透け羽の霊命/Hyalopterous Lemure

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4/3だが、3/3[[飛行]]になることもできる[[クリーチャー]]。
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普段は4/3の[[地上クリーチャー]]だが、3/3[[飛行]]になることもできる[[クリーチャー]]。
他の5[[マナ]][[黒]]クリーチャーと比較するとどちらも少し弱めである。
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この[[能力]]を生かせるのでなければ、素直に他のクリーチャーを入れるべきだろう。
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黒の5マナ圏クリーチャーは[[色拘束]]の強いものが多いので、そういう意味では便利かもしれない。
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[[リミテッド]]では「5マナ3/3飛行は主力級」という定説が示す通り優秀な一枚。[[色拘束]]が弱い点も嬉しい。しかし[[構築]]ではさすがに力不足であり、この[[能力]]を活かせるのでなければ、素直に他のクリーチャーを入れるべきだろう。
[[リミテッド]]では「5マナ3/3飛行は主力級」という定説が示す通り強力である。
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*Lemures(単数形:Lemure)は一般に「レムルス」や「レムレース」と表記される、ローマの伝承にある死者の霊。元々は無害な先祖の霊であり、日本で言うお盆のようなイベントも存在していたが、時代が下ると悪霊とされてしまった。ファンタジーのノベルやゲームでもたびたび登場する。
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*Lemures(単数形:Lemure)は一般に「レムルス」や「レムレース」と表記される、ローマの伝承にある死者の霊。元々は無害な先祖の霊であり、日本で言うお盆のようなイベントも存在していたが、時代が下ると悪霊とされてしまった。ファンタジーのノベルやゲームでもたびたび登場する。このカードも当初はそれに沿って悪霊としてデザインされていたのだが、[[アイスエイジ]]版では[[アーティスト|イラストレーター]]が綴りをLemurと勘違いして{{Gatherer|id=2457|キツネザルの絵}}を書いてしまったため、このクリーチャーは悪霊ではなくキツネザルになってしまった<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/arcana/hyalopterous-wha-2003-05-06 Hyalopterous Wha..?!](Arcana 2003年5月6日)</ref><ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/make-no-mistake-2003-11-10-0 Make No Mistake](Making Magic 2003年11月10日) - その14</ref><ref>[http://web.archive.org/web/20040413215000/http://members.at.infoseek.co.jp/braingeyser/03/1112.html M:tGやっちまった小咄集](個人サイト「Braingeyser」、上の記事の和訳)</ref>。
このカードも当初はそれに沿って悪霊としてデザインされていたのだが、イラストレーターが綴りをLemurと勘違いして[[画像:Hyalopterous Lemure|キツネザルの絵]]を書いてしまったため、このクリーチャーは悪霊ではなくキツネザルになってしまった。
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**変更前の[[クリーチャー・タイプ]]「Lemure」の公式日本語訳も「キツネザル」になっていた。そのせいで、リメイク版である[[粘つく霊命/Viscid Lemures]]の日本語名と食い違っている。
**変更前の[[クリーチャー・タイプ]]「Lemure」の公式日本語訳も「キツネザル」になっていた。
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そのせいで、リメイク版である[[粘つく霊命/Viscid Lemures]]の日本語名と食い違っている。
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**この二つの単語が似ているのも当然で、キツネザルの英名「Lemur」の語源が「Lemure」なのである。
 
**この二つの単語が似ているのも当然で、キツネザルの英名「Lemur」の語源が「Lemure」なのである。
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**[[ドミナリア・リマスター]]では新規{{Gatherer|id=600268}}で正しく幽霊が描かれたが、逆に残念がるプレイヤーも多いとも。
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{{フレイバーテキスト|「俺が間違っていた!ちっとも無害なんかじゃない!」|[[ノリン/Norin|二の足踏みのノリン]]|ドミナリア・リマスター}}
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*ドミナリア・リマスターで[[再録]]された際に日本語名が与えられた。上記の粘つく霊命を踏襲した訳となっている。
  
 
==参考==
 
==参考==
*[[http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/daily/mr97|ミスなんてもってのほか]] その14([[WotC]]、英文)
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<references />
[[http://members.at.infoseek.co.jp/braingeyser/03/1112.html|M:tGやっちまった小咄集]](Braingeyser、上の記事の和訳)
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*[[カード個別評価:アイスエイジ]] - [[アンコモン]]
*[[http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/arcana/340|Hyalopterous Wha..?!]](WotC、英文)
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*[[カード個別評価:ドミナリア・リマスター]] - [[コモン]]
*[[カード個別評価:アイスエイジブロック]]
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*[[カード個別評価:Masters Edition]] - [[コモン]]
*[[カード個別評価:Masters Edition]]
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2023年2月8日 (水) 08:57時点における最新版


Hyalopterous Lemure / 透け羽の霊命 (4)(黒)
クリーチャー — スピリット(Spirit)

(0):ターン終了時まで、透け羽の霊命は-1/-0の修整を受け飛行を得る。

4/3

普段は4/3の地上クリーチャーだが、3/3飛行になることもできるクリーチャー

リミテッドでは「5マナ3/3飛行は主力級」という定説が示す通り優秀な一枚。色拘束が弱い点も嬉しい。しかし構築ではさすがに力不足であり、この能力を活かせるのでなければ、素直に他のクリーチャーを入れるべきだろう。

  • Lemures(単数形:Lemure)は一般に「レムルス」や「レムレース」と表記される、ローマの伝承にある死者の霊。元々は無害な先祖の霊であり、日本で言うお盆のようなイベントも存在していたが、時代が下ると悪霊とされてしまった。ファンタジーのノベルやゲームでもたびたび登場する。このカードも当初はそれに沿って悪霊としてデザインされていたのだが、アイスエイジ版ではイラストレーターが綴りをLemurと勘違いしてキツネザルの絵を書いてしまったため、このクリーチャーは悪霊ではなくキツネザルになってしまった[1][2][3]
「俺が間違っていた!ちっとも無害なんかじゃない!」

(出典:ドミナリア・リマスター)
  • ドミナリア・リマスターで再録された際に日本語名が与えられた。上記の粘つく霊命を踏襲した訳となっている。

[編集] 参考

  1. Hyalopterous Wha..?!(Arcana 2003年5月6日)
  2. Make No Mistake(Making Magic 2003年11月10日) - その14
  3. M:tGやっちまった小咄集(個人サイト「Braingeyser」、上の記事の和訳)
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