鋤引きの雄牛/Yoked Ox
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白くなったクラーケンの幼子/Kraken Hatchling。雄々しい守備兵/Valiant Guardの上位互換。
主な仕事は地上を固めるブロッカーだが、防衛持ちではないため攻撃に参加できる。事故でどうしようもないときには、授与などで強化することでアタッカーにもできる。
テーロス登場直後のスタンダードはスライ系赤単色デッキが幅を利かせている状況で、それらのほとんどのクリーチャーを止めてくれるのでコントロールデッキの序盤を支える壁としてかなり信頼度が高い。特にパワー0のおかげで通常は対処の難しいボロスの反攻者/Boros Reckonerを止め続けられるのは特筆すべき点である。これを1枚で落とせるミジウムの迫撃砲/Mizzium Mortarsは、クリーチャーの少ないコントロール相手にはサイドアウトしていくのでますます対処しがたい存在となる。スケープシフトなど自由枠の多いデッキの初動ブロッカーとしても優秀であり、スタンダードにおいて短期間成立していたバント・スケープシフトで採用された。
基本セット2020のリミテッドでは、同セットに収録された光の篭手/Gauntlets of Lightをエンチャントすれば実質6/6というなかなかのサイズで活躍できる。実際は同じコモンである上に飛行と警戒を持つグリフィンの歩哨/Griffin Sentinelにつけたほうが有効活用できるが、ピック運次第ではこちらを使わざるを得ないこともある。
- 低マナ・コストかつ高タフネスなので、包囲の搭、ドラン/Doran, the Siege Tower系カードを使って強化を図るのも手。タルキール覇王譚ブロック期には突撃陣形/Assault Formationと、基本セット2020期には厳戒態勢/High Alertや太陽の義士、ファートリ/Huatli, the Sun's Heartなどと同居している。
- ニクスへの旅で上位互換のラゴンナ団の先駆者/Lagonna-Band Trailblazerが登場。カラデシュでは同型再版の着飾ったラクダ/Tasseled Dromedaryが登場した。