ストラクチャー・アンド・フォース

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2008年2月22日 (金) 19:29時点における222.13.250.205 (トーク) - whois による版
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ストラクチャー・アンド・フォース(Structure & Force)

青白黒3で構成されるメガパーミッションコントロールデッキ森勝洋コールドスナップ参入後の日本選手権06で使用し、優勝を飾っている。 製作者は鍛冶友浩相殺/Counterbalanceを核とした相殺コントロールの走りともいえるデッキである。


Sensei's Divining Top / 師範の占い独楽 (1)
アーティファクト

(1):あなたのライブラリーのカードを上から3枚見る。その後それらを望む順番で戻す。
(T):カードを1枚引き、その後師範の占い独楽をオーナーのライブラリーの一番上に置く。



Dark Confidant / 闇の腹心 (1)(黒)
クリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)

あなたのアップキープの開始時に、あなたのライブラリーの一番上のカードを1枚公開し、そのカードをあなたの手札に加える。あなたは、そのマナ総量に等しい点数のライフを失う。

2/1


Counterbalance / 相殺 (青)(青)
エンチャント

対戦相手が呪文を1つ唱えるたび、あなたは自分のライブラリーの一番上のカードを公開してもよい。そうした場合、その呪文のマナ総量が公開されたカードのマナ総量と等しいならば、その呪文を打ち消す。


キーカード師範の占い独楽/Sensei's Divining Top闇の腹心/Dark Confidant、そして相殺/Counterbalance。 師範の占い独楽によるライブラリー操作で闇の腹心のライフロスを最小限に押さえつつ、さらに相殺とのシナジーで相手をソフトロックに近い状態に追い込む。

師範の占い独楽が出なくても闇の腹心でのライフロスが少なくて済むよう、デッキ全体が軽く構成されており、テンポカード面のアドバンテージにかけては他の追随を許さない。 その分個々のカードパワーはそれほど高くはなく、使い手の技量が要求される。


デッキ解説に関しては下記制作者本人のコラム「カジのデッキが出来るまで」も参照。

これに対してこのデッキは全体が軽く構成されており、テンポ・アドバンテージを得やすい。 さらに太陽拳に勝つために作られたクロック・パーミッションシー・ストンピィエラヨウ忍者など)にも、軽い除去である糾弾/Condemnで早いターンから展開されるウィニークリーチャーに対処することができる。 日本選手権06における優勝という結果は、こうした要因によるものであろう。

  • デッキ名である「Structure and Force」は、日本のインストゥルメンタル・ファンクバンド「Date Course Pentagon Royal Garden」のアルバムタイトル「構造と力」からによるもの。

サンプルレシピ

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メインデッキ (60)
クリーチャー (11)
4 宮廷の軽騎兵/Court Hussar
4 闇の腹心/Dark Confidant
3 曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirror
呪文 (25)
2 霊魂放逐/Remove Soul
2 梅澤の十手/Umezawa's Jitte
3 呪文嵌め/Spell Snare
2 相殺/Counterbalance
3 糾弾/Condemn
3 師範の占い独楽/Sensei's Divining Top
2 交錯の混乱/Muddle the Mixture
4 差し戻し/Remand
4 邪魔/Hinder
土地 (24)
7 島/Island
4 地底の大河/Underground River
3 神聖なる泉/Hallowed Fountain
3 神無き祭殿/Godless Shrine
2 湿った墓/Watery Grave
1 アダーカー荒原/Adarkar Wastes
1 死の溜まる地、死蔵/Shizo, Death's Storehouse
1 氷の橋、天戸/Tendo Ice Bridge
1 嘆きの井戸、未練/Miren, the Moaning Well
1 水辺の学舎、水面院/Minamo, School at Water's Edge
サイドボード
4 最後の喘ぎ/Last Gasp
1 不忠の糸/Threads of Disloyalty
1 交錯の混乱/Muddle the Mixture
3 オルゾフの司教/Orzhov Pontiff
1 鬼の下僕、墨目/Ink-Eyes, Servant of Oni
2 併合/Annex
1 アウグスティン四世大判事/Grand Arbiter Augustin IV
2 明けの星、陽星/Yosei, the Morning Star

2枚目以降が無駄になる相殺の投入数を削っている。

  • 最終結果の優勝だけでなく、予選のスタンダードラウンドも10戦全勝。デッキのポテンシャルの高さと使用者の森勝洋のプレイスキルが相俟っての快挙だろう。

参考

『カジのデッキが出来るまで』(タカラトミー、文:鍛冶友浩

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