火炎舌のカヴー/Flametongue Kavu

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(やや表現が大げさだったの微修整。さすがに当時でも4マナ4/2が及第点以上、4マナ4点火力が有力とは言い難い。)
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*例えば自分が[[桜族の長老/Sakura-Tribe Elder]]を1体だけコントロールしているときに相手が火炎舌のカヴーを唱えた場合、「カヴーのCIP能力に対応して[[生け贄に捧げる]]」よりも「カヴーが唱えられたのに対応して生け贄に捧げる」ほうがよい。そうすれば、カヴーのCIP能力誘発時には桜族の長老は戦場にいない状態であり、相手は相手自身のクリーチャーを潰さざるを得なくなるからである。ほかの[[除去]]や[[火力]]への対処のセオリー通りに動くとつい前者のような[[プレイング]]をしてしまいがちだが、最適とは言えない(相手側もそれを理解できていないからこそ[[唱える|唱えた]]とも言える)。
 
*例えば自分が[[桜族の長老/Sakura-Tribe Elder]]を1体だけコントロールしているときに相手が火炎舌のカヴーを唱えた場合、「カヴーのCIP能力に対応して[[生け贄に捧げる]]」よりも「カヴーが唱えられたのに対応して生け贄に捧げる」ほうがよい。そうすれば、カヴーのCIP能力誘発時には桜族の長老は戦場にいない状態であり、相手は相手自身のクリーチャーを潰さざるを得なくなるからである。ほかの[[除去]]や[[火力]]への対処のセオリー通りに動くとつい前者のような[[プレイング]]をしてしまいがちだが、最適とは言えない(相手側もそれを理解できていないからこそ[[唱える|唱えた]]とも言える)。
 
*[[堕落した宦官/Corrupt Eunuchs]]および[[Goblin Commando]]の[[上位互換]]。ただし能力が強制であることから、[[ダメージ]]が小さいことで助かる場合もある。
 
*[[堕落した宦官/Corrupt Eunuchs]]および[[Goblin Commando]]の[[上位互換]]。ただし能力が強制であることから、[[ダメージ]]が小さいことで助かる場合もある。
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*2005年3月の[[フライデー・ナイト・マジック]]の賞品として、これの[[プロモーション・カード]]が配布された。
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*[[統率者 (カードセット)|統率者]]の[[策略の傀儡/Political Puppets]]に、[[Slawomir Maniak]]による{{Gatherer|id=247368|新規イラスト}}で[[再録]]された。
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*「火炎舌」の読みは「かえんじた」。この読みは[[公式ハンドブック]]が初出で、日本語版公式サイトのカードリストや[[ジェイスvsチャンドラ]]以降での[[再録]]時にも採用されている。
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**『[[デュエル・マスターズ]]』では「かえんぜつ」とルビが振られていた。
 
*[[時のらせん]]では、[[リメイク]]版の[[大火口のカヴー/Firemaw Kavu]]が登場した。[[戦場を離れる|戦場を離れた]]ときにも4点火力を撃つようになったが、CIP能力の火力が2点に減り、6[[マナ]]+[[エコー]]とかなり重くなっている。
 
*[[時のらせん]]では、[[リメイク]]版の[[大火口のカヴー/Firemaw Kavu]]が登場した。[[戦場を離れる|戦場を離れた]]ときにも4点火力を撃つようになったが、CIP能力の火力が2点に減り、6[[マナ]]+[[エコー]]とかなり重くなっている。
  

2011年6月19日 (日) 17:09時点における版


Flametongue Kavu / 火炎舌のカヴー (3)(赤)
クリーチャー — カヴー(Kavu)

火炎舌のカヴーが戦場に出たとき、クリーチャー1体を対象とする。火炎舌のカヴーは、それに4点のダメージを与える。

4/2

クリーチャー限定4点火力CIP能力を持つクリーチャー。カヴーの中でも1、2を争う強力種であり、インベイジョン・ブロック現役時代に、おそらくカードでもっとも使われたカードである。

当時の赤としては4マナ4/2だけでもギリギリ及第点の性能であり、そこに火力の質が低下していた当時で4点火力を内蔵していることは、相当のコスト・パフォーマンスと言える。戦場に出すだけでよほどの大型クリーチャーでない限り破壊できるので、ボード・アドバンテージを取りながら、場合によってはテンポ・アドバンテージも得られるため、非常に使い勝手が良い。多色推奨のインベイジョン・ブロックにおいてシングルシンボルはたやすく捻出できたことも追い風であり、幅広いデッキで採用された。

デメリットとしては、能力が強制であるため、戦場に相手のクリーチャーが1体もいないとき(またはすべてアンタッチャブルのとき)に戦場に出すと、自分のクリーチャー(最悪自分自身)を犠牲にせざるをえない点が挙げられる。もっとも、当時はビートダウンデッキが主流であり、また中盤以降に自分の小粒クリーチャーを犠牲にしても元を取れる程度にはなるので、完全に腐るということはそうそうなく、強力さに比べれば些細なデメリット、という認識の方が強かった。

プレーンシフト以降のスタンダード環境では、それまで活躍していた厄介なスピリット/Troublesome Spirit大気の精霊/Air Elemental、後のセットでのセラの天使/Serra Angelセンギアの吸血鬼/Sengir Vampire稲妻の天使/Lightning Angelなど、タフネス4のクリーチャーが軒並み活躍の場を奪い取られ、マハモティ・ジン/Mahamoti Djinnのような大型クリーチャーや、キマイラ像/Chimeric Idolなどのソーサリー・タイミングの除去を回避できるクリーチャーにとって代わられることになる。1枚でトーナメント・シーンの勢力図を大きく塗り替えたと言っても過言ではないほどの活躍を見せた。

スタンダードから落ちた後も、エクステンデッドでいくつかのデッキに採用されていた。

参考

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