ブロック構築

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
(「最先端」イベント。また、過去に削除されていた記述を復活(現在のスタンダードは3年ローテーションになったものの))
 
(15人の利用者による、間の17版が非表示)
1行: 1行:
'''ブロック構築'''/''Block Constructed''は、[[フォーマット]]の1つ。[[構築]]形式の1つに分類されている。指定された1つの[[ブロック (総称)|ブロック]]に含まれる[[カード]]のみで[[デッキ]]を構築し、対戦する形式。
+
'''ブロック構築'''/''Block Constructed''は、かつて存在していた公式[[フォーマット]]の1つ。[[構築]]形式の1つに分類されている。指定された1つの[[ブロック (総称)|ブロック]]に含まれる[[カード]]のみで[[デッキ]]を構築し、対戦する形式。
  
[[世界選手権]][[プロツアー]][[グランプリ]]、[[プロツアー予選]]などの競技種目として採用されていたが、2009年度からのプロツアーフォーマットの改変(単一⇒混合フォーマットに変更)の影響か、[[アラーラの断片ブロック]]より、採用する大会が激減。現在ではプロツアー1大会のみ(しかも、決勝ラウンドには不採用)のフォーマットとなってしまった。
+
==解説==
 +
主催者で1つの[[ブロック (総称)|ブロック]](通常は最新ブロックを用いて行われた場合が多い)を指定し、そのブロックに含まれる[[カード]]が使用可能である。フォーマットの特性上、[[ローテーション]]が存在しない。
  
*限定構築と呼ぶのは正式でないが、俗称として広く使われている。[http://mtg.takaratomy.co.jp/others/column/kuroda/20070526/index.html タカラトミー公式サイトのコラム]でも限定構築という言葉が用いられている。「げんちく」と略されることも。
+
また、一部のブロックには[[禁止カード]]が定められている。各ブロック構築のページを参照のこと。
 +
 
 +
*ブロック構築で[[認定大会]]を行えるのは最新ブロックのみと思われがちだが、過去のブロックのブロック構築も開催可能。ただし人が集まるかはまた別の話だが。
 +
*限定構築と呼ぶのは正式でないが、俗称として広く使われている。[http://web.archive.org/web/20090227015427/http://mtg.takaratomy.co.jp/others/column/kuroda/20070526/index.html タカラトミー公式サイトのコラム]でも限定構築という言葉が用いられている。「げんちく」と略されることも。
 +
*かつてのMagic Onlineにおいては新規参入者用として広く普及しており、対戦相手も簡単に見つけることができた。
 +
**Magic Onlineでは以前[[基本セット]]1セットのみの基本ブロック構築がサポートされていた事がある。[[マナバーン]]2014/2015ではこれに加え「別ブロックのカードを1種4枚のみ使用可能」という特殊ルールで「デッキビルダー決定戦」なる大会が掲載された。
 +
*[[MTGアリーナ]]ではミッドウィークイベントにて[[エキスパンション]]1セットのみの構築や、「最先端」というイベント名で最新3セットのみでの構築がたびたび採用されている。
 +
**最新セットのみでの構築は、次回[[ローテーション]]後の[[スタンダード]]環境の先読みとしても見逃せない。
 +
 
 +
==廃止に至る経緯==
 +
2009年度からの[[プロツアー]]フォーマットの改変(単一⇒混合フォーマットに変更)の影響か、[[アラーラの断片ブロック]]より、採用する[[プレミアイベント]]が激減。しばらくは第3エキスパンション発売直後のプロツアー1大会のみのフォーマットとして採用されていたが、[[プロツアー「ニクスへの旅」]](アトランタ14)を最後にプレミアイベントで採用されることはなくなる。
 +
 
 +
2ブロック制移行後、フォーマット自体は継続するものの<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/mm/metamorphosis Metamorphosis]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0011148/ 変身]</ref>、[[Magic Online]]のDaily Eventが廃止となった。
 +
 
