広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse

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[[基本土地]]限定の[[フェッチランド]]。
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[[基本土地]]限定の[[フェッチランド]]。[[サーチ]]してきた[[土地]]が[[タップイン]]になるが、[[戦場に出す|戦場に出して]]すぐ[[起動]]できる。
[[サーチ]]してきた[[土地]]が[[タップイン]]であるのが欠点だが、[[]]に出せばすぐ[[起動]]できる[[軽い|軽さ]]が魅力。
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[[色マナ]]の安定、[[デッキ圧縮]]のどちらの点から見ても優秀と思われる。
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[[構築]]では、各種[[コントロール#deck|コントロールデッキ]]に採用されて[[マナ基盤]]の安定に一役買っている。
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<!-- ただ[[ショックランド]][[多色]]化している[[デッキ]]では基本土地の出番がない場合も多く、そういう意味でデッキを選ぶカードかもしれない。
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[[起動コスト]][[マナ]][[ライフ]]などを必要としないため、手軽に[[色マナ]]の安定化や[[デッキ圧縮]]が行える。基本的に[[多色デッキ]]に使用されるが、2[[色]]でも[[ヴァラクート]]等土地バランスを偏らせたい場合に採用される。
ただ現在は[[多色]]中心の[[環境]]であり
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「現在」や「昔」などといった言葉はなるべく使わず、「2003年夏ごろ」「オンスロート発売当初」など、時期もしくはそのときのエキスパンション名を明記しましょう。
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ラブニカがスタンダード落ちした現在、本当に多色環境かも未知数です。 -->
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[[リミテッド]]では、無条件で安定性を高められるので、[[ピック]]したら[[単色]]でもない限り必ず投入される[[カード]]。
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[[構築]]では、[[時のらせんブロック構築]]や[[スタンダード]]において様々な多色デッキに採用されている。[[リミテッド]]では、無条件で安定性を高められるので、[[ピック]]したら[[単色デッキ]]でもない限り必ず投入される[[カード]]。[[コモン]]なのもありがたい。
この性能にも関わらず[[コモン]]なのもありがたい。
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*先輩である[[堆石堤/Terminal Moraine]]と比べると[[起動]][[マナ]]が不要な反面、自身はマナを出すことが出来なくなっている。
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[[多色土地]]の選択肢が乏しい[[パウパー]]でもしばしば採用される。[[統率者戦]]でも、のちに登場した[[同型再版]]の[[進化する未開地/Evolving Wilds]]と共にデッキの基本構成の1つである。
*[[世界のるつぼ/Crucible of Worlds]]で、毎[[ターン]]運用すると[[Thawing Glaciers]]以上のデッキ圧縮になる。
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<!-- -[[ミラージュ]]の[[フェッチランド]][[サイクル]]より大幅に改善されている。
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*[[世界のるつぼ/Crucible of Worlds]]で毎[[ターン]]運用すると、[[Thawing Glaciers]]以上のデッキ圧縮になる。
[[デュアルランド]]を引っ張れないので[[上位互換]]ではないものの、大抵は取って代わって使えるだろう。
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*進化する未開地の先輩であるのだが、[[闇の隆盛]]以降の[[本流のセット]]での[[再録]]は、原則として進化する未開地が担当している。[[統率者戦用セット]]では多くの[[構築済みデッキ]]で両者揃って収録されている。
デュアルランドの使えるフォーマットではまず無理。ショックランドのことだけを考えても難しいといえる。 -->
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**進化する未開地が優先される件について、[[Mark Rosewater]]は「多くの[[次元/Plane]]で扱うにあたり、[[カード名]]や[[フレイバー]]性がより適している」という点が主な理由であろうと述べている<ref>[https://markrosewater.tumblr.com/post/615028300738330624/hi-mark-i-just-saw-in-the-full-spoiler-the Hi Mark, I just saw in the full spoiler the...]([[Blogatog]] [[2020年]]4月10日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>。
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***[[ファイレクシア:完全なる統一]]では、[[基本セット2011]]以来約12年ぶりに本流のセットで再録。[[新ファイレクシア/New Phyrexia]]のフレイバーを表現するためにふさわしかったのだろう。
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*[[統率者2014]]の日本語版では、カード名が通常よりも小さいフォントで印刷されてしまっている({{Gatherer|id=391401|カード画像}})。
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*初出から約14年間{{Gatherer|id=133713}}が[[時のらせん]]版の一種類しか存在しなかったが、[[Jumpstart]]での再録時に念願の{{Gatherer|id=489662|新規イラスト}}を獲得。その後[[ウォーハンマー40,000統率者デッキ]]({{Gatherer|id=582550}})、[[ファイレクシア:完全なる統一]]({{Gatherer|id=604096}})でも新規イラストを得ている。
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*カード名は[[誤訳]]と思われる。[[広漠なるスカイクラウド/Skycloud Expanse]]も参照のこと。
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==関連カード==
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*[[堆石堤/Terminal Moraine]] - [[基本土地]]を[[サーチ]]する、先輩にあたるカード。[[能力]]の[[起動コスト]]にマナが必要だが、[[マナ能力]]を持つ。([[プレーンシフト]])
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*[[進化する未開地/Evolving Wilds]] - [[同型再版]]。([[エルドラージ覚醒]])
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*[[虹色の眺望/Prismatic Vista]] - 起動コストに1点の[[ライフ]]が追加で必要となったが、サーチした土地は[[アンタップイン]]。([[モダンホライゾン]])
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*[[寓話の小道/Fabled Passage]] - [[土地]]を4つ以上[[コントロール]]していれば、サーチした土地が[[アンタップ]]される[[上位互換]]。([[エルドレインの王権]])
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*[[脱出トンネル/Escape Tunnel]] - [[タップ]]して[[生け贄]]に捧げることで[[パワー]]2以下の[[クリーチャー]]1体を[[ブロックされない|ブロックされな]]くする[[起動型能力]]も持つ上位互換。([[カルロフ邸殺人事件]])
  
