ラースの灼熱洞/Furnace of Rath

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
 
1行: 1行:
 
{{#card:Furnace of Rath}}
 
{{#card:Furnace of Rath}}
  
[[効果]]は単純。どんな[[ダメージ]]でも2倍になる加速装置のような[[エンチャント]]
+
[[効果]]は単純。どんな[[ダメージ]]でも2倍になる加速装置のような[[エンチャント]]。これを出して[[火力]]を連発できると、あっという間に[[ゲーム]]に勝利できる。ただし、[[対戦相手]]の[[デッキ]]が[[赤]]入りだと、出すのに少し勇気がいるわけだが。
これを出して[[火力]]を連発できると、あっという間に[[ゲーム]]に勝利できる。
+
[[対戦相手]]の[[デッキ]]が[[赤]]入りだと、出すのに少し勇気がいるわけだが。
+
 
<!-- 文章を一人称に整形しました。  
 
<!-- 文章を一人称に整形しました。  
 
  [[対戦相手]]が[[緑]]や[[赤]]だと、出すのに少し勇気がいるわけだが。  
 
  [[対戦相手]]が[[緑]]や[[赤]]だと、出すのに少し勇気がいるわけだが。  
 
  [[緑]]は[[インスタント]]火力や[[速攻]]等に欠けるので削除します。もしも大量のクリーチャーやファッティが居るなど勝算が無ければ貼らなければ良いだけだと思うで。 -->
 
  [[緑]]は[[インスタント]]火力や[[速攻]]等に欠けるので削除します。もしも大量のクリーチャーやファッティが居るなど勝算が無ければ貼らなければ良いだけだと思うで。 -->
  
 +
 +
「[[ダメージ]]を受けてから返す」と言う性質上、[[置換効果]]を2度適用する事が出来る
 +
[[モグの偏執狂/Mogg Maniac]]は非常に相性がよい。例えば、ラースの灼熱洞と[[モグの偏執狂/Mogg Maniac]]が場にある状態で[[火炎破/Fireblast]]を(モグの偏執狂に)打ち込むと、対戦相手に16ダメージが入る。[[稲妻の斧/Lightning Axe]]ならば20点で一撃である。<br>
 +
[[バーン|ミラージュ・ブロック]]が[[スタンダード]]だった頃は、場を圧倒していても[[フルバーン]]が四枚目の[[山/Mountain]]を置いた瞬間これが飛んできて大逆転ということが良くあった。
 +
 +
*今なら[[ぬいぐるみ人形/Stuffy Doll]]でも同じことができる。重いが。
 +
 +
 +
また、このカードのせいで[[トランプル]]のルールが変更された。<br>
 +
当初のルールでは、[[トランプル]]を持つ[[クリーチャー]]が与える[[戦闘ダメージ]]は、一旦全て[[ブロック・クリーチャー]]に割り振られた後、「溢れた」ダメージが改めて[[プレイヤー]]に割り振られると言う仕組みであった。<br>
 +
ダメージの割り振りが2度発生しているため、この置換効果も2度適用されてしまうのである。
 +
例えば、[[ボール・ライトニング/Ball Lightning]]を2/2クリーチャーで[[ブロック]]すると、まず「2/2クリーチャーに(パワー6の2倍の)12ダメージ」が与えられ、この余剰の10ダメージが再度プレイヤーに割り振りされた結果、プレイヤーに(余剰の2倍の)20点のダメージが与えられた。
 +
*しかし、ブロックしなかった場合には「倍付け」が1度しか起こらないので、かえってダメージが減るというおかしなことになっていた。上記の例では、6×2点で12点しかダメージが与えられない。
 +
*現在のルールでは[[戦闘ダメージ]]は「クリーチャーとプレイヤーに同時に1タイミングで割り振り」になっているので、上記例ではプレイヤーに4点割り振ってそれが2倍で8点ダメージとなるだけである。
 +
 +
----
 
*この場合の「[[発生源]]」はダメージの発生源を意味する。特に指定が無いので、あらゆるダメージが2倍になる。
 
*この場合の「[[発生源]]」はダメージの発生源を意味する。特に指定が無いので、あらゆるダメージが2倍になる。
*複数[[場]]にあれば、それぞれの効果が適用され、ダメージが4倍、8倍・・・といった感じに増加する。
+
*「同一のイベントにつき同じ[[置換効果]]を2度以上適用する事は出来ない」のルールにより、このカード単体で無限ループを起こす事は無い。
 +
*ただし、これ自体が複数[[場]]にあれば、それぞれの効果が適用され、ダメージが4倍、8倍・・・といった感じに増加する。(別のオブジェクトがそれぞれ持つ[[置換効果]]であるため、「同じ」[[置換効果]]ではない)
 
*「[[ライフ]]を[[失う]]」ことは、「ダメージ」とは別物なので、この[[置換効果]]の影響を受けない。
 
*「[[ライフ]]を[[失う]]」ことは、「ダメージ」とは別物なので、この[[置換効果]]の影響を受けない。
 
*[[ペインランド]]との相性は最悪。文字通り痛みが半端ではない。
 
*[[ペインランド]]との相性は最悪。文字通り痛みが半端ではない。
 
*[[第9版を選ぼう]]において、[[理由なき暴力/Gratuitous Violence]]を破り[[再録]]された。
 
*[[第9版を選ぼう]]において、[[理由なき暴力/Gratuitous Violence]]を破り[[再録]]された。
 
*[[第10版]]では、普通に[[再録]]。
 
*[[第10版]]では、普通に[[再録]]。
*[[モグの偏執狂/Mogg Maniac]]が場にいる状態でこれを出し、[[火炎破/Fireblast]]を打ち込むと対戦相手に16ダメージが入る。
 
