虚空を招くもの/Void Beckoner

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Void Beckoner / 虚空を招くもの (6)(黒)(黒)
クリーチャー — ナイトメア(Nightmare) ホラー(Horror)

接死
サイクリング(2)(黒)((2)(黒),このカードを捨てる:カードを1枚引く。)
あなたが虚空を招くものをサイクリングしたとき、あなたがコントロールしているクリーチャー1体を対象とし、それの上に接死カウンターを1個置く。

8/8

接死持ちの大型クリーチャーサイクリングと、接死カウンターを置くサイクリング誘発型能力を持つ。

普通に唱えた場合は接死のみを持つ8/8のフレンチ・バニラである。8マナと非常に重くサイズも標準程度で接死は大型クリーチャーと噛み合わないため、素出しでは並程度の性能。基本的にはサイクリング誘発型能力を目当てに使うことが多くなる。

サイクリング時の性能は1マナ増えた代わりに接死が永続するようになった焼印刃/Bladebrand相当。永続する点が特に優秀で、先制攻撃トランプル持ちと組み合わせて強力なアタッカーを作ったり、ヤマオウム/Porcuparrotサヴァイの雷たてがみ/Savai Thundermaneに使って接死ティムコンボを形成したり、サイクリング関連のシナジーリアニメイトなどの墓地利用カードを活かしたりなど、様々なシナジーに期待できる。もちろんチャンプブロッカーに使用して相打ちさせてしまってもコンバット・トリックとしては十分。リミテッドでは使い勝手に優れる優良アンコモンである。

構築で用いる場合も、柔軟に接死を付与できる点を活かすことになるだろう。サイクリングと噛み合うアイレンクラッグの紅蓮術師/Irencrag Pyromancerなどは良い相方。

関連カード

サイクル

イコリア:巨獣の棲処サイクリング誘発型能力を持つクリーチャーサイクル常磐木キーワード能力サイクリング、自身をサイクリングしたときに自軍クリーチャー1体にキーワード・カウンターを置く能力を持つ。稀少度アンコモン

ゴジラシリーズ・カード

ゴジラシリーズ・カード版が存在するカードの1枚。カード名はもともと、死のコロナビーム、スペースゴジラ/Spacegodzilla, Death Coronaであったが、問題のあるカード名だとして、虚空の侵略者、スペースゴジラ/Spacegodzilla, Void Invaderに変更された[1]

この変更はMagic: The Gathering Arenaにのみ適用される。の初版のカード名は変更前のものであり、再版分からはゴジラシリーズ版虚空を招くものは削除される。Magic OnlineではTreasure Chestからゴジラシリーズが入手できるが、ゴジラシリーズ版虚空を招くものは出現しない。Gathererにもゴジラシリーズ版は登録されていない。

この措置は、2019新型コロナウイルスの世界的流行を受けたものである。イコリア:巨獣の棲処の完成時点では特に問題のなかった「コロナ」という言葉は、それから数ヶ月のうちに、多くの死者・感染者を出した新型コロナウイルスの意味を帯びた言葉となってしまった。だが、このタイミングで初版の印刷を変更することは不可能であった。

  • coronaとは、もともとラテン語で「王冠」を意味する言葉。それから転じて、太陽の周囲の高温のガスを意味する言葉となった。コロナウイルスの名は、この太陽コロナを連想させるウイルスの外観から命名されたものである。またスペースゴジラの必殺技であるコロナビームも、この太陽コロナに由来する。
  • スペースゴジラは他にも結晶怪獣、スペースゴジラ/Bio-Quartz Spacegodzillaとしてカード化されている。

脚注

  1. Statement on Spacegodzilla/スペースゴジラのカード名に関する声明(News 2020年4月2日 Wizards of the Coast著)

参考

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