運命のきずな/Nexus of Fate
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インスタント
このターンに続いて追加の1ターンを行う。
運命のきずながいずれかの領域から墓地に置かれるなら、代わりに運命のきずなを公開し、オーナーのライブラリーに加えて切り直す。
基本セット2019のBOX特典カードである、追加ターン獲得インスタント。墓地に置かれる際にライブラリーに戻る常在型能力も持つ。
過去のカードで言えば明日の標/Beacon of Tomorrowsに似ている。マナ・コストの軽さやインスタントである点で優れており、単純な使い勝手で言えばそちらの強化版である。置換効果であるため墓地からの再利用などには使えないものの、カウンター、手札破壊、ライブラリー破壊など、基本的な妨害をものともせず確実にライブラリーに戻ってくれるため、「使いまわせる追加ターン呪文」としての価値は非常に高い。各種ルーターとも好相性。大げさに言えば、これ1枚でエターナルブルーを体現しているようなものである。
追加ターン系呪文にとっては(隙を作りづらいという長所こそあるものの)インスタントであるメリットは薄いと思われたが、ドミナリアの英雄、テフェリー/Teferi, Hero of Dominariaとの組み合わせで土地5枚から唱えられるのは大きな利点。荒野の再生/Wilderness Reclamationの登場後は土地4枚から唱えることも可能になった。
スタンダードではこのカードを4枚採用したデッキ、ターボネクサスが登場。マジック25周年記念プロツアーでは強豪プレイヤーも持ち込み話題となった。
- BOX特典限定であるにも関わらず、トーナメントシーンで通用するカードパワーを有していたため、極端な供給不足に陥ってしまった。
- Magic Onlineでもブースターパックには封入されず、Treasure Chestで低確率で入手できるだけだったが、想定よりも多く使われるようになってしまったため、2週間限定でTreasure Chestからの排出率が上がる措置が取られた[1]。
- BOX特典限定であるため、プレミアム・カードしか存在しない。
- このカードに限ったことではないが、認定大会においてプレミアム・カードしか存在しないカードを用いる際、それがプレミアム・カード特有の吸湿による反りによってマークドと判断された場合、ジャッジによるプロキシの発行が認められている(マジック・イベント規定3.4)。詳細はプロキシの項を参照。
- マジック25周年記念プロツアーでは、実際にプロキシとして山/Mountainと差し替えられる試合もあった[2]。
ルール
- 2番目の効果は置換効果である。基本的なルールや相互作用などに関してはダークスティールの巨像/Darksteel Colossusや置換効果の項を参照。
- スタンダードでは特に中略/Syncopateで打ち消されたときの挙動に注意。この場合、中略の自己置換効果が先に適用されるため、ライブラリーには戻らず追放される。
ストーリー
このカードは、タルキール/Tarkirにて精霊龍の墓/Tomb of the Spirit Dragonへとたどり着いたサルカン・ヴォル/Sarkhan Volが、ウギンのきずな/Ugin's Nexusに現れた時の扉をくぐり1280年前のタルキールへと旅立つシーンを描いたものである(イラスト)。
サルカンは墓へと迷い込み、時をさかのぼった。
出典
- ↑ Update: Nexus of Fate
- ↑ Pro Tour 25th Anniversary Round 12: Sajgalik, Huang, Yam vs. Wilson, Rizzi, Shenhar(Youtube マジック英語公式チャンネル)