苦花/Bitterblossom

提供:MTG Wiki

2015年10月24日 (土) 10:49時点における紙餅 (トーク | 投稿記録)による版
移動: 案内, 検索

Bitterblossom / 苦花 (1)(黒)
部族 エンチャント — フェアリー(Faerie)

あなたのアップキープの開始時に、あなたは1点のライフを失い、飛行を持つ黒の1/1のフェアリー(Faerie)・ならず者(Rogue)クリーチャー・トークンを1体生成する。


モーニングタイドで登場したトークン生成エンチャント。毎ターン1点のライフと引き換えに1/1飛行フェアリークリーチャー・トークンを1体生成する。

神の怒り/Wrath of Godなどの全体除去を多用するコントロールデッキに対しては戦場を一掃されてもトークンで攻撃を継続できる上、トークン生成時のライフロスもあまり気にならないため、中速のビートダウンデッキにはよく適したカード

また、毎ターン自動的にチャンプブロック要員を手に入れられるため、守りにも使える。トークンはい飛行クリーチャーであるため、畏怖と飛行という主要2つの回避能力に対応できる点が優れている。ライフロスがあるにもかかわらずコントロールデッキにも頻繁に用いられるのはそのため。出した後の敵行動を対処できれば受身でも勝ちが転がり込むため、パーミッションとの相性も良い。

フェアリーデッキメタの一角に押し上げた張本人であり、その他にも黒緑ビートダウン黒赤トークンなど、採用されたデッキタイプは幅広い。

純粋なパワーカードであるが、メタゲームに左右される部分も大きい。青黒のフェアリーデッキを例に取ると、スタンダードでは4枚投入が当然とされるが、エクステンデッドではメインデッキには採用されない方が主流だった。しかしエターナルクラシックでは、やはり多めに積まれることが多い。これは、エクステンデッドではZooバーンなどの速攻デッキが流行していたため。

当時のスタンダードでは飛行や畏怖よりもトランプルプロテクション(黒)の方が突破力が高いと言われる、ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Cliqueを始めとするタフネス1クリーチャーの採用が躊躇われるなど、環境に大きな影響を与えていた。また、2ターン目にこれを置かれるとどうしようもないデッキもあり、「この環境は2ターンキルがある」などと揶揄されることもあった。

スタンダード時代のようなフェアリーデッキの暴走を避けるため、モダンでは公式フォーマット化と同時に禁止カードに指定された。その後2014年2月7日(2月3日告知)より、モダン環境が進化したことでカードパワーが妥当なレベルになったという判断から、禁止が解除された(告知/翻訳)。解禁後しばらくは目立った結果を出せなかったが、真面目な訪問者、ソリン/Sorin, Solemn Visitorの登場によりライフロスを補えるようになった白黒トークンで花開いた。

参考

QR Code.gif