鏡の盾/Mirror Shield

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[[接死]]を持つ[[戦闘]]相手を返り討ちにする[[能力]]を付与する[[装備品]]。[[呪禁]]と[[タフネス]][[修整]]も与える。
  
*モチーフはギリシャ神話に登場する英雄、[[Wikipedia:ja:ペルセウス|ペルセウス]]の盾だろう。石化の視線を持つ[[Wikipedia:ja:メドゥーサ|メドゥーサ]]の首を取ってくるよう命じられたペルセウスは、盾に映った相手の姿を見ながら、メドゥーサと目を合わせることなくその首を刎ねた。
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呪禁の弱点の1つである、戦闘での破壊の危険性が大きく下がる為、安心して戦闘に参加させやすい。[[オーラ]]や[[英雄的]]戦略の土台としたいクリーチャーが[[苔のバイパー/Moss Viper]]などを相手に立ち往生する難点が大きく解消される。次セットで登場した[[変容]]の土台クリーチャーの保護にも相性が良く、心置きなく一体に複数枚集中投入して[[誘発]]回数を累積させられる様になる。ただし[[布告]]と[[全体除去]]まではフォローできていない事に注意。
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*あくまで「接死への対抗手段」でしかない。[[Infernal Medusa]]の[[バジリスク能力]]など、接死では無い類似能力には対抗できない。
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**後述のようにギリシャ神話をモチーフにしているが、そのあたりは再現しきれないケースということになる。
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==ルール==
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*接死を持つ[[クリーチャー]]を[[破壊]]する能力は、[[ブロック・クリーチャー指定ステップ]]中に[[誘発]]し[[解決]]される。これは[[戦闘ダメージ]]を[[与える]]前である。
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*この能力により[[ブロック・クリーチャー]]が破壊されても、鏡の盾を[[装備]]したクリーチャーは[[ブロック (ルール用語)|ブロック]]されたままである。[[トランプル]]を持たないかぎり、それが[[攻撃]]先の[[プレイヤー]]や[[プレインズウォーカー (カード・タイプ)|プレインズウォーカー]]に戦闘ダメージを与えることはない。
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*鏡の盾を装備したクリーチャーが、接死を持たないクリーチャーをブロックするか、それにブロックされた後、それが接死を得ても、破壊する能力は誘発しない。
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==開発秘話==
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モチーフはギリシャ神話に登場する英雄、[[Wikipedia:ja:ペルセウス|ペルセウス]]の盾。石化の視線を持つ怪物[[Wikipedia:ja:メドゥーサ|メドゥーサ]]の首を取ってくるよう命じられたペルセウスは、女神[[Wikipedia:ja:アテーナー|アテーナー]]から[[カード名百科事典#青銅|青銅]]の盾を授かる。彼は盾に映った相手の姿を見ながら、メドゥーサと目を合わせることなくその首を刎ねた。
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前作[[テーロス・ブロック]]でもこれと同じモチーフの[[カード]]がデザインされたが、何らかの理由でボツになった。[[テーロス還魂記]]にて再び「鏡の盾」がデザインされ、今度は無事印刷に至った<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/more-odds-and-ends-theros-beyond-death-2020-02-03 More Odds and Ends: Theros Beyond Death]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0033783/ さらなるこぼれ話:『テーロス還魂記』]([[Making Magic]] [[2020年]]2月3日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>。
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*この逸話は「鏡の盾で石化の視線を反射してメドゥーサを退治した」と誤解されることも少なくない。{{Gatherer|id=476485}}のイメージはこちらだろう。
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==脚注==
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==参考==
 
==参考==
 
*[[カード個別評価:テーロス還魂記]] - [[アンコモン]]
 
*[[カード個別評価:テーロス還魂記]] - [[アンコモン]]
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2020年6月10日 (水) 16:15時点における最新版


Mirror Shield / 鏡の盾 (2)
アーティファクト — 装備品(Equipment)

装備しているクリーチャーは+0/+2の修整を受け、呪禁と「接死を持つクリーチャーが1体、これをブロックするか、これにブロックされた状態になるたび、そのクリーチャーを破壊する。」を持つ。
装備(2)((2):あなたがコントロールしているクリーチャー1体を対象とし、これをそれにつける。装備はソーサリーとしてのみ行う。)


接死を持つ戦闘相手を返り討ちにする能力を付与する装備品呪禁タフネス修整も与える。

呪禁の弱点の1つである、戦闘での破壊の危険性が大きく下がる為、安心して戦闘に参加させやすい。オーラ英雄的戦略の土台としたいクリーチャーが苔のバイパー/Moss Viperなどを相手に立ち往生する難点が大きく解消される。次セットで登場した変容の土台クリーチャーの保護にも相性が良く、心置きなく一体に複数枚集中投入して誘発回数を累積させられる様になる。ただし布告全体除去まではフォローできていない事に注意。

  • あくまで「接死への対抗手段」でしかない。Infernal Medusaバジリスク能力など、接死では無い類似能力には対抗できない。
    • 後述のようにギリシャ神話をモチーフにしているが、そのあたりは再現しきれないケースということになる。

[編集] ルール

[編集] 開発秘話

モチーフはギリシャ神話に登場する英雄、ペルセウスの盾。石化の視線を持つ怪物メドゥーサの首を取ってくるよう命じられたペルセウスは、女神アテーナーから青銅の盾を授かる。彼は盾に映った相手の姿を見ながら、メドゥーサと目を合わせることなくその首を刎ねた。

前作テーロス・ブロックでもこれと同じモチーフのカードがデザインされたが、何らかの理由でボツになった。テーロス還魂記にて再び「鏡の盾」がデザインされ、今度は無事印刷に至った[1]

  • この逸話は「鏡の盾で石化の視線を反射してメドゥーサを退治した」と誤解されることも少なくない。イラストのイメージはこちらだろう。

[編集] 脚注

  1. More Odds and Ends: Theros Beyond Death/さらなるこぼれ話:『テーロス還魂記』Making Magic 2020年2月3日 Mark Rosewater著)

[編集] 参考

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