ホワイト・ライトニング

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'''ホワイト・ライトニング'''(''White Lightning'')は、[[エラッタ]]が出る前の[[要撃/Waylay]]を使ったテクニック、及びこの[[ギミック]]を搭載した[[デッキ]]のこと。ターン終了ステップ(現在の[[終了ステップ]])における「ターン終了時に」のチェックのタイミングの隙を突いている。
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当初の要撃の[[ルール文章]]では、[[対戦相手]]のターン終了ステップに[[唱える|唱え]]て[[トークン]]を出すと、トークンを[[追放]]するのは次の自分の[[ターン]]の終了時になっていた。そのため、自分のターンには[[召喚酔い]]が解けたトークンで[[攻撃]]することができ、まるで白い[[ボール・ライトニング/Ball Lightning]]のように機能した。
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==解説==
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[[第6版]]導入時のルール変更で、ターン終了ステップ(現在の[[終了ステップ]])における「ターン終了時に」のチェックのタイミングが変更されたため、そのルールの隙を突いている。
  
このようなことが可能だった背景には、[[第6版]]導入時の大幅なルール変更が関係している。要撃が登場したときのルールではエラッタ前のルール文章でもこういったことはできなかったのだが、ルール変更によって上記のようなターン終了ステップの穴が発生してしまったのだ。
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当時の要撃の[[ルール文章]]では、[[戦場に出す|戦場に出し]]た[[トークン]]を「ターン終了時に」[[ゲームから取り除く]]([[追放]]する)としている。要撃が当初登場した当時はこのルール文章でも確実に戦場に出したターンに追放されていたのだが、上記のルール変更に伴い、[[対戦相手]]のターン終了ステップに要撃を[[唱える|唱え]]てトークンを戦場に出すと、トークンを追放するのは次の自分の[[ターン]]の終了時になっていた。そのため、自分のターンには[[召喚酔い]]が解けたトークンで[[攻撃]]することができ、まるで白い[[ボール・ライトニング/Ball Lightning]]のように機能していた。
  
当時は[[十字軍/Crusade]]も現役であり、このテクニックは非常に強力であった。しかし、意図した使い方のカードになっていないという意味も含めて「要撃は[[戦闘フェイズ]]の間にしか[[プレイ]]できない。」という文を追加するという[[エラッタ]]が出され、このテクニックを使うことはできなくなった。2006年10月の[[オラクル]]改定で、当初の挙動と近いものとなるように、「次の[[クリンナップ・ステップ]]の開始時に[[追放]]する」(当時のオラクルは「[[実存]]を失ったときに[[ゲームから取り除く]]」)というルール文章へ変更されている。
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当時は[[十字軍/Crusade]]も現役であり、このテクニックは非常に強力であった。しかし、意図した使い方のカードになっていないという意味も含めて「要撃は[[戦闘フェイズ]]の間にしか[[プレイ]]できない。」という文を追加するという[[エラッタ]]が出され、このテクニックを使うことはできなくなった。2006年10月の[[オラクル]]改定で、当初の挙動と近いものとなるように、「次の[[クリンナップ・ステップ]]の開始時に追放する」(当時のオラクルは「[[実存]]を失ったときにゲームから取り除く」)というルール文章へ変更されている。
  
