ドロー・ゴー

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
 
(5人の利用者による、間の8版が非表示)
1行: 1行:
'''ドロー・ゴー(Draw Go)'''は自分の[[ターン]]に土地だけを置き、何もしない状態やその戦略。特に、主に相手ターンに行動するメガ[[パーミッション]]を呼ぶことも。
+
'''ドロー・ゴー'''(''Draw Go'')とは、自分の[[ターン]]に[[土地]]だけを置き、何もしない状態やその戦略、あるいはそのような戦術を取る[[デッキ]]のこと。特に、主に[[対戦相手]]のターンに行動するメガ[[パーミッション]]を呼ぶ。
主なターン進行が[[ドロー]]と[[ゴー]]であることから。別名ドロー・ダン(Draw Done)。
+
 
 +
主なターン進行が[[引く|ドロー]]と[[ゴー]]であることから。別名'''ドロー・ダン'''(''Draw Done'')。
 +
 
 +
99年期の[[青単コントロール/スタンダード/テンペスト・ブロック+ウルザ・ブロック期|青単コントロール]]は特にこう呼ばれる。[[マスティコア/Masticore]]、[[火薬樽/Powder Keg]]、[[不実/Treachery]]の3大[[カード]]を軸に、優秀な[[打ち消す|カウンター]]を駆使して[[戦場]]を[[コントロール (ゲーム用語)|コントロール]]する。[[フィニッシャー]]には[[変異種/Morphling]]が採用されることが多い。
 +
 
 +
かの[[Randy Buehler]]が[[世界選手権99]]に変異種すら入っていない特化タイプを持ち込んで出場しており、[[スタンダード]]部門で全勝を成し遂げた。豊富な17枚ものカウンターを駆使し、[[フェアリーの集会場/Faerie Conclave]]と[[隠れ石/Stalking Stones]]と[[マスティコア/Masticore]]のような、制圧力や[[除去耐性]]のある少数の[[攻撃]]手段だけで[[殴る|殴り]]きる。
  
99年期の[[フィニッシャー|青単コントロール]]は特にこう呼ばれる。[[マスティコア/Masticore]]、[[火薬樽/Powder Keg]]、[[不実/Treachery]]の3大[[カード]]を軸に、優秀な[[カウンター]]を駆使して[[場]]を制圧する。[[トドメ]]は[[変異種/Morphling]]。
 
かの[[Randy Buehler]]が[[世界選手権99]]に[[変異種/Morphling]]すら入っていない特化タイプを持ち込んで出場しており、[[スタンダード]]部門で全勝を成し遂げた。
 
豊富な17枚もの[[カウンター]]を駆使し、[[フェアリーの集会場/Faerie Conclave]]と[[隠れ石/Stalking Stones]](と[[マスティコア/Masticore]])のような、少数の制圧力や[[除去]]耐性のある[[攻撃]]手段だけで殴りきる。
 
 
[[青]]使いにとって理想的な[[デッキ]]構築であり、あくまでもこの形式に拘る青使いも一定数居る。
 
[[青]]使いにとって理想的な[[デッキ]]構築であり、あくまでもこの形式に拘る青使いも一定数居る。
  
同じ青単パーミッションでも環境で呼び名が違い(もちろんカードも)、99年が「ドロー・ゴー」なら、98年期は「[[ユーロブルー]]」と呼ばれる。ともに[[カウンター]][[全体除去]][[アーティファクト]]によって場を制圧するタイプ。
+
同じ青単パーミッションでも[[環境]]で呼び名が違い(もちろんカードも)、99年が「ドロー・ゴー」なら、98年期は「[[ユーロブルー]]」と呼ばれる。ともにカウンターと[[全体除去]][[アーティファクト]]によって戦場を制圧するタイプ。
  
この呼び方は一人歩きをはじめ、[[多色]][[コントロール]]でも名残を残している。
+
この呼び方は一人歩きをはじめ、[[多色デッキ|多色]][[コントロール (デッキ)|コントロール]]でも名残を残している。[[冥界のスピリット/Nether Spirit]]をフィニッシャーとする[[ネザーゴー]]、[[追放するものドロマー/Dromar, the Banisher]]をフィニッシャーとする[[Go-Mar]]などがある。
[[冥界のスピリット/Nether Spirit]]をフィニッシャーとする[[ネザーゴー]]、[[追放するものドロマー/Dromar, the Banisher]]をフィニッシャーとする[[Go-Mar]]などがある。
+
  