 
==参考==
 
==参考==
*[[http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/arcana/1242|壁紙]]([[WotC]])
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<references/>
*[[カード名国語辞典]]
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*[https://web.archive.org/web/20080616121600/http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/arcana/1242 壁紙(Internet Archive)] ([[WotC]] 2007年1月5日)
*[[カード個別評価:時のらせんブロック]]
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*[[カード名国語辞典#広漠|広漠]]([[カード名国語辞典]])
*[[カード個別評価:10版(10th)]]
+
*[[土地サーチカード]]([[機能別カードリスト]])
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*[[カード個別評価:ファイレクシア:完全なる統一]] - [[コモン]]
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*[[カード個別評価:時のらせん]] - [[コモン]]
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*[[カード個別評価:基本セット2011]] - [[コモン]]
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*[[カード個別評価:基本セット2010]] - [[コモン]]
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*[[カード個別評価:第10版]] - [[コモン]]
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*[[カード個別評価:Jumpstart]] - [[コモン]]
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*[[カード個別評価:統率者マスターズ]] - [[コモン]]
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*[[カード個別評価:アルティメットマスターズ]] - [[コモン]]
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*[[カード個別評価:Modern Masters]] - [[コモン]]
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*[[カード個別評価:統率者レジェンズ]] - [[コモン]]
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*[[カード個別評価:時のらせんリマスター]] - [[コモン]]

2024年2月3日 (土) 22:32時点における最新版


Terramorphic Expanse / 広漠なる変幻地
土地

(T),広漠なる変幻地を生け贄に捧げる:あなたのライブラリーから基本土地カード1枚を探し、タップ状態で戦場に出す。その後、ライブラリーを切り直す。


基本土地限定のフェッチランドサーチしてきた土地タップインになるが、戦場に出してすぐ起動できる。

起動コストマナライフなどを必要としないため、手軽に色マナの安定化やデッキ圧縮が行える。基本的に多色デッキに使用されるが、2でもヴァラクート等土地バランスを偏らせたい場合に採用される。

構築では、時のらせんブロック構築スタンダードにおいて様々な多色デッキに採用されている。リミテッドでは、無条件で安定性を高められるので、ピックしたら単色デッキでもない限り必ず投入されるカードコモンなのもありがたい。

多色土地の選択肢が乏しいパウパーでもしばしば採用される。統率者戦でも、のちに登場した同型再版進化する未開地/Evolving Wildsと共にデッキの基本構成の1つである。

[編集] 関連カード

[編集] 参考

  1. Hi Mark, I just saw in the full spoiler the...Blogatog 2020年4月10日 Mark Rosewater著)
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