*同様の方法により、[[ラクドスのギルド魔道士/Rakdos Guildmage]]や[[鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breaker]]で1ターン内に活動できるトークンの数を水増しできる。
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==類例==
*[[騙し討ち/Sneak Attack]]で出したクリーチャーを2ターンに渡って生き残らせることもできる。2ターンのうち1ターン目は攻撃できる訳ではないので攻撃するためだけのクリーチャーでは意味が無いが、例えば[[悲哀の化身/Avatar of Woe]]なら、クリーチャーを1体[[除去]]しつつ攻撃すると言ったことが可能。[[死体のダンス/Corpse Dance]]も同様に相手の終了ステップの間に唱えれば、2回能力の起動が可能。
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*似た事情により、一時期[[Thawing Glaciers]]も実存を用いたオラクルに改定されていた。
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*以下の呪文や能力によりクリーチャーを戦場に出す効果は、クリーチャーが戦場から離れるのが「終了ステップの開始時」である。そのため、ホワイト・ライトニングが利用できたとき同様に2ターンにまたがって戦場に残すことが可能である。
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**[[ラクドスのギルド魔道士/Rakdos Guildmage]]や[[鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breaker]]で1ターン内に活動できるトークンの数を水増しできる。
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**[[騙し討ち/Sneak Attack]]で出したクリーチャーを2ターンにまたがって生き残らせることもできる。2ターンのうち1ターン目は攻撃できる訳ではないので攻撃するためだけのクリーチャーでは意味が無いが、例えば[[悲哀の化身/Avatar of Woe]]なら、クリーチャーを1体[[除去]]しつつ攻撃すると言ったことが可能。[[死体のダンス/Corpse Dance]]も同様に相手の終了ステップの間に唱えれば、2回能力の起動が可能。
  
 
==サンプルレシピ==
 
==サンプルレシピ==

2020年9月23日 (水) 19:53時点における最新版

ホワイト・ライトニング(White Lightning)は、エラッタが出る前の要撃/Waylayを使ったテクニック、及びこのギミックを搭載したデッキのこと。


旧オラクル

Waylay / 要撃(登場時) (2)(白)
インスタント

騎士トークンを3個場に出す。これらのトークンは2/2の白のクリーチャーとして扱う。ターン終了時にこれらのトークンをゲームから取り除く。


目次

[編集] 解説

第6版導入時のルール変更で、ターン終了ステップ(現在の終了ステップ)における「ターン終了時に」のチェックのタイミングが変更されたため、そのルールの隙を突いている。

当時の要撃のルール文章では、戦場に出しトークンを「ターン終了時に」ゲームから取り除く追放する)としている。要撃が当初登場した当時はこのルール文章でも確実に戦場に出したターンに追放されていたのだが、上記のルール変更に伴い、対戦相手のターン終了ステップに要撃を唱えてトークンを戦場に出すと、トークンを追放するのは次の自分のターンの終了時になっていた。そのため、自分のターンには召喚酔いが解けたトークンで攻撃することができ、まるで白いボール・ライトニング/Ball Lightningのように機能していた。

当時は十字軍/Crusadeも現役であり、このテクニックは非常に強力であった。しかし、意図した使い方のカードになっていないという意味も含めて「要撃は戦闘フェイズの間にしかプレイできない。」という文を追加するというエラッタが出され、このテクニックを使うことはできなくなった。2006年10月のオラクル改定で、当初の挙動と近いものとなるように、「次のクリンナップ・ステップの開始時に追放する」(当時のオラクルは「実存を失ったときにゲームから取り除く」)というルール文章へ変更されている。

[編集] 類例

  • 似た事情により、一時期Thawing Glaciersも実存を用いたオラクルに改定されていた。
  • 以下の呪文や能力によりクリーチャーを戦場に出す効果は、クリーチャーが戦場から離れるのが「終了ステップの開始時」である。そのため、ホワイト・ライトニングが利用できたとき同様に2ターンにまたがって戦場に残すことが可能である。

[編集] サンプルレシピ

メインデッキ (60) サイドボード
クリーチャー (26) 2 沈静/Allay
4 長弓兵/Longbow Archer 1 ハルマゲドン/Armageddon
4 ルーンの母/Mother of Runes 1 消去/Erase
4 サルタリーの歩兵/Soltari Foot Soldier 3 野戦外科医/Field Surgeon
4 サルタリーの僧侶/Soltari Priest 3 謙虚/Humility
4 魂の管理人/Soul Warden 1 平地/Plains
4 コーの戦士/Warrior en-Kor 2 崇拝/Worship
2 マスティコア/Masticore 2 神の怒り/Wrath of God
呪文 (14)
4 十字軍/Crusade
2 栄光の頌歌/Glorious Anthem
4 解呪/Disenchant
4 要撃/Waylay
土地 (20)
20 平地/Plains

[編集] 参考

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