻発しかねない。そのため、実際にこのカードを唱えたとしても、[[ルール]]の煩雑さや時間の問題から即座にサブゲームを[[投了]]されてしまい、まともにサブゲームをプレイできない可能性が高い。もっとも、これをポジティブに解釈した場合、「対戦相手はライフの半分(端数切り上げ)を失う」と書かれた2[[マナ]]の[[ソーサリー]]ととらえることも出来る(実際、[[レガシー]]ではこれを狙いとして使われた)。
サブゲーム中にまたこれを使う事もでき、もはや意味が分からなくなる。
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しかし、実際にこのカードを使ってサブゲームをしようと意気込んでも、直ちにサブゲームを[[投了]]されてしまうことが多い。
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<!-- サブゲームから取り除かれたカードはメインゲームからも取り除かれることを利用してメインゲームのライブラリーをズタズタにする[[ファンデッキ]]が作られることもあるが、この理由であまり上手く機能しない。 -->
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そのため、凝った使い方をしようにも、結局は投了されても有効な[[バーン]][[ウィニー]]でなければ難しい。
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ただ、このことは裏を返せば、このカードが「対戦相手はライフの半分(端数切り上げ)を失う。」と書かれた2[[マナ]]の[[ソーサリー]]としてのポテンシャルを秘めているという意味でもある。
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*[[フェッチランド]]の跋扈する環境なら、自分がフェッチランドを入れないだけでサブゲームをそこそこ有利に進められる。
 
*[[フェッチランド]]の跋扈する環境なら、自分がフェッチランドを入れないだけでサブゲームをそこそこ有利に進められる。
*2007年7月のOracle改訂により、サブゲームでゲームから取り除かれたカードも、サブゲームが終了するとメインゲームのライブラリーに戻るようになった。
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*よく読むと[[多人数戦]]に対応した[[ルール文章]]となっている。
これにより、幾つかの[[ギミック]]が使用できなくなった。
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*{{Gatherer|id=980|初出時のルール文章}}ではサブゲームに[[アンティ]]を用いないと明記していた。現在は特に言及がない。
**サブゲームで積極的に対戦相手のカードを[[リムーブ]]することで、メインゲームでの対戦相手のライブラリーをズタズタにする戦略が存在していた。
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*また初出時のルール文章では、ライフの半分を失うのは「サブゲームでの敗者」となっているのに対し、[[オラクル]]では「サブゲームに勝利できなかったプレイヤー」となっている。このため、サブゲームが[[引き分け]]になった場合は引き分けになった全プレイヤーがライフの半分を失う。
**改訂前は[[待機]]との相性が良かった。
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*長い間サブゲームを行うカードはこれのみだったが、[[アン・セット]]で新カードが登場している(→[[#関連カード]])。
サブゲームで待機されたカードは、サブゲームが終了しても依然として待機状態のままだったためである。
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**また[[新たなるファイレクシア]]では、サブゲームでなく新たにゲームを開始する[[解放された者、カーン/Karn Liberated]]が登場した。
<!-- 各種[[待機]]持ちカードと相性が良い。
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*余談だが、[[ルール文章]]では[[マジック:ザ・ギャザリング]](このカードの場合、「''MAGIC''」)に言及している[[黒枠]]カードのはこのカードのみ。([https://magic.wizards.com/en/articles/archive/news/dominaria-oracle-changes-2018-04-13 参考])
ゲーム外はサブゲーム終了の影響を受けないため、サブゲーム中に待機したカードはサブゲームが終了しても待機状態のままである。
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ある程度カウンターの数が減ったところでサブゲームを投了すれば、ライフと引き換えにアドバンテージを確保できる。
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[[1994年]]1月25日より、[[タイプ1]](現[[ヴィンテージ]])および[[タイプ1.5]]で[[禁止カード]]に指定されていたが、[[1999年]]10月1日に解除。その後、タイプ1.5から移行した[[レガシー]]でも使用可能であったが、[[2007年]]9月20日よりヴィンテージ、レガシーの両フォーマットで再度禁止カードに指定された。
中でも[[大いなるガルガドン/Greater Gargadon]]との相性は特に良い。
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しかし、いざカードを待機させようとしても、それが待機状態になる前に投了されてしまう可能性は依然として付き纏う。
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[[統率者戦]]においては、開始当初は特例として使用を許可されていたが、[[2011年]]9月20日よりこの特例は撤廃され禁止カードとなっている。
相手のライフを半減できればそれで良しと考えることもできるが。 -->
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==ルール==
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ルールに関する詳細は[[サブゲーム]]の項を参照のこと。
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==関連カード==
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[[サブゲーム#サブゲームを行うカード一覧]]を参照。
  
