修繕/Tinker
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ソーサリー
この呪文を唱えるための追加コストとして、アーティファクト1つを生け贄に捧げる。
あなたのライブラリーからアーティファクト・カード1枚を探し、そのカードを戦場に出す。その後、ライブラリーを切り直す。
アーティファクト専門のサーチカード。Transmute Artifactの強化版。その名を冠したティンカーデッキのキーカードである。
デッキ内のあらゆるアーティファクトを、マナ・コストを無視して直接場に出せる。その代償としてアドバンテージを失い、同時に、無条件でプレイできなくなっている。そういった事から、無条件での採用は出来ないが、極めて強力で融通性も高いカードになっており、これを中心としたいくつかのデッキを生み出すに至った。
当初は強力なアーティファクトが少なかったため放任されていたが、この危険性は指摘されていた。発売当初からメグリムジャーの凶悪化を助け、またティンカーやスーサイドブラウンが当時の世界選手権を制圧した。おにぎりシュートの高速化にも一役買っている。
さらにミラディンでのアーティファクト・土地と強力な重量級アーティファクトの追加によって、それまでネックだった安定性の問題がほぼ払拭され、爆発力も跳ね上がり、エクステンデッド環境に大きな影響を与えた。特にティンカースタックスやマナベルチャー等の瞬殺型コンボデッキが横行、プロツアーニューオーリンズ03を席巻し、最終的に修繕は禁止カードの指定を受ける事となった。
ヴィンテージでも制限カードとして活躍。他のフォーマットと比べ、様々なデッキで使われている。ダークスティールの巨像/Darksteel Colossus専用のカードとして使われている場合もあり、この場合サーチではなく加速としての面が際立っている。
- ミラディンは修繕の禁止カード指定をほぼ前提として、その存在を考慮しての調整は行われず発売された。
- 修正すると作り直し/Reshapeになる。
- 凶悪な亜種としてゴブリンの溶接工/Goblin Welderが存在する。
- 亜種として、墓地から釣れる財宝発掘/Trash for Treasureがある。また、場に出るのではなく手札に入る加工/Fabricateも亜種と呼べるかもしれない。
1999年10月1日よりヴィンテージで制限カード、Type1.5で禁止カードに指定された。2004年1月1日よりエクステンデッドでも禁止。2004年9月20日よりType1.5から移行したレガシーでも続けて禁止。
参考
- ミスなんてもってのほか その8(米Wizards社)
- M:tGやっちまった小咄集(Braingeyser、上の記事の和訳)
- ティンカー
- カード個別評価:ウルザズ・レガシー - アンコモン