滅殺

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==解説==
 
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[[エルドラージ/Eldrazi]]が破滅的な存在であることを表した[[メカニズム]]。
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[[エルドラージ覚醒]]ではすべての[[エルドラージ]]が持っている。また滅殺を与えるカードとして[[エルドラージの徴兵/Eldrazi Conscription]]がある。[[指輪物語:中つ国の伝承統率者デッキ]]では初めてエルドラージとは関係ない[[Nazgûl Battle-Mace]]が登場した。[[モダンホライゾン3]]でもエルドラージが持つ他、[[モダンホライゾン3統率者デッキ]]では[[落とし子]]と[[末裔]]に滅殺を与える[[隆起する災い魔、アズラスク/Azlask, the Swelling Scourge]]が登場した。
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===ルール===
 
===ルール===
 
*クリーチャーが複数の滅殺を持っている場合、それらは個別に[[誘発]]する。
 
*クリーチャーが複数の滅殺を持っている場合、それらは個別に[[誘発]]する。
*滅殺が誘発し[[解決]]するのは[[攻撃クリーチャー指定ステップ]]である。そのため、これにより生け贄に捧げたクリーチャーで[[ブロック (ルール用語)|ブロック]]することはできない。
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*滅殺が誘発し[[解決]]するのは[[攻撃クリーチャー指定ステップ]]である。そのため、これにより生け贄に捧げたクリーチャーで[[ブロック]]することはできない。
*[[プレインズウォーカー (カード・タイプ)|プレインズウォーカー]]に攻撃した場合も誘発する。
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*[[プレインズウォーカー]]や[[バトル]]に攻撃した場合も誘発する。
**滅殺によりそのプレインズウォーカーが生け贄に捧げられても、依然として攻撃したクリーチャーはプレインズウォーカーを攻撃したままである。
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**滅殺により攻撃目標のパーマネントが生け贄に捧げられても、依然として攻撃したクリーチャーはそれを攻撃したままである。
  
==その他==
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===その他===
*エルドラージ覚醒の[[無色]]の[[エルドラージ]]・クリーチャーはすべて滅殺を持っている。それ以外のクリーチャーで滅殺を持つものはない。
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*エルドラージ覚醒から9年半前の[[インベイジョン]]には[[滅殺/Annihilate]]という[[カード名|名前]]のカードがある。lateとlatorで違うので注意。また、読み方にも注意([[滅殺/Annihilate]]のページおよび[[変な読み方]]を参照)。
**滅殺を与える[[オーラ]]として[[エルドラージの徴兵/Eldrazi Conscription]]がある。
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*9年半前の[[インベイジョン]]には[[滅殺/Annihilate]]という[[カード名|名前]]のカードがある。lateとlatorで違うので注意。また、読み方にも注意([[滅殺/Annihilate]]のページおよび[[変な読み方]]を参照)。
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*AnnihilateではなくAnnihilatorであるため、「滅殺」ではなく「滅殺者」と訳したほうが正しいかもしれない。
 
*AnnihilateではなくAnnihilatorであるため、「滅殺」ではなく「滅殺者」と訳したほうが正しいかもしれない。
*市場調査部によると、滅殺に相対する立場からすると非常に不愉快なシステムであるとされた。使われるとほぼ確実に負けるうえに、実際に[[ゲーム]]が終わるまで時間がかかり、その間逆転の機会がほとんど無いという問題点が指摘されている。巨大クリーチャーにしかつけられないデザインの狭さや、調整の難しさも問題視されており、そのため[[戦乱のゼンディカー・ブロック]]には滅殺そのものを持つカードは収録されていない([http://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/preparing-battle-part-1-2015-09-07 参考1]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/mm/0015692/ 翻訳])[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/storm-scale-zendikar-and-battle-zendikar-2016-11-21 参考2]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/mm/0018047/ 翻訳])。
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*市場調査部によると、滅殺に相対する立場からすると非常に不愉快なシステムであるとされた。使われるとほぼ確実に負けるうえに、実際に[[ゲーム]]が終わるまで時間がかかり、その間逆転の機会がほとんど無いという問題点が指摘されている。巨大クリーチャーにしかつけられないデザインの狭さや、調整の難しさも問題視されており、そのため[[戦乱のゼンディカー・ブロック]]には滅殺そのものを持つカードは収録されていない<ref>[https://magic.wizards.com/en/news/making-magic/preparing-battle-part-1-2015-09-07 Preparing for Battle, Part 1]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0015692/ 戦乱に向けて その1]([[Making Magic]] [[2015年]]9月7日)</ref><ref>[https://magic.wizards.com/en/news/making-magic/storm-scale-zendikar-and-battle-zendikar-2016-11-21 Storm Scale: Zendikar and Battle for Zendikar]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0018047/ ストーム値:『ゼンディカー』『戦乱のゼンディカー』ブロック]([[Making Magic]] [[2016年]]11月21日)</ref>。
 
