パワーがN以上
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− | 古くは[[ | + | 古くは[[アルファ版]]に収録された、パワー3以上を咎める[[弱者の石/Meekstone]]が「[[パワー]]がN以上」を参照する最初のカード。この流れは[[アムロー・キスキン/Amrou Kithkin]]など少量のカードに受け継がれている。 |
− | メリット[[能力]]としては[[2000年]]の[[インベイジョン]]では[[カヴーの巣/Kavu Lair]] | + | その後、古くは[[1996年]]の[[アライアンス]]初出の[[復仇/Reprisal]]や翌年の[[ビジョンズ]]収録の[[弱者の報復/Retribution of the Meek]]のような[[除去]]に端を発する「[[パワー]]4以上の[[クリーチャー]]対策」が始まりとなり、主に[[白]]という[[色の役割]]としての立ち位置を不動のものとした。まれに閾値が3や5である[[カード]]も存在するが、「4以上」というのが圧倒的に多い。[[太陽の勇者、エルズペス/Elspeth, Sun's Champion]]などは[[トーナメント]]でも見かけられた。 |
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+ | *除去以外では[[2016年]]の[[イニストラードを覆う影]]で登場した[[潜伏]]が、高パワーを[[回避能力|回避]]する[[キーワード能力]]となっている。 | ||
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+ | メリット[[能力]]としては[[2000年]]の[[インベイジョン]]では[[カヴーの巣/Kavu Lair]]がパワー4以上を、[[2005年]]の[[神河救済]]では[[大薙刀/O-Naginata]]がパワー3以上を、[[2007年]]の[[未来予知]]では[[血まなこの練習生/Bloodshot Trainee]]がパワー4以上を参照するなど非常に少ない事例であった。 | ||
しかし翌[[2008年]]の[[アラーラの断片]]にて、[[ナヤ/Naya]]([[赤緑白]])のテーマとして「パワーが5以上」を参照する[[カード]]群を収録。[[2014年]]の[[タルキール覇王譚]]では[[ティムール境/The Temur Frontier]]([[緑青赤]])のテーマとして「パワーが4以上」を参照する'''[[獰猛]]'''という[[能力語]]が登場した。これに倣って、獰猛という語が[[文章欄]]に書かれていなくとも「獰猛に相当する条件」などと言うことがある。 | しかし翌[[2008年]]の[[アラーラの断片]]にて、[[ナヤ/Naya]]([[赤緑白]])のテーマとして「パワーが5以上」を参照する[[カード]]群を収録。[[2014年]]の[[タルキール覇王譚]]では[[ティムール境/The Temur Frontier]]([[緑青赤]])のテーマとして「パワーが4以上」を参照する'''[[獰猛]]'''という[[能力語]]が登場した。これに倣って、獰猛という語が[[文章欄]]に書かれていなくとも「獰猛に相当する条件」などと言うことがある。 | ||
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以後、[[メカニズム]]として扱わずとも[[不屈の神ロナス/Rhonas the Indomitable]]のようにそういったカードが1枚のみ収録されるケースもあれば、[[ラヴニカの献身]]のように小テーマとして扱う[[セット]]もある。 | 以後、[[メカニズム]]として扱わずとも[[不屈の神ロナス/Rhonas the Indomitable]]のようにそういったカードが1枚のみ収録されるケースもあれば、[[ラヴニカの献身]]のように小テーマとして扱う[[セット]]もある。 | ||
− | + | [[リミテッド]]の各2[[色の組み合わせ]]に[[アーキタイプ]]を想定する「アーキタイプ・[[ドラフト]]」を[[開発部]]も意識したデザイン体制になってからは、上記のナヤにもティムールにも共通して含まれる[[赤緑]]がアーキタイプやサブテーマとしてたびたび「パワーが4以上」を使用している。以下、括弧内は該当する[[指針アンコモン]]。 | |
*[[灯争大戦]] | *[[灯争大戦]] | ||
*[[テーロス還魂記]]([[繋がれた者の番人/Warden of the Chained]]) | *[[テーロス還魂記]]([[繋がれた者の番人/Warden of the Chained]]) |
2023年9月23日 (土) 02:13時点における版
パワーが4以上かどうかは、マジックにおいてしばしば参照される。
解説
古くはアルファ版に収録された、パワー3以上を咎める弱者の石/Meekstoneが「パワーがN以上」を参照する最初のカード。この流れはアムロー・キスキン/Amrou Kithkinなど少量のカードに受け継がれている。
その後、古くは1996年のアライアンス初出の復仇/Reprisalや翌年のビジョンズ収録の弱者の報復/Retribution of the Meekのような除去に端を発する「パワー4以上のクリーチャー対策」が始まりとなり、主に白という色の役割としての立ち位置を不動のものとした。まれに閾値が3や5であるカードも存在するが、「4以上」というのが圧倒的に多い。太陽の勇者、エルズペス/Elspeth, Sun's Championなどはトーナメントでも見かけられた。
- 除去以外では2016年のイニストラードを覆う影で登場した潜伏が、高パワーを回避するキーワード能力となっている。
メリット能力としては2000年のインベイジョンではカヴーの巣/Kavu Lairがパワー4以上を、2005年の神河救済では大薙刀/O-Naginataがパワー3以上を、2007年の未来予知では血まなこの練習生/Bloodshot Traineeがパワー4以上を参照するなど非常に少ない事例であった。
しかし翌2008年のアラーラの断片にて、ナヤ/Naya(赤緑白)のテーマとして「パワーが5以上」を参照するカード群を収録。2014年のタルキール覇王譚ではティムール境/The Temur Frontier(緑青赤)のテーマとして「パワーが4以上」を参照する獰猛という能力語が登場した。これに倣って、獰猛という語が文章欄に書かれていなくとも「獰猛に相当する条件」などと言うことがある。
以後、メカニズムとして扱わずとも不屈の神ロナス/Rhonas the Indomitableのようにそういったカードが1枚のみ収録されるケースもあれば、ラヴニカの献身のように小テーマとして扱うセットもある。
リミテッドの各2色の組み合わせにアーキタイプを想定する「アーキタイプ・ドラフト」を開発部も意識したデザイン体制になってからは、上記のナヤにもティムールにも共通して含まれる赤緑がアーキタイプやサブテーマとしてたびたび「パワーが4以上」を使用している。以下、括弧内は該当する指針アンコモン。
- 灯争大戦
- テーロス還魂記(繋がれた者の番人/Warden of the Chained)
- 基本セット2021(枝葉族の報復者/Leafkin Avenger)
- エルドレインの森(勇敢な追跡者、ルビー/Ruby, Daring Tracker)
もちろんリミテッドだけに向けられたものではなく、例えば鍛冶で鍛えられしアナックス/Anax, Hardened in the Forgeは構築でよく使用された。
ほかにもキーワード能力としては搭乗4、犠牲4も、パワー4以上のクリーチャーを要求していると言えるだろう(ただし犠牲の初出であるニューカペナの街角では、犠牲は3までしか出ていない)。
- 一方で「タフネスが4以上」であることを参照とするカードの初出は遅めで、2007年のローウィンでようやくコルフェノールの骨壷/Colfenor's Urnが取り扱った。タルキール覇王譚ブロックにはタフネス4以上を要求するカードが少量存在するが、その後は特に目立ったテーマにはなっていない。よくトーナメントで使用されたカードとしては魔女のかまど/Witch's Ovenがある(「タフネスが4以上」でテキスト検索)。
参考
- 「パワーが4以上」でテキスト検索
- 復仇/Reprisal#関連カード(パワーがN以上のクリーチャーを除去するカードの一覧)
- パワー