[[バーン|ミラージュ・ブロック]]が[[スタンダード]]だった頃は、場を圧倒していても[[フルバーン]]が四枚目の[[山/Mountain|山]]を置いた瞬間これが飛んできて大逆転ということが良くあった。
 
そもそもモグの偏執狂との相性が非常によく、ダメージで[[除去]]しようとするとどうやっても最低4点は食らうことになる。
 
[[ショック/Shock]]だと8点、[[火葬/Incinerate]]だと12点確定。
 
**今なら[[ぬいぐるみ人形/Stuffy Doll]]でも同じことができる。
 
[[稲妻の斧/Lightning Axe]]一発で20点、一撃である。
 
*このカードのせいで[[トランプル]]のルールが変更された。
 
[[割り振る|第5版]]以前のルールでは、トランプルは「全ダメージを、[[ブロック]]した[[クリーチャー]]だけに[[割り振り]]」したあと、「クリーチャーを倒した後、余った分が[[プレイヤー]]に再度割り振られる」ルールだった。
 
そのため「割り振り」に対して反応する灼熱洞の効果が2回適用されてしまっていた。
 
例えば、[[ボール・ライトニング/Ball Lightning]]を2/2クリーチャーで[[ブロック]]すると、まず「2/2クリーチャーに(パワー6の2倍の)12ダメージ」が与えられ、この余剰の10ダメージが再度プレイヤーに割り振りされた結果、プレイヤーに(余剰の2倍の)20点のダメージが与えられた。
 
また、ブロックしなかった場合にはダメージが倍にしかならないので、かえってダメージが減るというおかしなことになっていた。
 
現在のルールでは[[戦闘ダメージ]]は「クリーチャーとプレイヤーに同時に1タイミングで割り振り」になっているので、上記例ではプレイヤーに4点割り振ってそれが2倍で8点ダメージとなる。
 
  
 
==参考==
 
==参考==

2008年2月19日 (火) 17:03時点における版


Furnace of Rath / ラースの灼熱洞 (1)(赤)(赤)(赤)
エンチャント

いずれかの発生源がパーマネントかプレイヤーにダメージを与えるなら、代わりにそれはそのパーマネントかプレイヤーにその2倍のダメージを与える。


効果は単純。どんなダメージでも2倍になる加速装置のようなエンチャント。これを出して火力を連発できると、あっという間にゲームに勝利できる。ただし、対戦相手デッキ入りだと、出すのに少し勇気がいるわけだが。


ダメージを受けてから返す」と言う性質上、置換効果を2度適用する事が出来る モグの偏執狂/Mogg Maniacは非常に相性がよい。例えば、ラースの灼熱洞とモグの偏執狂/Mogg Maniacが場にある状態で火炎破/Fireblastを(モグの偏執狂に)打ち込むと、対戦相手に16ダメージが入る。稲妻の斧/Lightning Axeならば20点で一撃である。
ミラージュ・ブロックスタンダードだった頃は、場を圧倒していてもフルバーンが四枚目の山/Mountainを置いた瞬間これが飛んできて大逆転ということが良くあった。


また、このカードのせいでトランプルのルールが変更された。
当初のルールでは、トランプルを持つクリーチャーが与える戦闘ダメージは、一旦全てブロック・クリーチャーに割り振られた後、「溢れた」ダメージが改めてプレイヤーに割り振られると言う仕組みであった。
ダメージの割り振りが2度発生しているため、この置換効果も2度適用されてしまうのである。 例えば、ボール・ライトニング/Ball Lightningを2/2クリーチャーでブロックすると、まず「2/2クリーチャーに(パワー6の2倍の)12ダメージ」が与えられ、この余剰の10ダメージが再度プレイヤーに割り振りされた結果、プレイヤーに(余剰の2倍の)20点のダメージが与えられた。

  • しかし、ブロックしなかった場合には「倍付け」が1度しか起こらないので、かえってダメージが減るというおかしなことになっていた。上記の例では、6×2点で12点しかダメージが与えられない。
  • 現在のルールでは戦闘ダメージは「クリーチャーとプレイヤーに同時に1タイミングで割り振り」になっているので、上記例ではプレイヤーに4点割り振ってそれが2倍で8点ダメージとなるだけである。

  • この場合の「発生源」はダメージの発生源を意味する。特に指定が無いので、あらゆるダメージが2倍になる。
  • 「同一のイベントにつき同じ置換効果を2度以上適用する事は出来ない」のルールにより、このカード単体で無限ループを起こす事は無い。
  • ただし、これ自体が複数にあれば、それぞれの効果が適用され、ダメージが4倍、8倍・・・といった感じに増加する。(別のオブジェクトがそれぞれ持つ置換効果であるため、「同じ」置換効果ではない)
  • ライフ失う」ことは、「ダメージ」とは別物なので、この置換効果の影響を受けない。
  • ペインランドとの相性は最悪。文字通り痛みが半端ではない。
  • 第9版を選ぼうにおいて、理由なき暴力/Gratuitous Violenceを破り再録された。
  • 第10版では、普通に再録

参考

QR Code.gif