熱狂スリヴァー/Frenetic Sliver

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[[熱狂のイフリート/Frenetic Efreet]]を基にして作られた[[スリヴァー]]。元[[カード]]と比べると[[タフネス]]が1多くなっているが、[[飛行]]は無くなってしまっている。
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[[コイン投げ]]というとその時点で敬遠されそうではあるが、こいつの[[能力]]は別格。[[除去]]や[[戦闘]]によって死ぬはずのスリヴァーが1/2の確率で生き残るというのは、相手からしてみると非常にいやらしい。[[単体除去]]はその確実性を大きく損なわれるし、[[全体除去]]でも(期待値的に)半分を討ち漏らす計算である。
[[除去]]や[[戦闘]]によって死ぬはずのスリヴァーが1/2の確率で生き残るというのは、相手からしてみると非常にいやらしい。
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[[コントロール]]する側からしてみれば死活問題だと言える。[[黒田正城]]は、これを「例えば[[神の怒り/Wrath of God]]のテキストに『全てのクリーチャーを破壊するかもしれない。それらは再生できない』なんて書いてあったら使う気がしないだろう?」と表現した([http://mtg.takaratomy.co.jp/others/column/kuroda/20070321/index.html 参考])。
[[単体除去]]はその確実性を大きく損なわれるし、[[全体除去]]でも(期待値的に)半分を討ち漏らす計算である。
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[[コントロール]]する側からしてみれば死活問題だと言える。
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*[[黒田正城]]は、これを「例えば[[神の怒り/Wrath of God]]のテキストに『全てのクリーチャーを破壊するかもしれない。それらは再生できない』なんて書いてあったら使う気がしないだろう?」と表現した。
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期待値で半分と言っても、それぞれのスリヴァーについて1回ずつコイン投げをするため、コイン投げ能力の中では比較的期待値通りの活躍をしてくれる。
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期待値で半分と言っても、それぞれのスリヴァーについて1回ずつコイン投げをするため、コイン投げ能力の中では比較的期待値通りの活躍をしてくれる。また、回避が必ずしも成功しないとはいえ相手からすれば戦闘などの結果が予測しづらいため、こいつが[[場]]にいるだけで大きなプレッシャーを与えられる。
<!-- 更に能力を[[起動]]する機会も多いため、 -->
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また、回避が必ずしも成功しないとはいえ相手からすれば[[戦闘]]などの結果が予測しづらいため、こいつが[[場]]にいるだけで大きなプレッシャーを与えられる。
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*コイン投げに勝っても負けても、多くの[[単体除去]]を確実に[[立ち消え]]させる事ができる。
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*コイン投げに勝っても負けても、多くの単体除去を確実に[[立ち消え]]させる事ができる。従って、例えば[[稲妻のらせん/Lightning Helix]]で[[除去]]とライフゲインを兼ねられる事が無くなる。
従って、例えば[[稲妻のらせん/Lightning Helix]]で[[除去]]とライフゲインを兼ねられる事が無くなる、といった効果を期待できる。
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*[[フェイズ・アウト]]ではないため[[休眠スリヴァー/Dormant Sliver]]との相性は抜群。一緒に出ると圧倒的な[[アドバンテージ]]を稼げる上、こいつ自身の能力が休眠スリヴァーの始末も兼ねている。
*[[フェイズ・アウト]]ではないため[[休眠スリヴァー/Dormant Sliver]]との相性は抜群。
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一緒に出ると圧倒的な[[アドバンテージ]]を稼げる上、こいつ自身の能力が休眠スリヴァーの始末も兼ねている。
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<!-- -毎[[ターン]]、[[コントロール]]するスリヴァーの数だけ勝敗を決める[[コイン投げ]]ができる。
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[[偶然の出合い/Chance Encounter]]などとの相性はそれなりに良好。
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↑「負けたら生け贄」なので毎ターンやるとスリヴァーの数が(期待値で)半分になっていきます。リスク大きすぎでしょう -->
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==[[サイクル]]==
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[[次元の混乱]]の[[多色]][[スリヴァー]]の[[サイクル]]。
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いずれも過去の同じ[[対抗色]]の組み合わせの[[カード]]がモデルになっている。
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*[[壊死スリヴァー/Necrotic Sliver]]
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*[[暗心スリヴァー/Darkheart Sliver]]
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*[[休眠スリヴァー/Dormant Sliver]]
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<!-- -[[熱狂スリヴァー/Frenetic Sliver]] -->
+
*[[焼灼スリヴァー/Cautery Sliver]]
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+
[[時のらせん]]の[[多色]][[スリヴァー]]。
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いずれも過去の同じ[[友好色]]の組み合わせの[[カード]]がモデルになっている。
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*[[乳白スリヴァー/Opaline Sliver]]
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*[[狂気スリヴァー/Dementia Sliver]]
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*[[霊炎スリヴァー/Ghostflame Sliver]]
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*[[火跡スリヴァー/Firewake Sliver]]
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*[[調和スリヴァー/Harmonic Sliver]]
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==関連カード==
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===サイクル===
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{{サイクル/次元の混乱の多色スリヴァー}}
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{{サイクル/時のらせんの多色スリヴァー}}
  
 
==参考==
 
==参考==
*[[カード個別評価:時のらせんブロック]]
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*[[カード個別評価:次元の混乱]] - [[アンコモン]]

2008年8月1日 (金) 23:53時点における版


Frenetic Sliver / 熱狂スリヴァー (1)(青)(赤)
クリーチャー — スリヴァー(Sliver)

すべてのスリヴァー(Sliver)は「(0):このパーマネントが戦場に出ている場合、コインを1枚投げる。あなたがコイン投げに勝った場合、このパーマネントを追放し、ターン終了時にオーナーのコントロール下で戦場に戻す。あなたがコイン投げに負けた場合、このパーマネントを生け贄に捧げる。」を持つ。

2/2

熱狂のイフリート/Frenetic Efreetを基にして作られたスリヴァー。元カードと比べるとタフネスが1多くなっているが、飛行は無くなってしまっている。

コイン投げというとその時点で敬遠されそうではあるが、こいつの能力は別格。除去戦闘によって死ぬはずのスリヴァーが1/2の確率で生き残るというのは、相手からしてみると非常にいやらしい。単体除去はその確実性を大きく損なわれるし、全体除去でも(期待値的に)半分を討ち漏らす計算である。 コントロールする側からしてみれば死活問題だと言える。黒田正城は、これを「例えば神の怒り/Wrath of Godのテキストに『全てのクリーチャーを破壊するかもしれない。それらは再生できない』なんて書いてあったら使う気がしないだろう?」と表現した(参考)。

期待値で半分と言っても、それぞれのスリヴァーについて1回ずつコイン投げをするため、コイン投げ能力の中では比較的期待値通りの活躍をしてくれる。また、回避が必ずしも成功しないとはいえ相手からすれば戦闘などの結果が予測しづらいため、こいつがにいるだけで大きなプレッシャーを与えられる。

関連カード

サイクル

次元の混乱多色スリヴァーサイクル。いずれも過去の同じ対抗色の組み合わせのカードがモデルになっており、P/Tが2/2で統一されている。

時のらせん多色スリヴァーサイクル。いずれも過去の同じ友好色の組み合わせのカードがモデルになっている。

参考

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