 +
そして、ブロック制が廃止されたことから、2018年4月27日更新の[[マジック・イベント規定]]より本フォーマットが削除されることが決まり、廃止となった。<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/news/april-magic-tournament-rules-release-notes-2018-04-23 April Magic Tournament Rules Release Notes]/[https://mtg-jp.com/reading/publicity/0030515/ 4月マジックイベント規定リリースノート]</ref>
  
 
==フォーマット一覧==
 
==フォーマット一覧==
 +
[[プレミアイベント]]の開催実績のあるものを列挙する。
 +
 +
*[[テーロス・ブロック構築]]
 
*[[ラヴニカへの回帰ブロック構築]]
 
*[[ラヴニカへの回帰ブロック構築]]
 
*[[イニストラード・ブロック構築]]
 
*[[イニストラード・ブロック構築]]
26行: 44行:
  
 
==参考==
 
==参考==
*[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=judge/resources/sfrblock Block Format Deck Construction] ([[WotC]]、英語)
+
<references />
 +
*[http://magic.wizards.com/en/game-info/gameplay/formats/block BLOCK FORMAT] ([[WotC]]、英語)
 +
*[[フォーマット]]
 +
*[[構築]]
 +
*[[ブロック・パーティ]]
 
*[[ルーリング]]
 
*[[ルーリング]]

2023年9月23日 (土) 19:35時点における最新版

ブロック構築/Block Constructedは、かつて存在していた公式フォーマットの1つ。構築形式の1つに分類されている。指定された1つのブロックに含まれるカードのみでデッキを構築し、対戦する形式。

目次

[編集] 解説

主催者で1つのブロック(通常は最新ブロックを用いて行われた場合が多い)を指定し、そのブロックに含まれるカードが使用可能である。フォーマットの特性上、ローテーションが存在しない。

また、一部のブロックには禁止カードが定められている。各ブロック構築のページを参照のこと。

  • ブロック構築で認定大会を行えるのは最新ブロックのみと思われがちだが、過去のブロックのブロック構築も開催可能。ただし人が集まるかはまた別の話だが。
  • 限定構築と呼ぶのは正式でないが、俗称として広く使われている。タカラトミー公式サイトのコラムでも限定構築という言葉が用いられている。「げんちく」と略されることも。
  • かつてのMagic Onlineにおいては新規参入者用として広く普及しており、対戦相手も簡単に見つけることができた。
    • Magic Onlineでは以前基本セット1セットのみの基本ブロック構築がサポートされていた事がある。マナバーン2014/2015ではこれに加え「別ブロックのカードを1種4枚のみ使用可能」という特殊ルールで「デッキビルダー決定戦」なる大会が掲載された。
  • MTGアリーナではミッドウィークイベントにてエキスパンション1セットのみの構築や、「最先端」というイベント名で最新3セットのみでの構築がたびたび採用されている。

[編集] 廃止に至る経緯

2009年度からのプロツアーフォーマットの改変(単一⇒混合フォーマットに変更)の影響か、アラーラの断片ブロックより、採用するプレミアイベントが激減。しばらくは第3エキスパンション発売直後のプロツアー1大会のみのフォーマットとして採用されていたが、プロツアー「ニクスへの旅」(アトランタ14)を最後にプレミアイベントで採用されることはなくなる。

2ブロック制移行後、フォーマット自体は継続するものの[1]Magic OnlineのDaily Eventが廃止となった。

そして、ブロック制が廃止されたことから、2018年4月27日更新のマジック・イベント規定より本フォーマットが削除されることが決まり、廃止となった。[2]

[編集] フォーマット一覧

プレミアイベントの開催実績のあるものを列挙する。

[編集] 参考

  1. Metamorphosis/変身
  2. April Magic Tournament Rules Release Notes/4月マジックイベント規定リリースノート
QR Code.gif