Magic Online

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自分で[[構築]]した[[デッキ]]でインターネット上の[[認定大会]]に出場したり、[[カジュアルプレイ]]や[[ドラフト]]、[[シールド]]などを楽しむことができる。また、他の人のプレイを観戦したり、リプレイを見ることもできる。
 
自分で[[構築]]した[[デッキ]]でインターネット上の[[認定大会]]に出場したり、[[カジュアルプレイ]]や[[ドラフト]]、[[シールド]]などを楽しむことができる。また、他の人のプレイを観戦したり、リプレイを見ることもできる。
 
ゲーム内では実際のお金(クレジットカードやPaypalに対応、ドコモ口座などの一部プリペイド式は不可)を使い、パックを購入して[[ゲーム]]をすることになる。パックの価格は実際のパックと同じだが、[[トーナメント]]や4週間にわたるシールド・[[デッキ]]リーグ等で上位に入ると賞品としてパックをもらえるため、勝ち続ければあまりお金をかけずにゲームをすることも可能である。また、Magic Online上でコンプリートしたセットは現物化ができ、実物のコンプリートセットと交換することができる(後述)。
 
 
現実では実現できなかった「持ち時間制」を導入しているため、[[遅延行為]]は(自分の首を絞めるだけであり)まず起こらない。10分離席しただけで、参加の意思なしと見なされ強制的に大会から[[ドロップ]]させられる。しかしこれによる弊害もあり、[[無限コンボ]]を行う場合、[[ループ]]の設定ができず全てを手作業で行う必要があるため、例えば[[欠片の双子/Splinter Twin]]と[[詐欺師の総督/Deceiver Exarch]]の[[無限トークン]][[コンボ]]を行う場合、延々とこの2枚をクリックし続ける間持ち時間がガリガリと削られていく。同じように無限エンジンを搭載していた場合の[[防御プレイヤー]]側はもっと悲惨で、同じように相手の生み出した数以上の[[トークン]]を生み出してから、相手のトークン全てに[[ブロック・クリーチャー]]を指定する必要があり、さらに持ち時間が削られていく。
 
 
 
*店頭で販売されている[[第8版]]と[[第9版]]のスターター・セット(英語版のみ)におまけとしてMagic Onlineが含まれたCD-ROMがついているが、それに入っているのは旧バージョンのクライアントである(アカウント作成のためのクーポンコードは使用可能)。Magic Onlineのクライアントはウィザーズ・オブ・ザ・コーストのサイトからダウンロードする必要がある。
 
*店頭で販売されている[[第8版]]と[[第9版]]のスターター・セット(英語版のみ)におまけとしてMagic Onlineが含まれたCD-ROMがついているが、それに入っているのは旧バージョンのクライアントである(アカウント作成のためのクーポンコードは使用可能)。Magic Onlineのクライアントはウィザーズ・オブ・ザ・コーストのサイトからダウンロードする必要がある。
 
