双呪

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|英名=Entwine
 
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|種別=[[常在型能力]]
 
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|登場セット=[[ミラディン・ブロック]]<br>[[モダンホライゾン]]<br>[[統率者2019]]<br>[[モダンホライゾン2]]
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==解説==
 
==解説==
双呪[[コスト]]を支払うことで、本来ならば指示された数しか選べないモードをすべて選べるようになる能力である。双呪を持つ呪文は必ずモードを持っている。
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[[追加コスト]]を支払うことで、本来ならば指示された数しか選べないモードをすべて選べるようになる能力である。双呪を持つ呪文は必ずモードを持っている。
  
[[モダンホライゾン]]、[[統率者2019]]、[[モダンホライゾン2]]でも新規カードが登場した。
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[[モダンホライゾン]]、[[統率者2019]]、[[モダンホライゾン2]]、[[ファイレクシア:完全なる統一統率者デッキ]]でも新規カードが登場した。
  
 
===ルール===
 
===ルール===
*双呪により全てのモードが選択されたとき、その解決する順番は[[ルール文章|テキスト]]中の順番に従う。
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[[モード]]、[[追加コスト]]も参照のこと。
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*双呪により全てのモードが選択されたとき、その解決する順番は[[ルール・テキスト]]中の順番に従う。
 
**例えば、[[力の確約/Promise of Power]]を双呪モードで[[唱える]]場合なら、必ず先に5枚[[引く]]方が処理される。これにより、後で[[解決]]する[[トークン]]の[[パワー]]と[[タフネス]]も影響を受ける。
 
**例えば、[[力の確約/Promise of Power]]を双呪モードで[[唱える]]場合なら、必ず先に5枚[[引く]]方が処理される。これにより、後で[[解決]]する[[トークン]]の[[パワー]]と[[タフネス]]も影響を受ける。
 
*各モードは独立の[[イベント]]として処理される。しかし、1つの呪文の解決中に他の呪文を唱えたり[[能力]]を[[起動]]したりすることはできないので、各モードの処理の間に[[対応して]]何かすることはできない。
 
*各モードは独立の[[イベント]]として処理される。しかし、1つの呪文の解決中に他の呪文を唱えたり[[能力]]を[[起動]]したりすることはできないので、各モードの処理の間に[[対応して]]何かすることはできない。

2024年5月18日 (土) 23:33時点における最新版

双呪/Entwine
種別 常在型能力
登場セット 多数
CR CR:702.42

双呪(そうじゅ)/Entwineは、ミラディン・ブロックで初登場したキーワード能力スタック上にある間に機能する常在型能力である。


Promise of Power / 力の確約 (2)(黒)(黒)(黒)
ソーサリー

以下から1つを選ぶ。
・あなたはカードを5枚引き、5点のライフを失う。
・飛行を持つ黒のX/Xのデーモン(Demon)・クリーチャー・トークンを1体生成する。Xは、あなたの手札のカードの枚数である。
双呪(4)(あなたが双呪コストを支払った場合、両方を選ぶ。)


[編集] 定義

双呪 [コスト]/Entwine [コスト]」は、「あなたは、この呪文モードを指示された数だけ選ぶ代わりに、すべてのモードを選んでもよい。そうしたなら、あなたは[コスト]を追加で支払う。」を意味する。

[編集] 解説

追加コストを支払うことで、本来ならば指示された数しか選べないモードをすべて選べるようになる能力である。双呪を持つ呪文は必ずモードを持っている。

モダンホライゾン統率者2019モダンホライゾン2ファイレクシア:完全なる統一統率者デッキでも新規カードが登場した。

[編集] ルール

モード追加コストも参照のこと。

  • 双呪により全てのモードが選択されたとき、その解決する順番はルール・テキスト中の順番に従う。
  • 各モードは独立のイベントとして処理される。しかし、1つの呪文の解決中に他の呪文を唱えたり能力起動したりすることはできないので、各モードの処理の間に対応して何かすることはできない。
  • ミラディン・ブロックでは2モードから1つ選ぶ呪文のみであったが、3つ以上のモードから2つ以上選ぶような場合もすべて選ぶことができるよう定義されている。

[編集] その他

  • 双呪を持つ呪文は、基本的にそれぞれのモードが相互効果を持つか、イメージ的に相反するかの2タイプに分かれている。
  • 「Entwine」は「絡み合わせる」といった意味で、「2つ(双)」の意味は持ち合わせてない。ただし「Twin」と同じ語源であること、初出はいずれも2つのモードを持つことからの意訳か。
    • ミラディン・ブロックでは2つのモードを持つ呪文しか存在しないため問題は無かったが、モダンホライゾンでモードを4つ持つケイヤの手管/Kaya's Guileが登場してしまった。
  • 魔除けの新しいバリエーションを模索していたMark Rosewaterが、ミラディンのデザインの締め切り直前に夢の中で思いついたアイディアが元になっている[1]
  • 発展バリエーションに増呪がある。
    • ゼンディカーの夜明け碑文サイクルは双呪と増呪の合いの子のような能力を持ち、1回の追加コストで任意の数のモードを選べるようになっている。キッカーを使ったデザインになっており、奇しくもR&Dの言うところの「キッカーは便利すぎる(追加コストを使ったメカニズムはキッカーで表現できてしまう)」ことの一つの証左であろう。

[編集] 参考

  1. Maro's Command/マローの命令(Making Magic 2015年4月13日)

引用:総合ルール 20231117.0

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