厳格な者、コンラッド卿/Syr Konrad, the Grim
提供:MTG Wiki
伝説のクリーチャー — 人間(Human) 騎士(Knight)
他のクリーチャーが1体死亡するか、クリーチャー・カードが1枚戦場以外の領域から墓地に置かれるか、クリーチャー・カードが1枚あなたの墓地を離れるたび、厳格な者、コンラッド卿は各対戦相手にそれぞれ1点のダメージを与える。
(1)(黒):各プレイヤーはそれぞれカードを1枚切削する。
卿/Syrサイクルの黒。クリーチャーが墓地に移動したりあなたの墓地から移動するたびに対戦相手にダメージを与える誘発型能力と、それを誘発させ得るライブラリー破壊能力を持つ。
5マナ5/4というそこそこのマナレシオに攻撃的な能力を備えている。1点のダメージは微弱な効果だが、誘発条件が極めて緩く、トークンを使った横並べ・ライブラリー破壊・墓地対策・墓地回収など様々なカードとシナジーする。ただし5マナとそれなりに重いため、構築では使いづらいか。登場時のスタンダードにはトーモッドの墓所/Tormod's Cryptのような軽量かつ大規模な墓地追放手段がないためコンボも狙いづらかったが基本セット2021で再録されたため両立可能になった。テーロス還魂記では脱出が登場し、死の飢えのタイタン、クロクサ/Kroxa, Titan of Death's Hungerなどで墓地からの移動とアドバンテージを両立できるようになった。
リミテッドではフィニッシャーとして非常に存在感のあるカード。戦闘により相打ちになれば2点、一方的に死亡しても1点のダメージになるため、コンラッド卿を戦場に出してフルアタックすれば膠着状態を打ち破って決着をつけられる。戦場に残っていれば2マナの起動型能力で最大2点のダメージが対戦相手に飛ぶためリミテッドのマナフラッドの受け皿としては最適で、消耗戦ではこれ1枚でゲームが決まる事も多々ある。またライブラリーアウト戦略としても有効で、青黒でその系統のデッキが組めれば通常のダメージレース以上に凶悪さを見せつける。逆にライブラリーアウト戦略への対策としても有効。コモンにある永遠の若さ/Forever Youngとはコンボになり、複数のクリーチャーを戻しつつ起動型能力で確実な追加ダメージも狙える。
- 最後の「クリーチャー・カードが墓地を離れる」の誘発条件のみ自分の墓地に限定されていることに注意。
- エルドレインの森シーズンのコマンダー・パーティーで旧枠加工版がプロモーション・カードとして配布された[1]。
ルール
- 誘発型能力の誘発条件のうち、クリーチャーが死亡することとクリーチャー・カードが墓地から離れることは、そのイベントが実際に起こる直前の状況を見て誘発するか決まる(領域変更誘発)。
- コンラッド卿と同時に死亡したクリーチャーに対しても能力は誘発する。
- コンラッド卿が墓地から戦場に出たとき、能力は誘発しない。コンラッド卿と同時に墓地から戦場に出たクリーチャーについても同様。
関連カード
サイクル
エルドレインの王権の卿サイクル。いずれもダブルシンボルの伝説の人間・騎士。稀少度はアンコモン。
- 獅子の爪、エイリン卿/Syr Alin, the Lion's Claw
- 具眼の主、エレノラ卿/Syr Elenora, the Discerning
- 厳格な者、コンラッド卿/Syr Konrad, the Grim
- 勇敢な騎士、カラ卿/Syr Carah, the Bold
- ヘンジの槌、ファレン卿/Syr Faren, the Hengehammer
脚注
参考
- ライブラリー破壊カード(機能別カードリスト)
- カード個別評価:エルドレインの王権 - アンコモン
- カード個別評価:ジャンプスタート2022 - アンコモン
- Secret Lair Drop Series: Death Is Temporary, Metal Is Forever