**しかし例外的に、滅殺に相当する能力を持つ[[バーラ・ゲドを滅ぼすもの/Bane of Bala Ged]]が収録されている。
 
**しかし例外的に、滅殺に相当する能力を持つ[[バーラ・ゲドを滅ぼすもの/Bane of Bala Ged]]が収録されている。
**「攻撃をトリガーにして除去を行う」ようなクリーチャーは大昔から存在している。ただしそれらの多くは例えば[[煮沸するサラマンダー/Scalding Salamander]]のような[[火力]]型すなわち対クリーチャー限定だったり、例えば[[アージェンタムの鎧/Argentum Armor]]のように1攻撃で1パーマネント限定だったりと範囲が限られている。
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**「攻撃を[[誘発条件]]にして除去を行う」ようなクリーチャーは大昔から存在している。ただしそれらの多くは例えば[[煮沸するサラマンダー/Scalding Salamander]]のような[[火力]]型すなわち対クリーチャー限定だったり、例えば[[アージェンタムの鎧/Argentum Armor]]のように1攻撃で1パーマネント限定だったりと範囲が限られている。
 
***言ってみれば、滅殺は土地を含めて複数のパーマネントを除去していくため、通ってしまうと立て直しが効かなすぎるというのが問題なのだろう。
 
***言ってみれば、滅殺は土地を含めて複数のパーマネントを除去していくため、通ってしまうと立て直しが効かなすぎるというのが問題なのだろう。
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==脚注==
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==参考==
 
==参考==

2024年6月3日 (月) 11:44時点における最新版

滅殺/Annihilator
種別 誘発型能力
登場セット エルドラージ覚醒
統率者マスターズ統率者デッキ
指輪物語:中つ国の伝承統率者デッキ
モダンホライゾン3
モダンホライゾン3統率者デッキ
CR CR:702.86

滅殺(めっさつ)/Annihilatorは、キーワード能力の1つ。この能力を持つクリーチャー攻撃したときに誘発する誘発型能力である。


Ulamog's Crusher / ウラモグの破壊者 (8)
クリーチャー — エルドラージ(Eldrazi)

滅殺2(このクリーチャーが攻撃するたび、防御プレイヤーはパーマネントを2つ生け贄に捧げる。)
各戦闘で、ウラモグの破壊者は可能なら攻撃する。

8/8


Eldrazi Conscription / エルドラージの徴兵 (8)
同族 エンチャント — エルドラージ(Eldrazi) オーラ(Aura)

エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーは+10/+10の修整を受けるとともに、トランプルと滅殺2を持つ。(このクリーチャーが攻撃するたび、防御プレイヤーはパーマネントを2つ生け贄に捧げる。)


[編集] 定義

滅殺 N/Annihilator Nは「このクリーチャーが攻撃するたび、防御プレイヤーパーマネントをN個生け贄に捧げる。」を意味する。

[編集] 解説

エルドラージ/Eldraziが破滅的な存在であることを表したメカニズム

エルドラージ覚醒ではすべてのエルドラージが持っている。また滅殺を与えるカードとしてエルドラージの徴兵/Eldrazi Conscriptionがある。指輪物語:中つ国の伝承統率者デッキでは初めてエルドラージとは関係ないNazgûl Battle-Maceが登場した。モダンホライゾン3でもエルドラージが持つ他、モダンホライゾン3統率者デッキでは落とし子末裔に滅殺を与える隆起する災い魔、アズラスク/Azlask, the Swelling Scourgeが登場した。

[編集] ルール

  • クリーチャーが複数の滅殺を持っている場合、それらは個別に誘発する。
  • 滅殺が誘発し解決するのは攻撃クリーチャー指定ステップである。そのため、これにより生け贄に捧げたクリーチャーでブロックすることはできない。
  • プレインズウォーカーバトルに攻撃した場合も誘発する。
    • 滅殺により攻撃目標のパーマネントが生け贄に捧げられても、依然として攻撃したクリーチャーはそれを攻撃したままである。

[編集] その他

  • エルドラージ覚醒から9年半前のインベイジョンには滅殺/Annihilateという名前のカードがある。lateとlatorで違うので注意。また、読み方にも注意(滅殺/Annihilateのページおよび変な読み方を参照)。
  • AnnihilateではなくAnnihilatorであるため、「滅殺」ではなく「滅殺者」と訳したほうが正しいかもしれない。
  • 市場調査部によると、滅殺に相対する立場からすると非常に不愉快なシステムであるとされた。使われるとほぼ確実に負けるうえに、実際にゲームが終わるまで時間がかかり、その間逆転の機会がほとんど無いという問題点が指摘されている。巨大クリーチャーにしかつけられないデザインの狭さや、調整の難しさも問題視されており、そのため戦乱のゼンディカー・ブロックには滅殺そのものを持つカードは収録されていない[1][2]

[編集] 脚注

  1. Preparing for Battle, Part 1/戦乱に向けて その1(Making Magic 2015年9月7日)
  2. Storm Scale: Zendikar and Battle for Zendikar/ストーム値:『ゼンディカー』『戦乱のゼンディカー』ブロック(Making Magic 2016年11月21日)

[編集] 参考

引用:総合ルール 20231117.0

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