流刑/Exile
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アライアンスで登場し、第6版にも再録された白の単体除去。剣を鍬に/Swords to Plowsharesと比べると対象に取れる範囲が狭い分、ライフを得るのは自分になっている。
大型クリーチャーを除去できればかなりのライフ・アドバンテージを得ることができるため、時間稼ぎには有効。ただ、小型クリーチャーを多数展開してくるデッキに対してはやや効果が薄くなってしまう。
除去している側のプレイヤーがライフを得るというのは使われる側にしてみると理不尽に感じる。色のイメージに合わないが、かつての白は黒すら凌ぐ「最強のクリーチャー除去」を持つ色だった。全体除去はもちろん、単体除去ですらこれほど強力だったのだ。
しかし、第6版再録時はパララクスの波/Parallax Waveやマスティコア/Masticore等のもっと環境に適した除去があったため、あまり使われなかった。それでも一応、神の怒り/Wrath of Godを容易に撃つわけに行かない、単体除去に乏しいリベリオンには2枚程度差されていた。
- このカードの全盛期、最も除去したかったセラの天使/Serra Angelが除去できなかったのは痛かった。
- 流刑には、当初の基本セットから「ゲームから取り除く」効果のカードを排除したいこと、「白でない」が少し不細工であること、フレイバー的にタフネスよりパワーを参照した方がふさわしい、という3つの問題点があった。それらを解決したものが懲罰/Chastiseであり、第8版・第9版はこちらが収録されている。
参考
- Small Change (WotC,英語)
- カード個別評価:アライアンス - レア2
- カード個別評価:第6版 - レア
- カード個別評価:Masters Edition - コモン