アスフォデルの灰色商人/Gray Merchant of Asphodel
クリーチャー — ゾンビ(Zombie)
アスフォデルの灰色商人が戦場に出たとき、各対戦相手はそれぞれX点のライフを失う。Xは、あなたの黒への信心に等しい。あなたはこれにより失われたライフに等しい点数のライフを得る。(あなたの黒への信心とは、あなたがコントロールしているパーマネントのマナ・コストに含まれる(黒)の総数である。)
2/4
戦場に出たときに黒への信心の値だけライフドレインを行うゾンビ。
解説
[編集]2/4は3マナ相当のサイズであり、自身のダブルシンボルだけ利用すると2点しかドレインが発生しないため、単体で見ると5マナのカードとしては物足りなく思える。だが黒には色拘束の強い置物が多いので、単色に寄せたミッドレンジやコントロールデッキではフィニッシャー級の活躍ができ、後述の通り様々なフォーマットで低くない評価を受けている。
ファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arena系のライフを要求するドローエンジンとの相性が良く、「5マナまで土地を伸ばす助けになる」「信心を稼げる」「減ったライフをちょうどドレインで補える」など噛み合う点が大きいので、カードプールが許すなら是非とも採用したい。初出時のスタンダードでも地下世界の人脈/Underworld Connectionsと同時に採用されることが多かった。
- ダメージとライフロスの違いがあるが、ETB能力はモーギスの狂信者/Fanatic of Mogisとナイレアの信奉者/Nylea's Discipleを足したものに近い。
- テーロス還魂記シーズンのWPNプロモパックにはこのカードのダークフレーム版プロモーション・カードが封入される[1]。
- ファンの間ではゲイリー(Gary)の愛称で親しまれている[2]。
- Unfinityで登場したこれのパロディであるアルファベットの灰色商人/Gray Merchant of Alphabetのフレイバー・テキストではGaryという名の若きゾンビが描かれている。
利用
[編集]ダブルシンボルの強力なエンチャントである地下世界の人脈/Underworld Connectionsやエレボスの鞭/Whip of Erebosが良い相方。前者はドローでこのカードを引きこむことができ、後者はこれを使いまわすことができる。ラヴニカへの回帰ブロックの混成カードとの相性の良さもあり、黒単信心の中核としてローテーションまで環境を席巻し続けた。
タルキール覇王譚参入後の環境においては、ラヴニカへの回帰ブロックのローテーション落ちによって信心を稼ぎやすいパーマネントが環境から激減してしまい、黒単や初期の先祖の結集で細々と使われていたものの、トーナメントレベルの活躍は見られなかった。
稀少度がアンコモンに変更され再録。往年のパワーカードの再録ということで注目を浴び、信心カード自体こそ少ないが相性の良いカードは揃っていたので、すぐにこのカードを基幹とした黒単信心が確立された。もっとも過去のようにトップメタに絡むほどには至らず、あまり存在感を示さずにローテーションを迎えた。
黒単コントロールに採用され、黒単コントロールをトップメタの一角に押し上げた。宝石の手の汚染者/Gempalm Polluterと合わせてフィニッシャーを最大8枚体制にすることで黒単ゾンビを組む意義が生まれるのである。
- テーロス
クリーチャーが並びやすいフォーマットということで信心も自然に稼ぎやすく、文句なしのトップコモン。
- テーロス還魂記
アンコモンになっても強さは健在であり、黒をやるなら色の組み合わせによらず採用できる良カード。
脚注
[編集]- ↑ Theros Beyond Death Promos - Wayback Machine(2022年9月4日アーカイブ分)/『テーロス還魂記』のプロモ(Daily MTG 2020年1月9日)
- ↑ To the Death/死出(Making Magic -マジック開発秘話- 2020年1月14日)