 
==サンプルレシピ==
 
==サンプルレシピ==
 
 
*備考
 
*備考
**[http://www.wizards.com/sideboard/article.asp?x=WORLDS99/welcome 世界選手権99] [[スタンダード]]部門全勝
+
**[[世界選手権99]] [[スタンダード]]部門全勝 ([http://www.wizards.com/sideboard/article.asp?x=WORLDS99/welcome 参照]
 
**使用者:[[Randy Buehler]]
 
**使用者:[[Randy Buehler]]
*フォーマット
+
*[[フォーマット]]
 
**[[スタンダード]]([[第6版]]+[[テンペスト・ブロック]]+[[ウルザ・ブロック]])
 
**[[スタンダード]]([[第6版]]+[[テンペスト・ブロック]]+[[ウルザ・ブロック]])
  
{| class="wikitable"
+
{| class="wikitable" style="margin:0 auto; text-align:left;"
 
|-
 
|-
|colspan="2"|''メインデッキ''||||colspan="2"|''サイドボード''||
+
!colspan="2" style="background-color:#dddddd"|メインデッキ (60)
 +
!colspan="2" style="background-color:#ddeeff"|サイドボード
 
|-
 
|-
| style="background:#eeeeff"|''3''| style="background:#eeeeff"|''クリーチャー''||||1||[[マスティコア/Masticore]]||
+
!colspan="2" style="background-color:#ffddee"|クリーチャー (3)
 +
|1||[[マスティコア/Masticore]]
 
|-
 
|-
|3||[[マスティコア/Masticore]]||||3||[[寒け/Chill]]||
+
|3||[[マスティコア/Masticore]]||3||[[寒け/Chill]]
 
|-
 
|-
| style="background:#eeeeff"|''29''| style="background:#eeeeff"|''呪文''||||3||[[レガシーの魅惑/Legacy's Allure]]||
+
!colspan="2" style="background-color:#eeddff"|呪文 (29)
 +
|3||[[レガシーの魅惑/Legacy's Allure]]
 
|-
 
|-
|4||[[火薬樽/Powder Keg]]||||4||[[無効/Annul]]||
+
|4||[[火薬樽/Powder Keg]]||4||[[無効/Annul]]
 
|-
 
|-
|4||[[不実/Treachery]]||||1||[[天才のひらめき/Stroke of Genius]]||
+
|4||[[不実/Treachery]]||1||[[天才のひらめき/Stroke of Genius]]
 
|-
 
|-
|4||[[ミューズの囁き/Whispers of the Muse]]||||1||[[転覆/Capsize]]||
+
|4||[[ミューズの囁き/Whispers of the Muse]]||1||[[転覆/Capsize]]
 
|-
 
|-
|4||[[マナ漏出/Mana Leak]]||||2||[[シャドーの迷路/Maze of Shadows]]||
+
|4||[[マナ漏出/Mana Leak]]||2||[[シャドーの迷路/Maze of Shadows]]
 
|-
 
|-
|1||[[誤算/Miscalculation]]||||||||
+
|1||[[誤算/Miscalculation]]||||
 
|-
 
|-
|4||[[対抗呪文/Counterspell]]||||||||
+
|4||[[対抗呪文/Counterspell]]||||
 
|-
 
|-
|4||[[禁止/Forbid]]||||||||
+
|4||[[禁止/Forbid]]||||
 
|-
 
|-
|4||[[放逐/Dismiss]]||||||||
+
|4||[[放逐/Dismiss]]||||
 
|-
 
|-
| style="background:#eeeeff"|''28''| style="background:#eeeeff"|''土地''||||||||
+
!colspan="2" style="background-color:#ddffee"|土地 (28)
 +
|||
 
