置換効果

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2011年9月24日 (土) 23:20時点におけるSk (トーク | 投稿記録)による版
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置換効果/Replacement Effectとは、あるイベントを他のイベントに置き換える効果を指すルール用語。継続的効果の一種である。

「Aする代わりにBする」という書式が通常用いられる。この場合、置換されたAのイベントは起こったことにならない。


Words of Wind / 気流の言葉 (2)(青)
エンチャント

(1):このターン、次にあなたがカードを引く代わりに、プレイヤーはそれぞれ自分がコントロールするパーマネントを1つ、オーナーの手札に戻す。


あるイベントに対して適用可能な複数の置換効果や軽減効果があるならば、「その影響を受けるプレイヤー(または影響を受けるオブジェクトコントローラー)がそのうち一つを選び、それを適用する」。まだ適用可能な置換効果か軽減効果が残っている限り、この手順を繰り返す。このとき、その中に自己置換効果があるならば、その中から選ばなくてはならない。

オブジェクトが戦場に出ることを置換する置換効果が複数ある場合、以下の順で選ばなくてはならない。同種のものがある場合は好きな順で適用してよい。

  1. オブジェクトが戦場に出る際のコントローラーを変更する効果(標本集め/Gather Specimensなど)
  2. 何らかのコピーとなる効果(クローン/Clone荒れ野の本質/Essence of the Wildなど)
  3. その他の効果
  • コピー効果の順番は、イニストラード発売に伴う総合ルール変更の際に指定された。それ以前は他の効果と同様の扱いをされていた。

置換効果を適用することによって、イベント発生源が変わることはない。置き換えられたイベントを実行するのは、あくまで元のイベントを実行しようとしていたものである。

「あなたはXしてよい。そうした場合、Yする」という種類の能力の場合、Xを別のイベントに置換したとしても、(置換したイベントを行ったならば)Yのイベントは発生する。

  • 例:知恵の蛇/Ophidianでカードを1枚引くことを選んだとき、それを発掘で置き換えたとしても、知恵の蛇は戦闘ダメージを与えない。

戦場に出ることに対する置換効果を含む能力を持つパーマネントが戦場に出る場合、それがそのパーマネント自身に影響を及ぼすのは、その置換効果が自身にのみ影響する場合に限る。いずれにせよそのパーマネントと同時に戦場に出る他のパーマネントに対して影響を及ぼすことは無い。

  • 例:夢の宝珠/Orb of Dreamsの能力は、戦場に出ようとする全てのパーマネントに影響し、自身のみに限定されていない。そのため自身が戦場に出ることを置換せず、単体ではアンタップ状態で戦場に出る。また、夢の宝珠と同時に戦場に出るパーマネントもアンタップ状態である。

戦場に出ることに対する置換効果がどのように適用されるかは、そのパーマネントが戦場に出る時点で取るであろう特性を見る。このとき考慮するのは

  1. 戦場に出ることに影響を及ぼす置換効果のうちですでに適用したもの
  2. 呪文や能力の解決によって生成された継続的効果のうちでスタック上にある時点でそのパーマネントの特性を変更したもの
  3. そのパーマネントの常在型能力からの継続的効果

のみである。それ以外の、他の発生源からの常在型能力は考慮しない。

戦場に出ることに対する置換効果のうち、他のオブジェクトの領域を移動させる効果は、戦場に出ようとしているそのオブジェクト自身を戦場に出ないようにすることはできない。

参考

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