*サーバーが重い、たまに落ちるなどという不満も聞かれる。また、まれにルールが間違って処理されることがあるので、そういう時は公式に報告するとよい。
 
*サーバーが重い、たまに落ちるなどという不満も聞かれる。また、まれにルールが間違って処理されることがあるので、そういう時は公式に報告するとよい。
 
*実物のパックに含まれている[[トークン・カード]]や、[[豆知識カード]]は入っていない。
 
*実物のパックに含まれている[[トークン・カード]]や、[[豆知識カード]]は入っていない。
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**トークンは、トークンを出すカードを使用した際に自動的に作成される。
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===使用料===
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カードの購入費や大会参加費が必要であり、クレジットカードやPaypalなどで現実のお金を支払って遊ぶことになる(ただし海外への支払いに対応していないクレジットカードは使用できないので、特にプリペイド式のものは注意が必要である)。とはいえ、[[トーナメント]]や4週間にわたるシールド・[[デッキ]]リーグ等で上位に入ると賞品としてパックをもらえるし、また公式大会以外のフリー対戦は無料で行えるため、腕や遊び方次第ではそれほどお金をかけずに楽しむことも十分に可能である。
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公式の「SHOP」では、パックの価格は実際のパックの定価と同じに設定されている。各[[エキスパンション]]の[[ブースター・パック]]のほかにも、[[特殊セット]]や[[構築済みデッキ]]が販売されている(Magic Online限定の商品もある)。また前述の大会参加費やゲーム内通貨として使用される「チケット」が1枚1ドルで販売されている。
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ほかのプレイヤーとカードをトレードする機能もあり、カード同士のトレードのほかに、前述したチケットを用いた擬似的な現金取引も可能。カードを単品購入したり、逆に不要なカードやパックを売却してチケットに変えることもできる。
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*このチケットによる単品トレードの相場は、現実のシングルカードの取引相場より低めなことが多く、このことから「MOのほうが現実のマジックより安上がりで済む」と評されることがある。ただし、例えば[[Pauper]]の存在によって強力[[コモン]]がとんでもなく高値になっていたりなど例外も多いため、一概には言い切れない面もある。
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===ゲームの特徴===
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現実では実現できなかった「持ち時間制」を導入しているため、[[遅延行為]]は(自分の首を絞めるだけであり)まず起こらない。10分離席しただけで、参加の意思なしと見なされ強制的に大会から[[ドロップ]]させられる。またデジタルゲームゆえ必然にルールが極めて厳密に処理され、[[優先権]]の齟齬や[[誘発忘れ]]などのトラブルが発生しない。また[[シャッフル]]や[[無作為に|ランダム化]]などが瞬時かつ確実に行われる点も現実に比べて便利な点といえるだろう。
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しかしこれによる弊害もある。[[復讐の亜神/Demigod of Revenge]]や[[東屋のエルフ/Arbor Elf]]や[[嘘か真か/Fact or Fiction]]のページに例があるように、現実ならばさほど問題にはならないであろうちょっとしたルール上のトラブルや操作ミスに対しても融通が利かない。また[[無限コンボ]]を行う場合、[[ループ]]の設定ができず全てを手作業で行う必要があるため、前述した「持ち時間制」が逆に仇となって、コンボを決めたにもかかわらず操作が間に合わずに時間切れ負けになることもある。
  
 
==現物化==
 
==現物化==

2014年6月14日 (土) 11:07時点における版

Magic Onlineマジック・オンライン)は、2002年6月に稼動を開始したウィザーズ・オブ・ザ・コースト社制作のWindows用ソフトウェア。インターネットを通して通信対戦が楽しめるマジック

目次

概要

英語版のみで日本語版は存在しない。2008年4月9日にMagic Online2.5が停止し、同月、Magic Online IIIにバージョンアップした。MOと略される。

自分で構築したデッキでインターネット上の認定大会に出場したり、カジュアルプレイドラフトシールドなどを楽しむことができる。また、他の人のプレイを観戦したり、リプレイを見ることもできる。

  • 店頭で販売されている第8版第9版のスターター・セット(英語版のみ)におまけとしてMagic Onlineが含まれたCD-ROMがついているが、それに入っているのは旧バージョンのクライアントである(アカウント作成のためのクーポンコードは使用可能)。Magic Onlineのクライアントはウィザーズ・オブ・ザ・コーストのサイトからダウンロードする必要がある。
  • サーバーが重い、たまに落ちるなどという不満も聞かれる。また、まれにルールが間違って処理されることがあるので、そういう時は公式に報告するとよい。
  • 実物のパックに含まれているトークン・カードや、豆知識カードは入っていない。
    • トークンは、トークンを出すカードを使用した際に自動的に作成される。

使用料

カードの購入費や大会参加費が必要であり、クレジットカードやPaypalなどで現実のお金を支払って遊ぶことになる(ただし海外への支払いに対応していないクレジットカードは使用できないので、特にプリペイド式のものは注意が必要である)。とはいえ、トーナメントや4週間にわたるシールド・デッキリーグ等で上位に入ると賞品としてパックをもらえるし、また公式大会以外のフリー対戦は無料で行えるため、腕や遊び方次第ではそれほどお金をかけずに楽しむことも十分に可能である。

