スレイベンの除霊/Thraben Exorcism
提供:MTG Wiki
スピリットや降霊持ちクリーチャーの未練を断つインスタント。エンチャントも追放できる。
リミテッドにおける降霊へのアンチカードとして設計されている。降霊持ちは通常の破壊除去では1度復活してしまうため、除去を使った側がアドバンテージを失ってしまう。一方このカードは追放によりそれをケアしている。
しかし、イニストラード:真夜中の狩りのコモンの白の除去には擬似除去であり、条件付きとはいえ追放機能も備えた蝋燭罠/Candletrapがある。エンチャント対策の用途で見るにしても、同マナ域により汎用性の高い聖戦士の奇襲兵/Cathar Commandoが存在するため対象範囲の狭いこのカードはどうも肩身が狭い。それでも白青の降霊デッキには相手の擬似除去への対策になることも含め劇的に刺さるため、サイドボード向けのカードか。
- 「除霊」という名前だが、降霊を持っているのはそのカードの第1面、すなわち生前の段階である。
- イニストラード:真夜中の狩り時点での降霊持ちはすべて第2面がスピリットなので、実用上の死角にはならない。しかし、生きている状態の対象を追放する除霊とは一体なんだろうか…。
- 緊急の除霊/Urgent Exorcismの上位互換。
ストーリー
イニストラード/Innistradの昼夜の平衡を取り戻すため、アーリン/Arlinnはゲートウォッチ/The Gatewatchのテフェリー/Teferi、チャンドラ/Chandra、ケイヤ/Kayaに協力を要請した。月銀の鍵/Moonsilver Keyを探し求める旅の中、ケイヤは持ち前の幽体化能力と、幽霊暗殺者としての経験を活かし、障害となる霊/Geistを次々と始末した[1]。
チャンドラとテフェリーとアーリンは月銀の鍵の行方の手掛かりを捜索する間、ケイヤは皆の行く手を阻む霊を滅していた。
- カード名には「スレイベン/Thraben」とあるが、Magic Story内でこのカードのイラストが挿絵として使われたのはガヴォニー/Gavony州の田舎町における場面であり、齟齬がある。もっとも、その直前に一行はスレイベンでも鍵を探しており、そのときにもケイヤが「除霊」を行った可能性はある。
脚注
- ↑ Episode 3: The Fall of the House of Betzold/メインストーリー第3話:ベツォルド家の凋落(Magic Story 2021年9月15日 K. Arsenault Rivera著)