|-
 
|-
|16||[[島/Island]]||||||||
+
|16||[[島/Island]]||||
 
|-
 
|-
|4||[[フェアリーの集会場/Faerie Conclave]]||||||||
+
|4||[[フェアリーの集会場/Faerie Conclave]]||||
 
|-
 
|-
|4||[[隠れ石/Stalking Stones]]||||||||
+
|4||[[隠れ石/Stalking Stones]]||||
 
|-
 
|-
|4||[[不毛の大地/Wasteland]]||||||||
+
|4||[[不毛の大地/Wasteland]]||||
 
|}
 
|}
  
*1999年[[テンペスト・ブロック]][[ウルザ・ブロック]]期のバージョン。1998年の[[ユーロブルー]]の[[デッキリスト]]は[[World Championship Decks 1998]]を参照のこと。
+
*1999年[[テンペスト・ブロック]][[ウルザ・ブロック]]期のバージョン。1998年の[[ユーロブルー]]の[[デッキリスト]]は[[World Championship Decks 1998]]を参照のこと。
  
 
==参考==
 
==参考==
64行: 68行:
 
*[[用語集]]
 
*[[用語集]]
 
*[[デッキ集]]
 
*[[デッキ集]]
 +
 +
{{DEFAULTSORT:とろおこお}}
 +
[[Category:青単色デッキ]]
 +
[[Category:コントロールデッキ]]
 +
[[Category:青単コントロールデッキ]]
 +
[[Category:テンペスト・ブロックを含むスタンダードデッキ]]
 +
[[Category:ウルザ・ブロックを含むスタンダードデッキ]]

2013年11月15日 (金) 18:42時点における最新版

ドロー・ゴー(Draw Go)とは、自分のターン土地だけを置き、何もしない状態やその戦略、あるいはそのような戦術を取るデッキのこと。特に、主に対戦相手のターンに行動するメガパーミッションを呼ぶ。

主なターン進行がドローゴーであることから。別名ドロー・ダン(Draw Done)。

99年期の青単コントロールは特にこう呼ばれる。マスティコア/Masticore火薬樽/Powder Keg不実/Treacheryの3大カードを軸に、優秀なカウンターを駆使して戦場コントロールする。フィニッシャーには変異種/Morphlingが採用されることが多い。

かのRandy Buehler世界選手権99に変異種すら入っていない特化タイプを持ち込んで出場しており、スタンダード部門で全勝を成し遂げた。豊富な17枚ものカウンターを駆使し、フェアリーの集会場/Faerie Conclave隠れ石/Stalking Stonesマスティコア/Masticoreのような、制圧力や除去耐性のある少数の攻撃手段だけで殴りきる。

使いにとって理想的なデッキ構築であり、あくまでもこの形式に拘る青使いも一定数居る。

同じ青単パーミッションでも環境で呼び名が違い(もちろんカードも)、99年が「ドロー・ゴー」なら、98年期は「ユーロブルー」と呼ばれる。ともにカウンターと全体除去アーティファクトによって戦場を制圧するタイプ。

この呼び方は一人歩きをはじめ、多色コントロールでも名残を残している。冥界のスピリット/Nether Spiritをフィニッシャーとするネザーゴー追放するものドロマー/Dromar, the BanisherをフィニッシャーとするGo-Marなどがある。

[編集] サンプルレシピ

メインデッキ (60) サイドボード
クリーチャー (3) 1 マスティコア/Masticore
3 マスティコア/Masticore 3 寒け/Chill
呪文 (29) 3 レガシーの魅惑/Legacy's Allure
4 火薬樽/Powder Keg 4 無効/Annul
4 不実/Treachery 1 天才のひらめき/Stroke of Genius
4 ミューズの囁き/Whispers of the Muse 1 転覆/Capsize
4 マナ漏出/Mana Leak 2 シャドーの迷路/Maze of Shadows
1 誤算/Miscalculation
4 対抗呪文/Counterspell
4 禁止/Forbid
4 放逐/Dismiss
土地 (28)
16 島/Island
4 フェアリーの集会場/Faerie Conclave
4 隠れ石/Stalking Stones
4 不毛の大地/Wasteland

[編集] 参考

QR Code.gif