公式の「SHOP」では、パックの価格は実際のパックの定価と同じに設定されている。各エキスパンションブースター・パックのほかにも、特殊セット構築済みデッキが販売されている(Magic Online限定の商品もある)。また前述の大会参加費やゲーム内通貨として使用される「チケット」が1枚1ドルで販売されている。

ほかのプレイヤーとカードをトレードする機能もあり、カード同士のトレードのほかに、前述したチケットを用いた擬似的な現金取引も可能。カードを単品購入したり、逆に不要なカードやパックを売却してチケットに変えることもできる。

  • このチケットによる単品トレードの相場は、現実のシングルカードの取引相場より低めなことが多く、このことから「MOのほうが現実のマジックより安上がりで済む」と評されることがある。ただし、例えばPauperの存在によって強力コモンがとんでもなく高値になっていたりなど例外も多いため、一概には言い切れない面もある。

ゲームの特徴

現実では実現できなかった「持ち時間制」を導入しているため、遅延行為は(自分の首を絞めるだけであり)まず起こらない。10分離席しただけで、参加の意思なしと見なされ強制的に大会からドロップさせられる。またデジタルゲームゆえ必然にルールが極めて厳密に処理され、優先権の齟齬や誘発忘れなどのトラブルが発生しない。またシャッフルランダム化などが瞬時かつ確実に行われる点も現実に比べて便利な点といえるだろう。

しかしこれによる弊害もある。復讐の亜神/Demigod of Revenge東屋のエルフ/Arbor Elf嘘か真か/Fact or Fictionのページに例があるように、現実ならばさほど問題にはならないであろうちょっとしたルール上のトラブルや操作ミスに対しても融通が利かない。また無限コンボを行う場合、ループの設定ができず全てを手作業で行う必要があるため、前述した「持ち時間制」が逆に仇となって、コンボを決めたにもかかわらず操作が間に合わずに時間切れ負けになることもある。

現物化

あるカードセットに収録された全カードを、基本土地を含めてすべて1枚ずつ収集(コンプリート)している場合、実物の英語版コンプリートセットと交換することができる。各基本セットおよび各エキスパンションが交換対象となる。

  • 同一カードセットでも、プレミアム・カードと非プレミアム・カードはそれぞれ別セット扱いとされる。
  • あくまで交換であり、現物化後はゲーム内の該当のカードが無くなる。
  • 交換手数料や送料を別途支払う必要がある他、各カードセットごとに交換期限が存在する。詳細はクライアント上で確認できる。
  • 登場時点は既にスタンダード落ちのカードセット(ミラージュなど)、特殊セット、Magic Online限定セット(マスターズ・エディション シリーズなど)は、現物化することができない。

最低動作環境

  • 対応OS:Windows2000以降 (.NET Framework必須)
  • CPU:Pentium3 700MHz以上 (1GHz以上を推奨)
  • メモリ:256MB 以上 (512MB以上を推奨)
  • ビデオ:DirectX9対応、1024x768以上 (VRAM 128MB以上を推奨)
  • 通信環境:56kモデム以上 (ADSLなどのブロードバンド推奨)

サポートしている構築ルール

サポートしているフォーマット(2014/6/13現在)

かつてサポートしていたフォーマット

また、クラシックフリーフォームの各フォーマットMagic Online Vanguardを1枚使ったゲームをプレイできる。

フォーマットとしてはサポートされていないブロック構築もプレイはできる。例えばミラディン・ブロック構築をプレイする際にはモダンかクラシック、またはフリーフォームを選べばよいが、禁止カードもそのフォーマットに依存してしまい、アーティファクト・土地などのミラディン・ブロック構築のみで禁止されているカードが問題なく使えてしまう。古いブロック構築のゲームを公正にプレイするには、対戦相手と事前に確認する必要がある。

サポートしているカードセット

参考

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