ルートウォーターの泥棒/Rootwater Thief

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実に[[青]]らしい能力を持たせた[[クリーチャー]]。
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実に[[青]]らしい[[能力]]を持った[[クリーチャー]]。
  
数枚の[[キーカード]]に頼っているデッキはひとたまりもないだろう。
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[[ネメシス]]に収録された[[インビテーショナルカード]]
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デュエリスト・[[インビテーショナル]]1999優勝者、[[Michel Long]]によってデザインされた。
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元のデザインはこんな感じ。
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Long's Merfolk/ロングのマーフォーク (1)(青)
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*[[ヴィンテージ]]では[[フィッシュ#エターナル|フィッシュ]]や[[マーフォーク (デッキ)#ヴィンテージ|マーフォーク]]で見かける。[[コンボデッキ]]や、1枚[[挿す|挿し]]の多い[[シルバーバレット]]を多用するデッキが溢れ返っているのが採用されている理由。
クリーチャー ― マーフォーク(Merfolk)
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*後にこの[[能力]]が単体で[[カード]]となる。→[[摘出/Extract]]
(青):ロングのマーフォークはターン終了時まで飛行を得る。
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ロングのマーフォークがプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、あなたはその
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プレイヤーのライブラリーからカードを1枚探し、そのカードをゲームから
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取り除いてもよい。その後、そのプレイヤーは自分のライブラリーを切り直す。
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つまりは現在マナを払っている[[誘発型能力]]に、マナを払わなくてよいというもの。
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カードの強力さもさることながら、毎回使われてはゲームとして面倒ということで、現在の能力に変更された。
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それ以外はほぼデザイン通りとなっている。本人の案がすんなり通った例と言えよう。
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*後にこの[[能力]]が単体でカードとなる。 →[[摘出/Extract]]
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==インビテーショナルカード==
*Michel Longにこのカードを出してサインを求めると、テキスト中の(2)を塗りつぶしたうえでサインをしてくれる。
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このカードは[[インビテーショナル99]]優勝者、[[Mike Long]]によってデザインされた[[インビテーショナルカード]]である。
*ちなみにインビテーショナル・カードの[[日本語画像:Rootwater Thief|イラスト]]はその製作者がモデルとなるが、このカードに関してはマイク・ロングは「ルートウォーターの泥棒に襲われている人」として登場している。
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*[[フィッシュ#eternal|ヴィンテージ]][[フィッシュ]]で見かける。[[コンボ]]デッキや、一枚挿しの多い[[シルバーバレット]]を多用するデッキが溢れ返っているのが採用されている理由。
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元のデザインは以下のような感じ。
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{{カードテキスト
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|カード名=Long's Merfolk / ロングのマーフォーク
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|コスト=(1)(青)
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|タイプ=クリーチャー — マーフォーク(Merfolk)
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|カードテキスト=(青):ロングのマーフォークはターン終了時まで飛行を得る。<br>ロングのマーフォークがプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、あなたはそのプレイヤーのライブラリーからカードを1枚探し、そのカードをゲームから取り除いてもよい。その後、そのプレイヤーは自分のライブラリーを切り直す。
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|PT=1/2
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つまりは現在マナを[[支払う|支払って]]いる[[誘発型能力]]に、マナを支払わなくてよいというもの。カードの強力さもさることながら、毎回使われては[[ゲーム]]として面倒ということで、現在の能力に変更された。それ以外はほぼデザイン通りとなっている。本人の案がすんなり通った例と言えよう。
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*Mike Longにこのカードを出してサインを求めると、テキスト中の(2)を塗りつぶしたうえでサインをしてくれる。
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*ちなみにインビテーショナル・カードの{{Gatherer|id=22889}}はその製作者がモデルとなるが、このカードに関してはMike Longは「ルートウォーターの泥棒に襲われている人」として登場している。
  
 
==参考==
 
==参考==
 
*[[ルートウォーター/Rootwater]]([[背景世界/ストーリー用語]])
 
*[[ルートウォーター/Rootwater]]([[背景世界/ストーリー用語]])
*[[カード個別評価:マスクスブロック]]
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*[[カード個別評価:ネメシス]] - [[レア]]

2020年4月17日 (金) 01:59時点における最新版


Rootwater Thief / ルートウォーターの泥棒 (1)(青)
クリーチャー — マーフォーク(Merfolk) ならず者(Rogue)

(青):ターン終了時まで、ルートウォーターの泥棒は飛行を得る。
ルートウォーターの泥棒がプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、あなたは(2)を支払ってもよい。そうしたなら、そのプレイヤーのライブラリーからカードを1枚探し、そのカードを追放し、その後そのプレイヤーはライブラリーを切り直す。

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実にらしい能力を持ったクリーチャー

数枚のキーカードに頼っているデッキはひとたまりもないだろう。対戦相手ライブラリーを覗くことでそのデッキタイプ手札を推察できる利点もある。

スタンダードにおいては、フィッシュ対立など青いクリーチャーデッキも存在する環境であったが、あまり見かけるカードではなかった。能力にかかるマナが意外と重い点もそうだが、そもそも対立/Opposition静態の宝珠/Static Orbによる準ロックがある状況でライブラリーからのカード除去がそれほど必要でなかった点が大きい。

[編集] インビテーショナルカード

このカードはインビテーショナル99優勝者、Mike Longによってデザインされたインビテーショナルカードである。

元のデザインは以下のような感じ。


非公式/非実在カード

Long's Merfolk / ロングのマーフォーク (1)(青)
クリーチャー — マーフォーク(Merfolk)

(青):ロングのマーフォークはターン終了時まで飛行を得る。
ロングのマーフォークがプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、あなたはそのプレイヤーのライブラリーからカードを1枚探し、そのカードをゲームから取り除いてもよい。その後、そのプレイヤーは自分のライブラリーを切り直す。

1/2


つまりは現在マナを支払っている誘発型能力に、マナを支払わなくてよいというもの。カードの強力さもさることながら、毎回使われてはゲームとして面倒ということで、現在の能力に変更された。それ以外はほぼデザイン通りとなっている。本人の案がすんなり通った例と言えよう。

  • Mike Longにこのカードを出してサインを求めると、テキスト中の(2)を塗りつぶしたうえでサインをしてくれる。
  • ちなみにインビテーショナル・カードのイラストはその製作者がモデルとなるが、このカードに関してはMike Longは「ルートウォーターの泥棒に襲われている人」として登場している。

[編集] 参考

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