サブゲーム用のルールが1項目存在する。
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==ストーリー==
長い間このカード専用のルールだったが、
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''シャハラザード''(シェハラザード)/'''Shahrazad'''は、[[Wikipedia:ja:千夜一夜物語|アラビアンナイト(千夜一夜物語)]]に登場する女性。妻の不貞で人間不信となり、毎晩若い処女を殺すようになったシャハリヤール/Shahryarという王がいた。シャハラザードは自ら志願して王に嫁ぎ、世界中の面白い話を語って歓心を引き、千と一夜を経てついに王を改心させた。その数々の話をまとめたものが、現在伝わるアラビアンナイトの書物であるという。
冗談セットである[[アンヒンジド]]でサブゲームを行う2枚目のカード[[Enter the Dungeon]]が収録された。
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*これでサブゲームが開始すると、メインゲームではこれが[[スタック]]に積まれたままになる。サブゲームが終了して初めて[[墓地]]に置かれる。
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マジックの[[アラビアンナイト]]は、上記の話を元にした[[ラバイア/Rabiah]]の物語とされている({{Gatherer|id=980}})。ラバイアのシャハラザードの詳細は不明である。
*なお、このメインゲームのスタック上のShahrazadを[[燃え立つ願い/Burning Wish]]でサブゲームに持ち込んだりできる。
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*よく見ると[[多人数戦]]に対応している。
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1994年1月25日より、[[ヴィンテージ]]で[[禁止カード]]に指定されていたが、1999年10月1日に解除、
 
その後2007年9月20日よりヴィンテージ、[[レガシー]]の両フォーマットで再度禁止カードに指定された。
 
<!-- さすがにこんな馬鹿げたカードを使う人はいないだろう、という判断だろう。
 
つまり、今ならこの傍迷惑なカードを4枚使うことができる。 -->
 
 
==参考==
 
==参考==
*[[Enter the Dungeon]]
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*[[サブゲーム]]
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*[[Wikipedia:ja:千夜一夜物語]]
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*[[再録禁止カード一覧]]([[再録禁止カード]])
 
*[[カード個別評価:アラビアンナイト]] - [[アンコモン]]2
 
*[[カード個別評価:アラビアンナイト]] - [[アンコモン]]2
  
===総合ルール===
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[[Category:アラビアンナイトの再録禁止カード]]
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__NOTOC__

2022年12月23日 (金) 19:11時点における最新版


Shahrazad (白)(白)
ソーサリー

プレイヤーは、それぞれのライブラリーを自分のデッキとしてマジックのサブゲームをプレイする。そのサブゲームに勝利できなかったプレイヤーはそれぞれ、自分のライフの端数を切り上げた半分を失う。


アラビアンナイトの語り部である女性のカード化。アラビアンナイトの「作中作」というスタイルに倣い、「ゲーム中ゲーム(サブゲーム)」を作る効果となっている。

これを唱えた場合、1ゲームあたりの必要時間が最大で倍に伸張される。さらにサブゲーム中に再びこれを唱えた場合、「サブ-サブゲーム」が開始されることになる。公式大会等、時間制限のあるゲームでは時間切れが頻発しかねない。そのため、実際にこのカードを唱えたとしても、ルールの煩雑さや時間の問題から即座にサブゲームを投了されてしまい、まともにサブゲームをプレイできない可能性が高い。もっとも、これをポジティブに解釈した場合、「対戦相手はライフの半分(端数切り上げ)を失う」と書かれた2マナソーサリーととらえることも出来る(実際、レガシーではこれを狙いとして使われた)。

1994年1月25日より、タイプ1(現ヴィンテージ)およびタイプ1.5禁止カードに指定されていたが、1999年10月1日に解除。その後、タイプ1.5から移行したレガシーでも使用可能であったが、2007年9月20日よりヴィンテージ、レガシーの両フォーマットで再度禁止カードに指定された。

統率者戦においては、開始当初は特例として使用を許可されていたが、2011年9月20日よりこの特例は撤廃され禁止カードとなっている。

[編集] ルール

ルールに関する詳細はサブゲームの項を参照のこと。

[編集] 関連カード

サブゲーム#サブゲームを行うカード一覧を参照。

[編集] ストーリー

シャハラザード(シェハラザード)/Shahrazadは、アラビアンナイト(千夜一夜物語)に登場する女性。妻の不貞で人間不信となり、毎晩若い処女を殺すようになったシャハリヤール/Shahryarという王がいた。シャハラザードは自ら志願して王に嫁ぎ、世界中の面白い話を語って歓心を引き、千と一夜を経てついに王を改心させた。その数々の話をまとめたものが、現在伝わるアラビアンナイトの書物であるという。

マジックのアラビアンナイトは、上記の話を元にしたラバイア/Rabiahの物語とされている(イラスト)。ラバイアのシャハラザードの詳細は不明である。

[編集] 参考

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