告別/Farewell

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2024年3月10日 (日) 01:34時点におけるYoidome (トーク | 投稿記録)による版
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Farewell / 告別 (4)(白)(白)
ソーサリー

以下から1つ以上を選ぶ。
・すべてのアーティファクトを追放する。
・すべてのクリーチャーを追放する。
・すべてのエンチャントを追放する。
・すべての墓地を追放する。


これまでありそうでなかった性能を持つ大規模リセットカードアーティファクトクリーチャーエンチャント墓地、それぞれを全て追放する4つのモードを望む数だけ選べる。最後の裁き/Final Judgment上位互換

過去のモード付き全体除去である浄化の輝き/Cleansing Nova質素な命令/Austere Commandと比べると、プレイヤーが望む範囲のカードだけを選んで除去可能というのが、大きな違い。厄介なクリーチャーと機体をまとめて吹き飛ばしつつ、こちらが設置しているエンチャントはそのまま、といったコントロールデッキがこれまで欲しかった使い方が可能である。また、エシカの戦車/Esika's Chariotのような複合的な脅威を1枚で対処することもできる。さらには破壊でなく追放であり、墓地対策も兼ね備えると至れり尽くせりである。 神河:輝ける世界ではアーティファクトとエンチャント、イニストラード:真夜中の狩りイニストラード:真紅の契りでは墓地、と参入時の直近セットでフィーチャーされている要素に対応できるのも強み。神河、ファイレクシアでそれぞれエンチャントクリーチャーやアーティファクトクリーチャーが多く登場したのも追い風となっている。

扱いやすく強力なカードだが、プレインズウォーカーを追放するモードがないのが玉に瑕。登場時のスタンダードには、コントロールデッキが1ターンでも早く除去したい勝負服纏い、チャンドラ/Chandra, Dressed to Kill群れの希望、アーリン/Arlinn, the Pack's Hopeといったアグレッシブな性能を持つプレインズウォーカーが存在し、これらに干渉できないことが歯痒い局面もあるだろう。ソーサリータイミングのリセットカードの常ではあるが、登場時のスタンダードで幅を利かせるミシュラランドには干渉できない。

また、強力な効果相応に6マナ重いのもネック。同パックの永岩城の修繕/The Restoration of Eiganjoの土地加速を活用することで白単色でも5ターン目に起動可能になり対アグロとして間に合うラインに入るものの、今度は対アグロに有力なクリーチャーである建築家ごとの追放となるのが痛し痒し。このカード固有の強さはむしろクリーチャー以外の除去部分であり、全体除去というより全体除去も選択肢に入る対中速以下のデッキ用のカードなので、デッキ内の全体除去枠の配分にはそのつもりで注意していきたい。

スタンダードでは登場直後から[白黒ビートダウン#ゼンディカーの夜明け〜ニューカペナの街角期|オルゾフ・ミッドレンジ]]やエスパー・フレンズなどにおいて、主にサイドボードで採用されていた。ローテーション後のイニストラード:真夜中の狩り〜機械兵団の進軍:決戦の後に期でもエスパー・ミッドレンジ白単ミッドレンジなどで採用されており、鏡割りの寓話/Fable of the Mirror-Breaker禁止後のエスパー・コントロールなどではメインデッキ採用も見られた。イニストラード:真夜中の狩り〜サンダー・ジャンクションの無法者期でもアゾリウス・コントロールなどで採用され、太陽降下/Sunfallともども対抗手段に乏しい全体除去として活躍している。

パイオニアでもアゾリウス・コントロールアゾリウス・ロータスで採用される。

ルール

  • 解決時には選ばれた効果が、上から順番に処理される。
    • クリーチャーが戦場を離れることを参照するアーティファクトが戦場に存在していたとしても、その前にアーティファクトが追放されるのでその能力が誘発することはない。以下クリーチャー、エンチャント、墓地のカードに対しても同じ。
    • ポータブル・ホール/Portable Holeなど自身が戦場を離れるまでカードを追放するパーマネントとの相互作用に注意。それらは解決中でも戦場を離れた直後に追放していたパーマネントを戦場に戻す。アーティファクトがクリーチャーやエンチャントを効果により追放していたなら、戻ってきたクリーチャーやエンチャントは告別の次の効果により追放される。

脚注

  1. 2022年9月28日号(週刊マジックニュース 2022年9月28日)

参考

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