身分詐称/Stolen Identity
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Stolen Identity / 身分詐称 (4)(青)(青)
ソーサリー
ソーサリー
アーティファクト1つかクリーチャー1体を対象とし、それのコピーであるトークンを1つ生成する。
暗号(その後、あなたはあなたがコントロールするクリーチャー1体に暗号化した状態で、この呪文カードを追放してもよい。そのクリーチャーがプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、それのコントローラーはその暗号化したカードのコピーを、それのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。)
アーティファクトかクリーチャーのコピー・トークンを作り出す暗号呪文。
ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorphから2~3マナも重くなっているが、暗号によりアドバンテージが取れる。暗号化するのに適当なクリーチャーをコントロールしていなくても、対戦相手のクリーチャーをコピーして利用できるのは大きな利点。できるだけ回避能力や除去耐性の面で優れたクリーチャーをコピーしたい。
液鋼の塗膜/Liquimetal Coatingと組み合わせればあらゆるパーマネントのコピーとなれる点、各種プレインズウォーカーや、あらゆる伝説のパーマネントを除去できる点はファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorphと同じ(ただし対象をとる呪文である点で、呪禁や被覆、青や呪文に対するプロテクション持ちなどに対処できない部分は劣っている)だが暗号のおかげで継続的な利用が可能な点はパーマネントのコピーカードには無い強み。
スタンダードでは対戦相手のファルケンラスの貴種/Falkenrath Aristocratや雷口のヘルカイト/Thundermaw Hellkiteをいきなり倍にして返す動きが可能となるため、採用してみるのも面白いかもしれない。
- 日本語版のカード名は単に身分をいつわることとなっているが、より厳密には他人の身分を盗む(steal)こと。現代社会でidentityをstealするといえば普通他人のIDやクレジットカードの番号などを不正利用することだが、ラヴニカ/Ravnicaでは姿形ごと乗っ取ってしまうことを指すのだろう。
参考
- Developing Gatecrash/ギルド門侵犯のデベロップ(DailyMTG.com、Feature Article、文:Dave Humpherys、訳:米村薫)
- コピーカード
- カード個別評価:ギルド門侵犯 - レア