ジェスカイ・ストーム
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ジェスカイ・ストーム (Jeskai Storm) は、溺神の信奉者、リーア/Lier, Disciple of the Drownedと黄金架のドラゴン/Goldspan Dragonを中心とするコンボデッキ。イニストラード:真夜中の狩り参入後のスタンダード環境に存在する。
ジェスカイ・コンボ、ジェスカイ・トレジャーとも呼ばれる。
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概要
伝説のクリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)
すべての呪文は打ち消されない。
あなたの墓地にありインスタントやソーサリーであるすべてのカードはフラッシュバックを持つ。そのフラッシュバック・コストは、そのカードのマナ・コストに等しい。
クリーチャー — ドラゴン(Dragon)
飛行、速攻
黄金架のドラゴンが攻撃するか呪文の対象になるたび、宝物(Treasure)トークン1つを生成する。
あなたがコントロールしている宝物は「(T),このアーティファクトを生け贄に捧げる:好きな色1色のマナ2点を加える。」を持つ。
インスタント
あなたがこの呪文を唱えたとき、このターンにあなたが唱えた、これ以外でインスタントやソーサリーである呪文の数に等しい回数これをコピーする。あなたはそれらのコピーの新しい対象を選んでもよい。
クリーチャー1体を対象とする。それの上に+1/+1カウンター1個を置く。ターン終了時まで、それは警戒を得る。
動きとしてはジェスカイ変容に似る。序盤はプリズマリの命令/Prismari Commandや予想外の授かり物/Unexpected Windfallを使って宝物トークンを増やしながらルーターによるキーカードのドローと墓地肥やしを図る。十分なカードが墓地に溜まったあとは溺神の信奉者、リーア/Lier, Disciple of the Drownedの常在型能力を活用し黄金架のドラゴン/Goldspan Dragonを対象にして1~2マナ域の呪文を撃ち続けて可能ならばマナあるいは宝物トークンの収支を増やしながらストーム数を稼ぎ、自身の誇示/Show of Confidenceに繋げる。最後はセジーリの防護/Sejiri Shelterや消えゆく希望/Fading Hopeでブロッカーを排除あるいは無力化し、パンプアップした黄金架のドラゴンで殴り殺すか、カズールの憤怒/Kazuul's Furyで投げてゲームを終わらせる。
ジェスカイ変容同様、勝利手段が多いことが特徴。
ソーサリー
切除(4)(青)(青)(赤)(あなたはこの呪文を切除コストで唱えてもよい。そうしたなら、角括弧の中の記述を削除する。)
このターンに続いて追加の1ターンを行う。そのターン中、すべてのダメージは軽減できない。〔そのターンの終了ステップの開始時に、あなたはこのゲームに敗北する。〕
錬金術師の計略を追放する。
もともとイコリア:巨獣の棲処がローテーション落ちする以前からジェスカイ変容の亜種に組み込まれていたコンボをデッキの主力として実戦化したもので、ローテーションによりファンデッキからトーナメントデッキに出世した、一風変わった歴史を持つ。イニストラード:真紅の契りで嵐削りの海岸/Stormcarved Coastや錬金術師の計略/Alchemist's Gambitを得て安定性が向上し、なおかつ2022年1月25日の禁止制限告知によりアールンドの天啓/Alrund's Epiphanyとゼロ除算/Divide by Zeroがスタンダード禁止カードに指定されたことによって、分が悪かったイゼット天啓が排除されたことからさらにメタゲーム的な地位が向上した。
インスタント
この呪文を唱えるための追加コストとして、カード1枚を捨てる。
カード2枚を引き、宝物(Treasure)トークン2つを生成する。(それらは、「(T),このアーティファクトを生け贄に捧げる:好きな色1色のマナ1点を加える。」を持つアーティファクトである。)
ニューカペナの街角では追加の予想外の授かり物となる大勝ち/Big Scoreを獲得して強化され、ニューカペナ・チャンピオンシップでは2位タイの使用者数となった[1]。
- ジェスカイ変容やイゼット天啓同様、黄金架のドラゴンのパフォーマンスの高さからコンボなしでもミッドレンジビートダウンとして機能する柔軟性を持つが、一方でジェスカイ変容以上にプレイングが難解かつ複雑となっている。
サンプルリスト
- 備考
- 使用者:cftsoc
- Crokeyz Kamigawa: Neon Dynasty Tournament(2022年2月21日、Magic: The Gathering Arena上で開催) 本戦 14勝1敗(参考)
- フォーマット
- 最終期のジェスカイ変容同様、土地の枚数が非常に少ない。マリガンのセンスも問われる。
- カードプール上の問題からか、「神河:輝ける世界」のカードが全く含まれていないにもかかわらず優勝している点が興味深い。